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百五十三話寝てる間に邪神が倒されていた件

目が覚めたので邪神の様子を...


あれ?映像に邪神映ってないんですけどー


「女神、起きてください、邪神がいないんですけど」


『王子様のキスで起こしておくれー』


「...」


俺は迷わず女神の両鼻に指をぶっさした


『ふぎゃー!!なにをするのじゃー!!』


「はい、起きた」


指には女神の鼻クソがごっそりと...ぺろっ


「うわー鼻クソの味や」


『...そりゃそうじゃ』


これ以上はいらないので女神に返却した


『おぬし、服でふくな...』


女神の白い服の一部が鼻クソ色に染まった



「というより邪神がいないんですよ」


『ちょっと着替えて...なに!?邪神が......いない!!』


女神は映像の時間を巻き戻し倍速で再生する


『おぬしの爆散で邪神がひっくり返ってそこから...最後は光で消滅か...どうやら勇者が倒したようじゃな』


「とーちゃんかどうやったんやろ?」


『黄金の光じゃからこれが虫に見えたのじゃろう』


「うわーGに見えるわ、というかなんで黒くなってんの?」


『おぬしの爆散に巻き込まれて黒焦げ状態になったんじゃな』


「そんなにあれ強いんですか?」


『いやーサイレント強化で強くしすぎたようじゃ』


「サイレント強化って」


『あとおぬし邪神にダメージを与えたんじゃからレベルがものすごく上がっておるはずじゃ』


「そうなんですか?」


俺はレベルを確認する!?



ゆうた11歳

職業〈魔王〉

レベル100(+18)MAX

HP141/141(+18)

力503(+90)

防御126(+18)

知力503(+90)

器用10

俊敏112(+18)

MP500/500(+90)

スキル〈弱体化〉〈爆散〉〈ヘイト管理〉〈みかんの力〉〈精霊召喚〉〈魔王〉〈エア操作〉〈爆裂〉〈忍者〉〈飛翔〉〈浮遊〉〈再生〉〈巨大化〉

属性全



「俺はいつ十一歳になってたんですか?」


『昨日戻ってきたときじゃ』


「俺が来てから一年経ったんですか?」


『さあ?数えてないからわからぬ』


「...」


『それより相談したいことがある、おぬしのスキルのことじゃ』


「どのスキルですか?」


『まずは弱体化スキルじゃ』


「どうするんですか?」


『自分自身にかけられるようにするぞ』


「それってどうなんですか?」


『おぬしの好きにしたらいい、それで爆散スキルと爆裂スキル、ややこしいじゃろ?爆散スキルを消去して新しいスキルに変更する、あと爆散スキルが強すぎるからというのもある』


「それで新しいスキルとは?」


『自動再生じゃ、おぬしに必要そうじゃからな、それに伴い再生スキルは自動再生に移行するぞ』


「まあ再生する前に爆発しちゃいましたからね」


『最後に、ガチャン、おぬしは鎖から解放されたぞ』


俺の右腕についていた鎖がとうとうはずれた


「おー、とうとう重りがとれるんですね」


『十分おぬしは強くなったしこんな補助ツールいらんじゃろ』


「補助ツール?」


『まあおぬしを無理やり強くするためちょうどいいところきおいといたのじゃ』


この鎖で七個のスキルを獲得したからな、今までありがとう


『さて、わらわの話は終わった、ゆうた、なにか聞きたいことはあるか?』


「あのー、邪神倒されましたけどこれからどうしたらいいんですか?」


『いい質問じゃな、だがそれはじきにわかることじゃろう、では行ってくるのじゃ』






「ただいまー」


「...」あれ?誰もいいひんのか?


魔王軍本部に帰ってきたが誰もいないようだ


「だっだいまーーー!!」


聞こえてないかもしれないので一応叫んでおく


「...」


誰もいない、こういうときはあいつを呼ぶ


「あー誰もいないなんて気のせいかー(棒)」


『気のせい(じょう)です、ゆうた戻ってきたんですね』


「うーん、”さん”が抜けてるー」


『よく気付きましたね、ゆうたさんに気のせいポイントあげちゃいます』


「はいどうも、それでみんなどこ行ったんや?」


『王城で縮小パーテーを』


「もしかして祝勝パーティー?」


『それです、ゆうたさんも行きましょう』


気のせいが手を引っ張ってくる


「ちょっと待って、俺城の一部破壊したし出禁じゃないん?」


滝汗とかしのぶみたいに...


『大丈夫ですよ、あれは事故ですから、それよりゆうたさん...いいものがもらえますよ』


なんか今の間が気になるがまあいいか


「大丈夫なんやったら行こか」






王城では祝勝パーティーが開かれているようだ

会場にはもちろん窓からこっそりと入った


「ん、ゆうた明日私と決闘して」


「え?」


なんかいきなり波に決闘を申し込まれた

場所は武闘大会と同じとこ、時間は明日の昼からって


「「おー!!」」


なんか盛り上がっとる...


「なあ死神、なんで波が俺に決闘を?」


「さあ?」


わからんのかい、使えねーなー


「フレアさんわかりますか?」


「魔王様はお強いからですよ、強い者と戦いたくなる、そんな時期なのじゃないですか?」


そうなんかな?


「そうだ、強い者と戦うときは腕がなるからな」


このタンクトップの獣人のおっさん確か獣王やったな、というか腕がなるってなんやねん

なってるんやったら折れてるんちゃう?


「わいはまあ見れへんしいいわ」


「せっしゃも見られなくて残念でござる」


『私は見られます』


滝汗はちょっと可哀想やけどしのぶは...焼いたんやろが

自業自得よ、というか気のせい煽るな


「わたくしはゆうたくんのマッチョなところが見てみたいですわ」


おいおい俺はマッチョになる予定はない


「私も見てみたいわ、ゆうたがマッチョ...ぷぷっ」


えりちゃん、急に現れて笑いにくるなよ

というか俺はえりちゃんとちゃんと向き合わないといけない、ダジャレじゃないで


「えりちゃん、今晩話せえへん?」


「今日はちょっと臭いからごめん」


なんか予想外のフラれかたしたんだが...


「ドンマイっす」


ユニさん...薬草取りに行ってる最中に邪神が倒されていたと思われる人だ


「大丈夫や、また今度があるって」「ゆうたなら大丈夫」

とーちゃんかーちゃん、ありがとう


「やあゆうたくん」


メカさんが話しかけてきた


「どうしたんですか?」


「明日王城に来てくれ、王様と謁見してもらう」


「え!?えっけん!?」


もしかして怒られるかも?と思ったゆうたであった

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