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百四十七話邪神召喚の儀式

ここは王都ヘイアンより北西タンゴより南の森です


この辺りは彼らによって拓かれた邪神討伐の地だ

今は邪神召喚用の祭壇が設営されている


「ただいまより邪神召喚の儀式を執り行います」


邪神教団のとんがり頭が宣言した


「土偶くん、あれを」


「はい、ドラゴンのう○こと秘伝の巻物とアスカ丸です」


「本当にそんなんで邪神召喚できんの?」


さすがのライダーでも疑問に思うらしい


「この石板にできると書いてある」


その女神のメモのような石板にそう書かれている


「それよりライダーさんはこれまでどこにいたんですか?」


「ヘイアンで命のマヨ買い占めてた」


「...」


「それより汚濁、お前なんでアスカ丸持ってたんだ?」


「ドラゴンに刺さっていましたよ」


「というか汚濁さんはどこに行ってたんですか?」


「私は竜宮島でドラゴンと釣りをしていました」


「それを俺が見つけて連れ帰ってきたわけだ」


覚えている人は少ないかもしれないが彼はあの海獣のテイマーだ、彼がテイムしているのはドラゴン、海獣、くびながりゅうだ


「乗りやすいドラゴンを捕まえに行ったらこいつドラゴンを餌付けしてたんだぜ」


「ええ、でもそのおかげであなたは最強のドラゴンをテイムできましたよね」


「ああ、それは感謝している」


「それよりテイマー子供たちはどうした?」


「ちゃんといるぞ、おい!ガキども集合!」


「「はい!」」


この子たちは元帝国の奴隷?だ、扱いは奴隷ではなかったのだが彼らが利用するため帝国からもらってきた


「ぼくたちはなにをすればいいのですか」


「君たちは生け贄要因だ、生け贄と言っても君たちは絶対に生き残ることができるからな」


正しくは生け贄ではなく生きた子供たちがこの場に存在することが必要だと石板に書かれている


なのでこの子たちがひどい目に合うことはないのでご安心を、とも石板に書かれている



「それで邪神が復活したらどうするの?」


「ドラゴンに乗って逃げる!」


「正解」


実はここにいる汚濁、ライダー、土偶くん(スピード土偶)、テイマーはこの子供たちを逃がすための要因だ


戦闘斑は別にいる


「というかここから王都見えるんですね、あと前々から気になっていたのですがなぜこんなところで邪神を召喚するのですか?」


「ミスっても王国騎士とかがなんとかしてくれそうだろ」


「...」


土偶くんは考えるのをやめた


「あとは邪神を誘導できるだろ?」


「だから罠を仕掛けてるのですね」


「そうだ」


土偶くんは納得した、最初のいらない


「それでは改めまして邪神召喚の儀式を執り行います」


とんがり頭は石板を読みながら儀式を進めた






俺と女神と気のせいは世界の中継地の女神空間にやってきた


『さてゆうた、残念なお知らせと残念なお知らせがあるぞ』


「なんですかその残念なお知らせとやらは」


『二つのうちのどちらから聞きたい?』


「うーん、って選びようがないんだが」


『まあそうじゃな、マッチョと邪神どちらから聞きたい?』


『マッチョからでお願いします』「おい」


『マッチョじゃな』


「まあそれでいいです」


でもマッチョってマッチョ姫しか思い付かんのだがなー


『おぬしは今王都におるぞ、以上じゃ』


「ははははは」


マッチョ姫やん


「それで邪神のほうは?」


『王都のすぐ北に召喚されたぞ』


「!?」


ごめんちょっと状況が掴めないのだが


『それはわらわも一緒じゃ、おぬしアスカ丸持ってなかったのか?』


「ドラゴンにとられましたよ、でそれとどんな関係が」


『あれを使って邪神を召喚するんじゃ』


「え?俺ずっと邪神を召喚する武器で戦ってたんですか!?」


『そうじゃ』


「...なんか複雑な気持ちですね」


『それより邪神が復活したんじゃぞ、おぬし戦えるか?』


「まあスキルさえ使えれば」


『あっ、忘れとった、おぬしのスキルを使えるようにするからちょっと待っておくれ』


「...」


さすがにひどい




『よし、できたぞ、でだ今邪神が現れたことをヘイアン国王に知らせた、これで王国騎士団を動かせる、あと今ちょうど四国会議が開かれておってな、各国の猛者が王都に集っておる、ぜひその者たちにも戦ってもらいたい、説得頼むぞ、ゆうた』


「え...」


説得?


『がんばりましょうゆうたさん』


「え...」


お前も味方じゃないと?


『武器スキルも使えるようにしたから』


「え...それバグるんじゃないですか?」


『大丈夫じゃ、正式リリースじゃし、たぶん...』


「たぶんて...」


『まあバグってもおもしろいじゃろ』


開き直るな


『あと世界の全員に武器スキルの知識を入れといたぞ』


「なんですかそのチート技」


『まあ女神じゃからな、では言うこと全部言ったよな?』


「俺に聞かれても」


『あの、それより邪神ってどんなのですか?』


『あっ、忘れておった』


忘れてたやないか


『邪神はのう、でっかい牛じゃ』


「虫?」


『う、し』


「ぶ、ひー」


『誰が豚じゃ』


茶番はおいといて


「牛ってあの牛乳とか牛肉のやつですか?」


『そうじゃ』


「なぜ」


『あ、から順に考えてたら牛にたどり着いただけじゃ』


「あーそーですかー」


『それよりどうやってその牛さんを倒すのですか?』


「うしさんw」


『殴る、以上じゃ、あとステータスはこれじゃ』



邪神

職業〈牛〉

HPX/X

力X

防御X

知力X

器用X

俊敏X

MPX/X

スキル〈突進〉〈ふみつぶし〉〈邪神砲〉〈邪竜召喚〉

特徴、草食



「なんですかこれ数値Xですやん、なんなんですか?」


『Xはカンストじゃ』


「それってやばくないですか?」


『でも殴ったら倒せるはずじゃ』


「あとこの邪なスキルは」


『邪神砲はレーザーみたいなものじゃ、全力で避けろ、邪竜は牛柄のドラゴンじゃ、普通のドラゴンと同程度じゃ、しかも一万匹までしか召喚できない』


「あの、一万って多くないですか?」


『でもいけるじゃろ』


「ははっ強い仲間がいっぱいいますからね」


『そうじゃぞ、なんとしてでも勝ってこい、わらわは待っておるからのう』


『ゆうたさんは任せてください』


『気のせい頼んだぞ』


「じゃあ行ってきます」


『ではいってらっしゃーい』

いやいやアスカ丸のことはどうしたーーー!!

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