百四十三話反省文w
俺と気のせいは四天王最弱のガイの部下に呼び出された
「お二人には反省文を書いてもらいます」
「『はい』」
なんて言われてこの俺がまともな文章書けると思うか?
否、書けるわけないやろがい
ということで今は内容を絶賛考え中です
気のせいは別室で書いてます
一緒に書いたら内容も一緒になっちゃうからね
さて、どう書くか
まあまずは入りやな
このたびはもうしわ...毛が立ちませんわ、はははははっ
ってアカン、なに書いとんねんホンマに
書き直し
このたびはもうしわがけがたちマシマシで
ってなんやねん、もうなに書いとんねんマジで
もうすでにたくさんの紙を消費してしまった
もったいないのでアイテム倉庫に突っ込んでおいた
あーもうスマホさえあったらネット上からとってきて一瞬でコピペできんのに...
あっ女神に聞いたらいいんや
>反省文の書き方教えて
>誰か身近な人のキャラで書くのはどうですか?
いやーいい感じのコピペ元とかくれたらなーって思ってたんやけどな
>それなら女神案が何個かあります
そうじゃないんよなー、まあ一応見るけどさー
>まず用紙に円を書いてください
はいはい書きました、でなにすんの?
>提出します
あかんやん、なんなん女神案て
>追及はされますがミステリーサークルについて語りましょう、そうすれば世界に大きな円ができるでしょう
天使のわっかを装着するのを忘れずに
だからなんなん、それじゃあなんも解決しいひんやろが
>そうですか、ではこれはどうでしょう
もう期待しない
>まず用紙にう○k
はいもうだめー
>では誰か身近な人のキャラで書くのはどうですか?
それ推しなんか、でもこれが一番まともな気がする
これでいこう
>役に立ったならなによりです
さて誰で書くか
気のせい...とりあえず書いてみよう
このたびは本当に申し訳ありませんでした
ふざけないように善処しましたが
結局ふざけてしまいました
本当に申し訳ありませんでした
よしよし、ここまではいいかんじ
でもそれは気のせいじゃないですか?
私が遊ぶわけありませんよね?
だって精霊ですし
もしかしたら見間違えかもしれませんよ
え?最初謝ったって?
気のせいじゃないですかー?
ってだめーーー!!
次や死神とか書きやすいんちゃうか?
悪いことするわけないだろ俺様が
もうあかんかー
書きやすさだけじゃだめか中身が透き通って...
滝汗でいこう
ごめんなさい!みんなが共同利用してるお風呂で遊んでしもて本当に本当にごめんなさい!
くそー、なんか滝汗じゃない、方向性は合ってる気がするけどなー、滝汗っていまいちわからんなー
うーん、言い出しっぺの女神行こう
そんなことよりゲームして遊ぶのじゃ
言いそう、ってアカンわ
>うん
うん、か...波は「反省文?書かない」やからなー
他は...ゴーちゃん書けそうよく謝ってたし
ごめんなさい、私が悪いんです
でも私はゴミじゃないです
でも結局私は捨てられちゃうんだ...
なんか俺が悪い気がしてきた、いや今回は実際に俺が悪いんやが
どうしよ、書けへん...いやあいつがいたわ
「書けました」
「はい、ガイさんに渡しておきます」
『書けましたー』
「はい、こちらもお預かりしました」
気のせいと渡すタイミングが被った
「気のせいはどうやって書いたん?」
『私は...秘密です』
あやしい、俺のを移したんか?
さて魔王様に渡す二人分の反省文を確認するっす
ござる?
変な語尾っすね、直すっす
字が濃くて消しゴムで消しづらいっす
ゴシゴシよし、消えたっす
またござるっす、直すっす
なんでこんなに濃く書くんっすか消す人の気持ち考えてほしいっす
またまたござるっす、直すっす
ゴシゴシ、あー消しゴムが黒くなったっす
ちょっとうつっちゃったっす、新しいのに変えるっす
あっ、これ全部書き写したほうが楽かもしれないっすね
最後までござるだったっすね、全部直して書き写してやたっす、ゆうたさん、ござるってなんなんすか?今度聞いてみるっす
さてこれで半分っすね、次は気のせいさんっすね
またござるっす、もしかしてはやってるんっすか?
気のせいの分も全て書き写した
それじゃ魔王様に提出するでござるっす
「魔王様反省文をお持ちしたでござるっす」
「ござる?とはなんじゃ?」
「最近はやってるようでござるっす」
「そうか、では読もう」
魔王は速読した
「...まあいいだろう、十三部隊は本当に問題ばかり起こすな」
「そうでござるっすね」
「ガイ、ござるはいらないぞ」
「わかったっす」
「ゆうたさん」
ガイに呼び止められた、もしかしてだめやった?
「ござるってはやってるっすか?」
「いやー全然」
「そうっすか、ゆうたさんと気のせいさんござる被りしてたっす」
ってことは気のせいカンニングやりおったな
>ブッブー、たまたまです、最終的にたどり着いた答えが一緒だっただけでーす
答えがとんできた
『呼びましたか?』
気のせいもとんできた
「反省文ござる被ったんやってさ」
『そうでござるか?』
「そうでござるっす」
「『ござるっす!?』」
知らない語尾でござるっすw
反省文だけで一話書けてもうた