百三十七話ガチバトル
お気に入り回
ゆうたとシオンは賞金を手に入れるため武闘大会に予選から出場した
予選
シオンのエターナルブリザードで勝利
一回戦
ゆうたが釣竿でとげ鉄球を吊り上げ勝利
二回戦
ゆうたが抜刀バフ雷鳴斬で勝利
三回戦
ゆうたとシオンの閃光豪炎斬と氷結で勝利
準決勝
ゆうたが無双突きとオーバードレインのコンボで勝利
シオンが連れ去られたり|(現在進行形)
魔王に目をつけられたり|(現在進行形)
したがとうとう決勝にやってきた
「決勝戦氷結のシオン対天使のう○こ、入場です!!」
会場内はボルテージに包まれた
相手の名前が超気になるが
って決勝の相手気のせいじゃねーかーーー!!
全身天使装備の人間大の大きさになった気のせいが俺を見て驚いている
もちろん俺も驚いている
なんで武闘大会出とんねん
しかもここ魔族領やぞ
「おにーさん、あのひとはすごくつよいよー」
「知ってる」
気のせいとゲームで何回か戦ったがまともに勝てた覚えがない、たしか勝てたのは最初に無双突きオーバードレインのコンボを披露したときだけだったはず、そのあとは対策されて手も足も顎もう○こも出なかった
オッズにも差がないようだ
まあ知らない人からすると全く予想つかへんからな
「しってるのー?」
「俺の元仲間や」
俺はハンマーを選んだ
理由は気のせいをしばきたいからだ
クソガキちゃんはもちろん杖だ
気のせいはうそっ、槍かよ
本気モードじゃねえか
『ゆうたさん、正々堂々と二対一で戦いましょう』
「おうよ」
「せいせーどうどー?」
「あんま気にすんな」
気のせいの言うことを気にしていては生きていられない
し戦いには勝てない
というかこのくらいのハンデがないとハンマーでは戦えない
そしてクソガキちゃんと情報を整理した
「決勝戦氷結のシオン対天使のう○こ、試合開始!!」
「【アイスブリザード】」「【チャージ】」
クソガキちゃんはシオン本体じゃないのでエターナルブリザードがうてないがアイスブリザードでもそこそこの威力がある
そして俺はチャージで威力を倍にしておく
『【五月雨突き】』
気のせいはブリザードを槍で難なく捌いていく
お前はいつから戦闘できるようになったんや?
非戦闘員やろが
まあゲームでできるから実際できてもいいよね
俺みたいに...?
チャージが完了したので気のせいに向かって前進する
待ってくれていたみたいだ
『【凪ぎ払い】』
気のせいは俺が近づくことを許さない
まあそうするよな、でもそれ隙があるんよ
「【氷結】」
気のせいの足元に氷が現れた
小さいが一瞬気をそらすことができた
ナイスクソガキちゃん
「【破砕】ーーー!!」
『天使のわっか!』
気のせいは頭の上の天使のわっかをブーメランみたいに投げた
「くそっ、ドドドドドドドドーーーーーーン!!」
天使のわっかで攻撃を逸らされた
これやから気のせいは強いんや
気のせいの天使のわっかは気のせいの頭の上に戻っていく
天使のわっかの新しい用途を開発したのは気のせいだ
さすが本家
『ゆうたさん!甘いですよ!【無双突き】』
まずい、ここであのコンボはまずいちょっと隙ができてしまっていたようだ、けどな
「ひゅいっと」
天空ブーツはいてるから避けられるんだなー
気のせいが無双突きオーバードレインコンボをこれでとんで避けられて負けたんや
「【アイスブリザード】」
それで俺の隙があいたときにクソガキちゃんのナイスカバーが入る
これで俺の隙はなくなった
「【グラビティハンマー】!!」
『パタパタパタ』
普通にとんで避けられた
もし当たれば痛い一撃になったはずだ
『ゆうたさん私まだシオンさんを攻撃してないですよ』
気のせいの挑発だ、もちろん
乗る!!
「ならばこの攻撃を受けてみろ!【チャージ】」
気のせいは槍を縦に構えた、受けてくれるようだ
「【破砕】ーーー!!」
『【ガードジャスト】』
まずい、気のせいにタイミングゲーは
「ばりっ、ぼろぼろぼろ...」
俺のハンマーは壊れてしまった
会場内は歓声で盛り上がる
「勝者天「まだだ」」
「え?」
魔王が実況を止めた、まだ戦いは終わっていない
「杖プリーズ」
クソガキちゃんに杖をもらった、ここからが本番だ
「はー、ハンマーじゃ無理やったか」
『そりゃそうですよ』
ただのハンマーでは気のせいに勝てないのはわかっていた、だってただのハンマーは弱いんだもん
「気のせい、前座は終わりや、今度こそボコってやる」
『ゆうたさんにそんなことできますか?』
「やってみんとわからんやろが
【ライトニングプラズマ】」
俺と気のせいのガチバトルはまだ始まったばかりだ