表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 無理です逆バリアー
一章 この世界はバグだらけ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/179

十三話ダンジョン水没させたった


 アスカダンジョンにやってきた。


「おじゃましまーす!」


「ここダンジョンやで」


 ボケを普通に返されるのは結構つらい、というかダンジョン暗すぎやない?

 暗いんは本に書いてあるし知ってたけれども!


『もしかしてゆうたさん、暗いのが怖いのですか?』


「そ、そんなわけないやろ」


「へーー、ゆうたって暗いん怖いんやーー」


 まあ気のせいがいるので大丈夫だとは思う。






『カチャ』


「「ぎゃーーー!!」」


 真っ暗になった、ものすごく怖いんやが

 って滝汗が叫びながらひっついてきた!?


『ぴっかりーん! どうでしたか? 怖かったですか?』


 気のせいのいたずらか、まあすると思ってたし身構えててよかった、まあ一瞬ビビったけどこいつのおかげでましになった。


 滝汗は俺にひっついたまま涙目で震えている……


「ぶるぶるぶる、ちょっとちびってもうたがな!」


『ごめんなさい……』


 びびりの俺でもさすがにこんなにはならん……

 なんか滝汗と手を繋いで行くことになった、まあ片手で傘は開けるしいいんやけど。




『それにしてもゴブリンが一匹もいませんでしたね』


 本によるとたくさんのゴブリンが各地に配置されているらしいが実際は一匹もいなかった。

 あと宝箱もあるそうなんだが一個も見つけていない、なんだか嫌な予感がする。



 色々おかしいが五階層のボス部屋の石扉の前にやってきた。地図を見ながらだったなので二時間くらいで来られた。


 もちろん滝汗に地図を読んでもらったぞ


「なんか扉の先から変な音がしいひん?」


 確かになにか聞こえるがよくわからない。


『ボスの魔物じゃないですか?』


「そうかもな」


「とりあえず覗いてみようや!」


 とりあえず扉の先を偵察してみる、滝汗は俺の後ろで魔法の準備をしている、魔物が出てきたときのためだ。


「ん!! ん!!」


 扉を引いてもびくともしない、まあステータス低いしな


『ゆうたさん、逆ですよ、押すんですよ』


 そっちかーー


「ん!! ん!! 開かへんで」


『私も手伝います』


「『ん!! ん!!』」


 ちっちゃい癖に俺より力がある気のせいと押しても開かない


『中でなにかが突っかかってるような気がします』


「じゃあどうすんの?」


『扉を壊しましょう、その傘ならできそうじゃないですか?』


「確かに」


 音速の傘なら石扉でも壊せそうだ。


「滝汗、もし魔物出てきたら頼むな」


「わかってるしやっていいよ!」




 俺は深呼吸して決意を決め


「ザシュッ──パキ……」


 音速の傘が壊れた!? 扉も壊れたけど……


「ゴブゴブ!!」「ゴッブーー!!」

「ゴゾーロップ!!」


 なんかおかしい数のゴブリンが扉から出てきたんだが!?


「【ウォーターランチャー】」


 滝汗がとっさに水の玉で


『うぎゃーーー!! って私じゃないですよーー』


「ごめん! 照準ミスった!」


 わざとかな? ってぐらい気のせいに数発命中した後にゴブリンに打ち出した。


 というかゴブリンどんだけいんの!? こんなん勝ち目ないやん


『ゆうたさん逃げますよ、滝汗ちゃんも』


 逃げることにした、あいにくゴブリンはまだ歩いて追いかけてきている、俺たちは走るぞ。


『ゆうたさん、この先はどっちですか?』


 滝汗から本を返してもらっていたので俺が地図を見なければならない、ミスらないでくれ俺。


「右や(正しいルートは左です)」


 俺たちは道を右に曲がった、追いかけてくるゴブリンがなんか増えているような気がするが気のせいだろうか


『増えてます! 気のせいじゃないです! それで次は?』


「左や(正しいルートは後ろです)」


 俺たちは地図を信じて道なりに進む。


『あれ!? 前からもゴブリンが来ますよ!』


「うそやん! どうしよ!」


「は!?」


 後ろを振り向いてもゴブリンがいた、俺たちは前後をゴブリンに囲まれてしまったようだ。


『これはマズイですね、私が急いで助けを呼んでくるのでそれまでなんとか耐えてください』


 気のせいはとんでいった。




「ぶるぶるぶる」


 滝汗は暗いのが怖くて俺に密着しながら震えている、というか俺も色々怖くて震えている。


「びちびちびちジャーーー!!」


 なんだか激しい水の音が、どうやら滝汗がチビるを超えて漏らしたようだ。俺はその激しい水の音で落ち着きを取り戻した、なんとかボケて滝汗を落ち着かせよう


「そんなに漏らしたら干からびて砂漠になんで」


「これおしっこちゃう! スキルが暴走してんねん!」


「へ?」


 気のせいが離れたからか、もしくは気のせいがやられたとか、そんなことはないやんな?


「スキル使ってこれ弱めて、このスキル制御するし二人で生き残ろう!」


「お、おう、そやな」


 そんな考えは出てこなかった、だがこれはやってみる価値がある。


「〈弱体化〉」


「ジュイーーーーーー!!!!」


「なんか強くなってへん!?」


 なぜか勢いが強くなった、滝汗は謎のパワーで立っていられるらしいが俺は滝汗に全力でしがみついている、俺が流されないように滝汗も俺を全力で掴んでくれている。


「ゆうたーー! もう一回!!」


「わかった! 〈弱体化〉」


 重ねがけはできないはずなのでこれ以上強くなることはないだろうと思いスキルを使用した。


「ジュゴーーーーーーーーー!!!!!!」


 なぜか強くなってしまった! 俺のスキルはどうなってんや!


「ぶくぶくぶくぶくぶくごぼごぼごぼ……」


 ヤバい、水位が上がって息が、俺は溺れたようだ。意識がとんでいく──


 この日アスカダンジョンの五階層は水没した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ