百十九話集結へ
「勝てましたね」
「そうじゃな、じゃがおぬしはやっぱりゆうたじゃな」
いやー黒じゃなかったんですねー
ただ黒焦げになってただけやったか、ははっ
ドラゴンはブレスのチャージ中に何度か杖でしばいたら倒せた、魔王様も拳でドラゴンをぼこっていた、もうどこが魔王なのかわからんようなってきた
「それで次のドラゴンはいつ来るのじゃ?」
「早くて三十分後くらいですかね?」
ドラゴンはドラゴン同士戦っているようだ
そのせいであの強い風は吹くが人も街もみな吹き飛んだので大した問題ではない、それで数減ってるといいな
「そうか、それまで休もう」
そして魔法学園のところで休むことにした
「替えの服あってよかったのじゃ」
魔王様は着替えにいった
そしてフレアさんがやってきた、嫌な予感がする
「魔王様、こんなときだけど新商品どうぞ」
やっぱり変なもん持ってきてる
白い飲み物だ、見た目はあれやん
「これマヨネーズジュースちゃうん?」
「違いますよ、とりあえずシェイクしてみてください」
もしかしてマヨネーズシェイク?
まあとりあえずふってみよう
「しゃかしゃかしゃかしゃか」
「では飲んでみてください」
「ごくごくぷはーーー」
牛乳やん、普通に牛乳やん
でも牛乳シェイクしても...
「ふる意味ありました?」
「ありますよほら...間違えた...とってきます」
「ストーーーップ、いらん、普通に牛乳でいい」
「そうですか、あーせっかく魔王様のためにマヨネーズシェイク作ったのに」
「あのー、どれだけ作ったんですか?」
「前よりたくさん作りましたよ、今度は手作りマヨネーズから作りました、結構大変でしたよ」
なにしてんのこの人、無駄なことしかしいひんやん
この人兵士じゃなかったっけ?そもそもこの国その辺の機能ぶっ壊れてるけども
たとえドラゴンがたくさんやってきたとしても兵士はみな街から逃げるだけやったし
そこにあの人がやってきた
「こないだぶりだね」
「久しぶりです校長」
「まさかドラゴンに襲撃されるとは思ってなかったから、魔王様が来てくれて本当に助かるよ」
「まあそうですね」
「それで頼んでたワイバーンの魔核のことだけどやっぱりドラゴンの魔核のほうが─」
もうわかったのでドラゴンの魔核を一つ手渡した
「では早速つけてくるよ」と言って去っていった
この国の兵士どないやねんって文句言おうとしたけど行っちゃった、そうや本人に言おう
「この国の兵士なにしてるんですかね?」
「この国に兵士はいないよ、これはただのコスプレさ」
「ああそうですか...」
フレアさんの鎧は軽いそうだ、それより兵士ちゃうんかいじゃああのときなんで捕まったんや?
あの人ら兵士ちゃうん?
「魔王様を捕まえたのはこの国の警察組織みたいなものです、管理はできてないんですけど」
おかしいな設定が、もしかして...
>バグです
嘘でしょ、そんなとこまでバグあんの!?
まだまだ未知のバグが隠れていそうだ、というかこのバグなおせんの?
>無理です、たすけてー
たすけてーじゃないわ、女神やろ、なんとかしろよ
>無理です、そこまでできません、ゆうたさんがなんとかしてください
と言われても、そろそろドラゴンが来る時間なんよな
>来てはいますけどまだドラゴン同士で戦っていますよ
女神が言うことは信用できる、よし今のうちにやろう
>まあみんな死んでるのでできませんけど
ズコーーー!!
俺は盛大にこけた
「ゆうた、なにしとるのじゃそろそろドラゴンが来るころじゃぞ」
「そうですね」
すっごいタイミングで魔王様がやってきたが問題ない
のーぷろぐれむだ
とりあえずドラゴン同士戦ってるようやし様子を見にいこう
で地上にやってきたわけだが
「なにこれ...」
「全部ドラゴンじゃ」
空と地面に大量のドラゴンが、総勢五百体
減ってない
これどうやって倒すん?
あっ間違えてヘイト買っちゃった
「ゆうたーーー!!」
そのころ滝汗はタンバについていた
「みんな生き返れ!」
あの七人は生き返った
「ドラゴン倒すで!」
「ん、?」
「こん?」
「え?」
生き返った者は誰一人状況がわかっていない
『滝汗ちゃん、それじゃあわからないですよ』
「せやな!ドラゴン倒すで!」
『私が説明します、魔法国にドラゴンが大量に現れたそうなのでその救援に行きます』
「ん、魔王はどこ?」
『すでに現地にいます、ついでにゆうたさんもあっちです』
「ん、私行く」
「俺様も行くぜ」
「俺はパス」「俺も
」煙幕と魂魂は行かないようだ
「なんで!?」
「俺ら弱いから」
「せやな!」
せやなはちょっとかわいそうに思えるかもしれないが実は二人は強スキルの持ち主なのだ、スキル欄がバグっているため強くはないと思っているのだ
「我らも助けになれないkon」
狐親子はもちろんドラゴンとは戦える実力はない
魔王のもとへ向かう四人はアーマーギアを停めてあるのところにきた、アーマーギアで魔法国に行くのは時間がかかるのでしない
「ほんでどうやって行くんやっけ?」
『これを使います』
気のせいは女神にもらった石を見せた
「ん、ただの石じゃない」
「そうなのか?どうみても普通の緑の石だぞ」
確かにどうみても普通の緑の石だがただの緑の石ではない
『これはてんいせきです、簡単に言うとゆうたさんのところにすぐ行けます』
「すげー」
「じゃあ行こ!」
四人は無理やり二人乗りのアーマーギアに乗り込んだ
『準備できましたか?』
みんなうなずいた、準備できたようだ
『ではいきます【てんいせきーーー!!】』