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百十六話滝汗の苦笑い

ここに来てから二十日経った


俺と女神は基本ハー勇を作っていたが

ときにはスライムになってお風呂につかったり

寝たり

高級牛肉を食べたり

寝たり

ゲームしたり

寝たり

なんやかんやしたり

なかなかに大変だった

そして


『完成じゃ』


ハーレム勇者HDX(ハイパーデラックス)は完成した


ハイパー部分は俺の案だ


『では待ちに待った発売じゃ』


「発売?」


『あれ?言ってなかったか?おぬしの元いた世界で発売するんじゃ』


「え?ホンマに?」


『ポチっ、完了じゃ』


「?」


『ほらこのタブレットを見るんじゃ』


「売上表ですか...っておかしくない?」


なぜか発売から一年間のぶんが出ている

無茶苦茶売れてる


『まあ女神じゃから一年前に発売するのは簡単じゃ』


「そうなんですか」


わけわからんが女神だからでなんか納得できてしまう


『箱娘も発売したぞ、おぬしのいうとおり買い切りにしたぞ』


こっちも結構評判いいみたいだ

それで女神ゲームズって


『そのまんまじゃろ』


「そうですね」


変なんついてないしいい名前だと俺は思う


『じゃあアップデートの準備じゃ、ほらバグがこんなに』


バグ報告ページには数万件の報告があがっていた


『同じのを省くと数百件じゃな、ゆうた手伝ってくれ』


「はいはい」


俺と女神はバグと戦いまた二十日消えた







途中であっちの世界のアップデートが終わり二人が帰っていった


「俺も帰りたいです」


そろそろ魔王様に会いたい、もう一ヶ月も経ったし


『おぬしはわらわと、頼む~』


まあ鎖で女神とつながれているから逃げれないしどっちみち相手は女神やし手伝うしかない


まあ女神といるのも嫌じゃないからな


『あと少しじゃから頼むすっごくいいものあげるから』


「ホンマに?」


『女神が嘘をつくか?』


「つきますね」


『この目で嘘をつくと思うのか?』


女神の目は嘘をついていない


「わかりましたよ、ちょっとだけですよ」






そしてとうとう


『終わったのじゃー!!』


やっと終わった、ここに来てから四十一日だ


「それじゃあいいものを」


なにがもらえるのかお土産かな?

スキルはないやろうしなにがもらえるんやろか


『もちろんじゃ、これだ』


「え○ち券...」


ピンクの紙だ、なんだこれいらねえ


『それを持ってるとわらわとえ○ちし放題じゃぞ』


「あ、ありがとうございます」


これはアイテム倉庫に封印決定パチパチパチ


『あとお土産はおぬしのアイテム倉庫に入れておいたぞ』


「ありがとうございます」


よかったちゃんとしたお土産もらえた


『あとアップデートの内容なんじゃが、おぬしのスキルを何個か改良したり一部のスキルを魔法に統合したりしたのはもう見たじゃろ』


そうそう、見たし使い方も教えてもらったよ

応用も教えてもらえたしよかったと思う


『あとおぬしと気のせいがいてもアップデートできるようにできたぞ』


それはよかった


『では魔王ちゃんと仲良くのう』


「はい」


最後に女神と抱き締めあった


あれ?そのアプデで俺こんなにここにいる必要あった?

まあいいか、得られるものが多かったし


『あっ、一番大事なこと言うの忘れてた!!』

すでにゆうたは帰っていた






俺は女神空間から帰ってきた

|(女神がいるあそこを女神空間と呼ぶことにした)


「え?ゆうた殿も帰ってきたのでござるか?」


「え?」


『ゆうたさんさっきぶりです』


「?」


すごく十日ぶりな気がする


『あー女神様が帰る時間を合わせてくれたのですね』


「あーそういうことか」


さすが女神


街の方を見ると火が消えている

滝汗が消したんかな?

見ていると魔王様がとんできた


「大丈夫じゃったか?」


「はい全然」


全然大丈夫じゃない、今すぐ魔王様の成分がほしい

でも我慢だ、そして魔王様が俺の頭に手をあててきた


「本当に大丈夫か?顔が青いぞ、熱はないようじゃが」


『気のせいじゃないですか?』


でも魔王様成分は吸収できてちょっと満足


「そうじゃな大丈夫になったようじゃ」


魔王様成分が不足してただけなんで


「それよりどこに行ってたんじゃ?ダンジョンの中も燃えてたし」


「女神のとこでゲーム作ってました」


「もしかしてダンジョンクリアしたのか?」


「はい余裕でした」


「よくやったのう」


頭をなでなでされた、最高だ

でもワンパンやったんよな


『ゆうたさんかっこよかったですよ、ドーンって』


気のせい説明力忘れるな


「そうかドーンか」


魔王様それでわかったん?


『技名なんでしたっけ?』


使ってないから忘れたよ


『杖ぶんぶん丸でしたっけ?』


「絶対違う」


ってか技名なかったわ、でも杖ぶんぶん丸はないわー


「では帰るぞ」


そしてあの豆腐屋敷に帰った

あれ?なんか忘れてるような






「ただいまでござる」


「...」


「親方久しぶりでござる」


「...」


「せっしゃ燃えなくなったでござる、せっしゃは立派になったでござる」


「お前出ていけ!!」


「うぎゃーーーでござる」


思い出したこいつ追い出されたんやった

しかもこっちではあれから数時間しか経ってないんや、あいつはあっちで三十日くらい過ごしたけども


「どうしてでござるかーーー!!」


「たった数時間で帰ってくるやつがあるか!!出てけ!!」


「うわぁーーーん!!」


「どうしたん!?」


滝汗が戻ってきた


「わらわらが知らぬうちに追い出されて数時間で帰ってきたからこうなったそうじゃ」


「ははっ」


こうして滝汗の苦笑いが誕生した


嘘ですごめんなさい

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