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百一話事件発生

爆裂スキルを誤発動してしまったようだ

ついでに言うと威力はゆうたの爆散スキルの上位互換だ、見た目では爆散スキルのほうが勝っている


そんなことより


「なに爆発してんねん!!」


「ごめんなさいなのだ...」


爆発の音につられて見にきた人が数人いたがすぐに帰っていった

ここはどうやら旅館みたいだ


「反省しているようだし許してあげたらどうじゃ?」


「じゃあ許します」


「ありがとうなのだ!」


「気を付けるように」


「はい!」


「それよりこの穴どうします?」


「さすがに弁償じゃな」


「わっちそんなにお金持ってないのだ...」


「おぬし見込みありそうじゃから魔王軍に入らぬか?お金も用意してやろう」


勧誘するんか...これ


「ま、まおーぐん?噂で聞いたことあるのだ、よくわからないけど」


よくわからんのかい!!

まあこれといった活動してないからしゃーないけど


「まあそんなところじゃ、どうじゃ?入るか?」


「わっちすでに仕事してるのだ!」


仕事だと?そんなもんしなくて

ぶおっ、なんでもない


「おぬし何の仕事をしておるのじゃ?」


「わっちは爆裂探偵事務所の探偵なのだ!」


「へーそうなんだー」


それ仕事か?


それより


探偵...旅館...


この並びは嫌なかんじがするが事件が起こる予感が


しない


なんでだろ?


あっ魔王様がいるからか


「それで今はこんなところでなにをしとるんじゃ?」


ここはどこなん?まああとで聞こう


「それはね、ここで事件が起こりそうだから待ってるのだ!」


「それは...」


こいつヤバいやつだ

爆発するし意味不明なこと言うし

あれ?俺とあまり変わらないのは気のせいか...


『呼びましたか?』


気のせいか...からコンマ0秒くらいでやってきた


「はやっ、着信拒否する前に来るなよ」


『着信拒否?』


「それより元の体に戻ったんじゃな」


『そうなんです、はやく自慢したくて来ちゃいました』


「まあよかったな」


『はい、それよりその赤い子は?』


「赤い子じゃないのだ!爆裂なのだ!ドカンっ」


『ぎゃー』


爆裂は再び誤爆した






「すいませんでした...」


座布団の上で土下座している


『急に爆発しないでください、ゆうたさんの爆発はいいですけど』


「ちゃんと反省するのじゃぞ」


気のせいの後半がおかしかった気がするがそれより

「どうする?このブラ○ルまで行けそうな穴」


穴がどっさり空いていて下の階が見えているような?


「さすがにブラ○ルまで行けんじゃろ」


『この下はブラ○ルじゃなくてなにもありませんよ』


「え?あっ、そうか」


そういえばここ日本じゃなかった、あれ?


「魔王様ブラ○ル知ってるんですか?」


「あー勇者が穴あけたときによく言ってたのじゃ」


とうちゃん...なに穴あけとんねん

魔王様がこのネタ覚えるくらいやるとは...さすがだ


『それよりこの旅館の人にバレる前に逃げませんか?』


「バカか、あんな大きい音二回もあって気づかんわけないやろ」


『でもおかしくないですか?』


「なにがじゃ?」


『もう旅館の人が来てもおかしくないですよね』


「確かに」


『もしかしたら出掛けていていないんじゃないですか?』


「それや!!今のうちに逃げるか」


「じゃあ逃げるのだ!」


「え?わらわも?」

「そりゃあもちろんですよ」


そして外に出てきた、あそこ三階やったんや


外ではザーザー雨が降っていてとべない


そうや!


「気のせい、そういえば雨止ませられるよな?」


『すいません、昨日女神様に怒られちゃいまして』


「駄目なん?」


『はい、世界のバランスがおかしくなるからだそうです』


そりゃ駄目だ、別の案を考えよう


「ゆうた、どうする?」


「歩いて帰るか」


「ここ孤島じゃぞ」


「え?じゃあ船は?」


「週に一回しか来ないのだ!それで今日はないのだ!」


「え?詰んだ?いやちょっと待てよ」


「あ!わかったのだ!泳げばいいのだ!」


探偵なのにあれに気づかないなんて探偵失格だな


「船がないのに旅館の人どうやってこんな雨降ってる孤島から出掛けたんや?」


「「あっ」!」


さすがに気づいたようだ






旅館の人を探すため入り口のホールにやってきた

ほぼ0距離移動だが


「すいませーーーん!!チリンチリン」


「...」


呼び掛けてもチリンチリンを鳴らしても旅館の人がでてこない


「腹壊してんのかな?」


「それはそんなに長くないじゃろ、寝てるのじゃろ」


「絶対お風呂なのだ!お風呂で沈んでるのだ!」


おいおい、そんなこと言うなよ


『ゆうたさーん、旅館の方のご遺体がこっちにありますよー』


「...」


嘘でしょ...ほんまに風呂で沈んだん?


それより気のせい

さらっと壁すり抜けんな


『それは気のせいじゃないですか?それより』


気のせいに連れられ一階の廊下へ来た


「うーん、これは...」


『う○こ?』


そこには木の板の地面に頭から突き刺さる旅館の人の遺体だった


「これは事件なのだ!」


そう、この孤島で殺人事件が起こってしまった

犯人はいかに?

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