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十話滝汗と魔王、いや気のせいです

すごく短い

これはわいのスキルがまだ〈汗〉だったときのお話


わいのスキルは汗だ


自動で発動してしまう嫌なスキルだ

でもタオルを持ち歩けばふきとれる位の量なので

そこまで苦労していなかった


苦労はしていたが


そしてわいは水属性の適性があるのできっとゴブリンにも勝てるだろう


ということで東の森のゴブリンの狩場へ来た


【ウォーターボール】


「どんっ」


よっしゃあたった、もういっぱつ!


【ウォーターボール】


「どんっ」


よっしゃ倒した!


「あれっ?おかしいゴブリン倒してから汗がえっぐい流れてくる、もしかしてレベル上がってスキルが強くなったんか?なら見よか!」


「いでよステータス!」



わい10歳

職業〈僧侶〉

レベル3

HP22/22

力5

防御12

知力37

器用35

俊敏15

MP100/100

スキル〈滝汗〉

属性水

称号なし



やっぱり進化してる!でも滝汗ってなに?


とにかくギルド行こ!


このあと魔王様と出会うのでした




滝汗が魔王軍にはいってすぐの魔王


「うーん、これは違うのう」


「なにしてんの?」


「ああ、これはおぬし用の汗止めじゃ、とりあえずつけてみい」


「はい...つけましたよ!」


ねぎみたいなネックレスを首にまいた


「やっぱりいまいちじゃな」


「見た目がねぎやからやで!」


「効果は期待できるんじゃがな」


「じゃあここをこうしてこうしたらいいと思うそれから─」


「そうじゃな、そうしよう」


滝汗にデザインをまかせた


「完成じゃ、さっそくつけるのじゃ」


「うんっ!いいかんじ!」




俺が馬小屋から帰ってきた


「これどう?」


「え?」


俺にはわけわからなかったので適当に答えることにした


「いいと思うで...」


「よかった!」


正解だったらしいよかった


「これすごいじゃろう」


「?」


わからなかったのでひっそり聞いた

どうやらもともと着ていた服を滝汗用に改造して

汗を制御できるようにしたらしい


わかるかよ!


いやこれ作るのはやくね?

昨日に滝汗が来たとこやのに


「そうじゃねぎ食べるか?」


「食べます」

生のねぎだ、まあ食べるか聞かれたら食べるよな


「ぱくっ、ざくっ、きぃーん」


「なんかかたくないですか?」


「気のせいじゃ」


『そう私は気のせい』


「うわっ、急にでてきたお前だれやねん」


緑髪の手のひらサイズの羽が生えた女の子がとんでいた


『だから私は気のせい、気のせいと言った人のもとへとんでくる精霊です』


「あぁそうですか」


「わらわは魔王じゃ、よろしくのう」


「すごい!とんでる!わいは滝汗やで!よろしくな!」


『魔王さん、滝汗さんよろしくお願いします、それでは私は帰りますね、さようなら』


壁をすりぬけて帰っていった


「なんやったんや、あいつ、それでなんの話してたんやっけ?」


「まあそんなことどうでもいいじゃろ」


「そうやで!どうでもいいやろ!」


「まあなんか大事なこと忘れてるような、気のせいか」


『そう私は気のせい』


「また来た」


『はい、呼びましたか?』


「いや呼んでない」


『ちょっとショックです』


「かわいそうやろ!」


「そうじゃそうじゃ」


「え?なんで俺が攻められてんの?」


『気のせいじゃないですか?』


「もう帰れ!!」


いったいなんやったんや?

そう私は気のせい

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