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"ペレエダーニェ"って? ウクライナ侵攻が始まって3ヶ月経つ今日思う事

"異世界の〜"では、地域ごとに名付けに使う言語をかえました。


連邦はギリシア語ですが、独立国家の集合体=ポリスのイメージからそうしただけで、例えば草原の国はもちろんモンゴルが、山岳の国はチベットが、砂漠の国は中東地域がモデルだったりするので内容的には全然ギリシアは関係ありません。


ラインの故国、ホーフエーベネはドイツ語。早々に滅びてしまっているのでドイツ語にしたことの深い意味はありません。


聖教国はイタリア語。魔女裁判や免罪符を扱ったのでこの章が一番内容と言語の関連性が強かったかも知れません。


そして最後のペレエダーニェ帝国。これはロシア語です。


2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻から今日で三ヶ月経ちました。


この作品の世界観設定をしていた二年前、こんな事になるとは(つゆ)ほども思っていませんでした。

(ロシア)だけに、という質の悪いダジャレは今回に限っては不謹慎なので控えようと思いましたが、我慢できずに書いています)


お気づきの方もいらっしゃると思いますが、"ペレエダーニェ"はロシア語で"暴食"を意味します。奇しくもまさにそのとおりの侵略。

いろいろな経緯・歴史的背景がありロシアにも言い分はあるのでしょうが、手段を誤ればどのような理由の正当性も失われます。

もちろん勝てば官軍で、勝った後、強引に自分たちを正しいことにすることができるではないか、という考えの人もいるでしょうが、それは情報を簡単に操作できた前の時代の話です。

歴史を学ぶと征服者が被征服者を悪者に仕立てるための歴史改竄なんかざらにあると分かります。

が、もうそれは通用しない時代に入った事は今回のウクライナ侵攻で露呈しました(露だけに)。


二度の世界大戦を経験した人類は話し合って妥協点を探る、という方法を手に入れたはずなのにこのようなことになっています。

物語の中のようなハッピーエンディングになってくれることを願っていますが、どんな結末を迎えるにせよ已に犠牲となった人たちはかえってきません。そういう意味で戦争は、始めた瞬間にバッドエンディングが決定していると言えます。


これから色々な話を書いていくと思いますが、戦争を賛美するような作品だけは書くまいと強く思った次第です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 戦争に対するスタンス、全面的に同意します [一言] こういう人が書いてくれていると思うと心強いです
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