”誤字報告を受けない”設定って?
誤字報告どうしていますか?
誤字脱字って自分じゃ中々見つけられませんよね?
だから誤字報告ってありがたい。
私にも、そう思っていた時期もありました。
そう、ありがたいんですよ。
一応見直してから投稿するんですけれど、やっぱり間違いはある。
でもですね、ある日気付いたんです。
誤字報告者の90%以上が、同一人物だってことに。
誤字報告って誰からのものかユーザーネームは知らされませんが、IDが表示されるじゃないですか。
最初は気にしていなかった、というか気付いていなかったのですが、ある日、何だか見覚えのある数列だな、と思いメモしておいて次に来たのと照らし合わせると同じ数字。
次も、その次も、、、。
色々な人からではなく、同じ人からばかり送られてくるって、どういう事?
そこで、ネットを検索。
なるほど、こういう人がいるんですね。
世間で”誤字脱字指摘マン”と呼ばれている類の方々が、、、。
で、思ったんです。
私に誤字報告してくるこの人も、私の作品を面白いと思って読んでいるのではなく、誤字を見つけるために読んでいるのではないのか? と。
で、あまり行儀のよい事ではないと分かっていますが、そのIDを調べると、、、案の定でした。
明らかに誤字報告が趣味の様な方。
むう、、、これはどう受け止めたらいいのだろう?
誰が指摘しようが誤字報告は誤字報告。
ありがたいものには変わらない。 、、、、イヤイヤイヤ、こっちは誤字探しをさせるために書いているんじゃありません。
ちなみにネット上に散見する誤字報告マンの自己弁護にはこんなのがありました。
▶ その作品を応援していて、もっとよい作品になってほしいから誤字報告する
そう言うこともあるでしょう。
実際そういう方が大半だと思うんです。
但しそれならポジティブな感想、コメント、レヴューなりを寄せていたり、いい評価ポイントを付けていてくれそうなものです。
ですが、一部の誤字報告マンと呼ばれている人々はそんなことはせず、ただ誤字報告だけをして、作者に疎んじられているようです。
私に何度も誤字報告をした方もブックマーク以外、感想もポイントも私に付けておらず、このエッセーを書くために確かめたところブックマークも外してありました。
完結したから外したのか、誤字報告できなくなったから外したのかは分かりません。
しかし、完結したのにポイントを入れてくれていないところを見ると、残念ながらやはり私の作品を面白いと思って読んでいたのではなく誤字探しを目的にしていたと思えてなりません。
▶ プロを目指しているんだろ? だったら誤字報告も批判も受け入れろよ、好意的な感想・高評価ポイントしか受けないってどういうことだよ?
まだプロではありません。プロに成れたとしたらプロに校正してもらうので、それこそ趣味でやっている誤字報告マンの指摘はいりません。批判は結構ですが、昨今批判と誹謗中傷の違いを理解していない方が多すぎて社会問題になっていますよね? 憂さ晴らしとして毒を撒き散らす行為を正当な批評と同列にするのはやめてほしいものです。
なぜ誤字報告を趣味とするのかを考えてみると、結局は自己肯定感・自己顕示欲を満たすため、という事になると思うんです。
間違いを正してやった、そんな自分すごい。
有名な作品の間違いを見つけて訂正させた。
そんな自分の影響力、すごい。
こんな感じの心理状態になってしまっていて、やめられないのでしょうね。
実際の生活で周りから褒められるようなことが少ないからのめり込むのでは? と勘ぐってしまいます。
もしそうなら可哀想なので、誤字報告ぐらいさせてやろうかとも思うのですが、大変な思いをして作り出したかわいい作品をそんな目的に使われるのはやはり、嫌です。
それに誤字報告を趣味とするような人が、他者を批判する事で自分の自己承認欲求を満たしているのだとすれば、それを放置するとエスカレートしていくことは想像に難くありません。
落書きを許しているとその地域の犯罪率が上がっていくのと同じ理屈です。
そういうわけで私は誤字報告を受け付けない設定にしました。
こんな事を書くと親切でやってやっている誤字報告と落書き・犯罪を一緒にするとは、何を思い上がっているんだ! とお叱りを受けることかと思いますが、誤解しないでください。
本当に作品を楽しんで読んでくれている方の善意の誤字報告を指しているのではありません。
上述のような、応援ゆえに誤字報告している方とは無関係な話なんです。
ですから、誤字報告をするのが怖くなる、といった類の印象を持たれてしまう事はこのエセーの主旨ではない事をご理解いただきたいのです。
そうではなく、趣味としての誤字報告、作品を楽しむ事そっちのけで誤字報告を目的とする一部の人々を拒否しているだけです。
そこで、この場に投稿している作家の皆様、ここを誹謗中傷の渦巻く荒れた世界にしないためにも、誤字報告は受け付けない、にチェックを入れてみてはいかがでしょう?
趣味としての誤字報告ができないのであれば、そういう人はここから去っていく、もしくは、そんな事を目的に作品を読むことを諦めれば、誤字報告マンは元の穏やかな心持ちに戻れると思うのです。
気持ちよく読むための妨げになる誤字脱字への指摘を締め出すのはマイナスでしかない、という意見もあると思います。
しかし、誤字を減らす、という事が目的だとすると他人から指摘してもらうのが手っ取り早いのでしょうが、文章力を上げる、という観点から考えるとやはり自分で推敲する方がよいに決まっています。
今私は完結した作品を少なくとも一日一話、推敲して改稿投稿しているのですが、今のところ直す必要のなかった話は一つもありません、、、 _| ̄|○ 。
勿論誤字・脱字もありますが、それだけでなくおかしな言い回し、文法的には問題なくても分かりにくい文が次々と出てきます。
加えて書いている時は気付きませんでしたが、この推敲作業を通して”必要のない読点が多すぎる”という自分の悪い癖も発見できました。
それらを直すだけでも結構いい訓練になっています。
そういう意味でも誤字報告は受けない設定にして、自分で頑張って見直したほうが結局は自分のためにもなるような気がするのです。
いいえ、誤字報告マン関係なしに自分の文章力向上のため誤字報告を受けない設定にする事は有効だ。
そう考えたほうがよいと、これを書きながら思えてきました。
以上、誤字報告について、炎上しそうな予感しかありませんが敢えて投稿してみました。