表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

★TIPS★

 ヒーロー番組『銀河戦隊コズミックフォース』は、現実に起きた出来事、【地球外生命体による地球連続襲撃事件】をモデルにつくられたドラマである。


 ヒーロー【コズミックフォース】のモデルとなっているのは、侵略者ボーグと戦い、彼の手から地球を救った正体不明の英雄たち。その一人が、現在都内で生活中のマシロチユキその人である。


 しかし、演出過多な番組と違い、現実のヒーローの日々は存外地味であったようだ。


 そもそも、英雄たちは、自分たちの集まりをただ「戦隊」とだけ呼んだ。おあつらえ向きな状況ながら、「名づけよう」と言い出す者が誰もいなかったためである。


 また、彼らは、用意された強化スーツを、任命された順に選んだ。

 色は、赤・青・ピンク・白。

 もろもろの運命から最後に入隊したマシロは、残り物の白いスーツを問答無用で着ることになった。


 なお、このスーツの色について、マシロは入隊~ボーグとの最終決戦まで、毎日、隊の司令官に文句を言い続けていた。


「白ってすごく汚れやすいよ。

 どうせ戦うだけなんだし、わざわざ派手な色にしないでみんな黒にすればいいのに」


 ……そして、司令官は最後まで、その意見に抗い続けた。

 だって、そんなヒーローはかっこよくないから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ