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白銀妖精のプリエール  作者: 葵 嵐雪
第二章 戦場の白銀妖精
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第二章 第二十三話

 朝日が差し込むとゼレスダイト要塞の最上部にある展望台では総司令官のファウビスがハルバロス軍の陣営を望遠鏡で覗いている。ここから見るだけでも攻城兵器と呼べる破城槌が一つしかない事がカンドが戦死した事を呼び覚ます。どう見てもこの布陣ではゼレスダイト要塞を落としようがない,それでもケーイリオンは兵を率いて攻めて来たからには落とすだけの算段があるという証拠だ。

 望遠鏡から目を離して懐に仕舞うとファウビスは考える。スフィルファとカンド将軍が今回の戦いで亡くなっている,ケーイリオンが相手だとしても簡単にやられる二人ではない。それが可能と成ったからにはこちらが放った斥候の報告通りという訳か……白銀妖精,最近では噂に聞くがたった一人で数千を相手にしても全滅させる程の力を持っているとか。それが全てだとは思わないが白銀妖精がハルバロス軍に付いたと見て良いだろうな。

 結論を出したファウビスは歩き出し展望台を後にし,自らの執務室に向かう為に歩を進めながら頭では現状を整理する。

 敵の数は二万,こちらも同じような数だが要塞が有るからには普通に考えたら有利なのは確か。だがケーイリオンの元へは白銀妖精が居るからには,必ずと言って良い程に白銀妖精を押し出してくるだろう。噂を鵜呑みにする訳ではないが,噂に成る程の力を持っていると考えた方が良いか。……とはいえ私程度では何の策も思い付かないのが器というべきだろう。何にしてもハルバロス軍の布陣が整ったからには今日から戦が始まる。後は援軍が来るまで堪えられるかだな。

 結論を出したファウビスは己の器量をしっかりと把握しながらも,自分が出来る事をやる為に今は残っている書類仕事を片付けてなければいけない。実際にハルバロス軍の攻撃が始まれば現場の指揮に出ないと戦いにも成らないので朝早くからファウビスは執務の机を前に座るのだった。



 緊迫しているディアコス軍とは正反対,というよりかはエラン達は朝だと理由でのんびりとしていた。まあ,エラン達も含めてヒャルムリル傭兵団も傭兵なので戦いが始まる前にやるべき事などはそんなに無い。それどころかレルーンに限っては自分がやらなくても良い事は任せっきりだ。誰がやっても変わりないと判断したから丸投げしているのだが,レルーンだから仕方ないという雰囲気がヒャルムリル傭兵団に有るのは人望ではないが,どこか許せてしまう雰囲気をレルーンが持っているからだろう。そんなレルーンと共に朝の支度を済ませるエラン。

 既に軽装の鎧を身に着けていつもの姿に成っているエランはイクスもしっかりと背負っており,ハトリもいつもの服装でくつろいでいる。何もレルーンに影響を受けた訳ではない,只単にやる事がないのでくつろいでいるだけだ。強いて言うのなら朝食が配られるのを待っていると言える。そんなエラン達に待っていたとばかりに団員達が朝食を持ってくるとエランとハトリの前にも配られた。朝食を前にしたエランとハトリは手を合わす。

「いただきます」

「いただきますですよ」

 決戦が始めるとあって朝食だというのに肉がふんだんに使われている料理が並んでいた。なにしろ攻城戦だから精を付けろ言われているような献立だ。それにケーイリオンから見ればエランは元より一兵卒に至るまでしっかりと戦ってもらわないとゼレスダイト要塞は落ちないから頑張れという意味が有ってもおかしくはない。そんな朝食でもエランとハトリは文句も言わずに全て平らげており,それはレルーンとカセンネも同じだ。

 朝食の片付けを団員に押し付けたエラン達はその足で破城槌の元へ向かう為に天幕から出て歩き出すと,他にも多くのハルバロス兵が動き回っているの目にする。特に大盾を運んでいる兵が多く見受けられるのは要塞からの矢の雨が降る事は間違いないので備えているからだ。そんなハルバロス兵達の間を縫って破城槌の元へ辿り着いたエラン達をラキソスが迎えた。

「おや,エラン殿にハトリ殿,それにイクス殿もお早いですね」

「うん,今は特にやる事が無いから」

「まあですよ,やる事が無いから一足先に来たですよ」

「はははっ,そうでしたか」

 戦前だというのに笑顔を見せるラキソスに安心したような表情を見せるハトリに瞳の奥で小石を落とすエラン。そしてイクスが会話に加わってくる。

「そういうラキソスの兄ちゃんは今日は先陣か?」

「そういう訳ではないですけど,エラン達と同じく破城槌と共に進行しろと命令を受けています」

「破城槌を守る為か?」

「いえ,城門を破ったらヒャルムリル傭兵団と一緒に攻め込む為ですよ」

「聞けば聞く程に誰も城門を破れない可能性を考えないですよ」

「そういうハトリ殿は考えているのですか?」

「そういう事を考えるのはイブレの役目ですよ」

「はははっ,そうですか」

 流石に今度は苦笑いを浮かべるラキソスにハトリは意地悪な笑みを浮かべていた。言葉遊びはこのぐらいにしてエランとしては気になる事があるので,その事をラキソスに切り出した。

「先に破城槌を登る仕組みを見ておきたい」

「今ですか?」

「うん」

「ん~,片方だけなら大丈夫でしょう。おいっ!」

 ラキソスが破城槌の側に居た兵士を呼び寄せると演習と称して破城槌を登る為の仕組みを作動させるように命じた。敬礼した兵は急いで破城槌の元へ戻ると周囲の兵に告げてすぐに取り掛かる。

 まず二人の兵が後ろの車輪を支える軸木に登り,台形の天井部分を掴んで一気に引き抜いていくと分厚い長方形の板が連なって出て来る。それらを後方に居た数人の兵が受け取りながら下ろしていくと板の下にある金具が広がり,板同士を繋げながら支える役目と成ったので見たとおりに坂道が出来上がった。それに金具は丈夫な物を使っているのでかなりの耐久性がある事が分かる。それを見たエランはラキソスに向かって頷くとラキソスはもう良いとばかりに手で合図を送るとハルバロス兵達は破城槌の坂道を元に戻して行く。

「如何ですか?」

 感動を問い掛けるラキソスにエランは素っ気なく答える。

「問題ない,私達は使わないけど」

 最後に気になる事を言ってきたエランに問い掛ける事にしたラキソス。

「エラン殿達は使わずに登るのですか?」

「うん,跳べる」

「跳ぶ?」

「その辺にしとけや,ラキソスの兄ちゃんよ。俺様達は使う必要がないって事で納得しとけや,下手に考えるよりかは良いぞ」

「そうですね,なにしろエラン殿達ですからね」

 イクスの言葉を聞いて納得はしないものの,これ以上の話はしても仕方ないと判断したラキソス。そんなラキソスに納得したようにイクスが軽く笑い声を発するとエランが再びラキソスに問い掛ける。

「それでいつ頃始まる?」

「まだ掛かりますね。何処も準備が終わってませんから」

「分かった,なら私達はここら辺で待ってる」

「分かりました。私は他の仕事があるので失礼しますね」

 深く一礼をしてから場を後にするラキソスを見送ったエランは歩き出す。破城槌を追い越して前に出ると特に邪魔をする物が無く,戦いの目的であるゼレスダイト要塞が良く見える。流石に破城槌が侵攻経路には何も設置してはいないのでエランはこれから攻撃を仕掛ける場所を呆然と見続ける。

「おはよう,エラン,イクス,ハトリ」

 どれぐらいの時間が過ぎたのかエランにも分からない程に呆然としているとイブレが歩み寄って挨拶をしてきたので,頭に血を流し活動させたエランが挨拶を返す。

「おはよう,イブレ」

「おはようさん」

「おはようですよ,そして相変わらずいつの間にか来るですよ」

「なにしろエランが今日中にゼレスダイト要塞を落としてスレデラーズを探しに行くからね,僕としても仕事を終えてすっかり暇になったのさ」

「エランは一気に決めると言っただけだぞ?」

「だからエランは今日中に落とすつもりだよね」

「うん」

「……」

 断言したイブレに即答するエランにイクスは言葉を無くす。確かにエランの言い方なら一気呵成に攻め込む事はイクスにも分かっていたが,ここまでエランがやる気を出しているとは思っていなかった。だとしてもイクスも今日中にゼレスダイト要塞を落とすのは無理だとは思ってはいないので気合いが入った声を出す。

「そうかそうか,なら今日は思いっきり暴れてやろうぜっ!」

「イクス」

「おうっ! なんだエラン!?」

「いきなり五月蠅い」

「突如の辛気しんきっ!」

「いい加減にイクスは黙っているですよ」

「くそ……」

 ハトリに言われたからではなくエランに言われた為にイクスは短い捨て台詞を吐いて黙るとエランはイブレに尋ねる。

「ところでイブレ,スレデラーズに関しては何処まで分かっているの?」

 困惑の表情を見せるイブレ。どうやらここでスレデラーズの話をエランにして良いものかと迷っている。考える仕草と共に思考を巡らしたイブレが結論を出すとエランに向かって言葉を掛ける。

「所在だけだね。誰が持っているとか,どのスレデラーズかは僕にも分かっていないんだ。だから次は僕も一緒に行くと言ったんだよ」

「そう」

 素っ気ないエランの返事を聞いて心の中で一安心するイブレ。確かにエランの目的はスレデラーズを全て集める事だが,今やるべき事はゼレスダイト要塞を落とす事だとエランが分かって集中しているからイブレは表に出さないが内面では杞憂で済んだ。そして話の本題が攻城戦へと移っていく。

「それにしても一つしかない破城槌を守りながら侵攻なんて無謀も良い所ですよ。どう考えても集中的にやられるですよ」

 意見を言ってきたハトリにイブレは説明するかのように話を続ける。

「まあ,ケーイリオン将軍としては敵の攻撃が来ると分かっているから,しっかりと防ぐ手立てを用意出来ると読んでいるみたいだね」

「なるほどですよ,それでも破城槌が壊れたらどうするつもりですよ?」

「そこまでは考えていないんじゃないかな。もしそうなってもエランが何とかしてくれると考えている,と考えた方が理屈としては通るかな」

「流石は白銀妖精頼みの攻城戦と豪語しただけはあるな」

「エランも傭兵として参戦しているからには使える分には使う,というのが上で指揮する者が考える事だろうね」

「まっ,確かにその通りだな」

「それ以前にそんな想定をするだけ無駄じゃないかな,エランはどう思う?」

「破城槌はハトリが守る,邪魔をしてくる敵は私とイクスで薙ぎ払う」

「だ,そうだよ」

「はいはいですよ,分かっているですよ」

「まあ,その通りだな」

「とにかく今はゼレスダイト要塞を落とす」

 しっかりとゼレスダイト要塞を見詰めて断言するエランにハトリが頷きイクスが返事をするとイブレは頼もしげな表情を浮かべながら微笑んだ。それからしばらくエラン達とイブレの会話は続きエランとしては良い感じで時間を潰す事が出来た。



 周囲にハルバロス兵とヒャルムリル傭兵団が集まってくるとイブレはケーイリオンの元でやる事があるとエラン達と別れた。それからしばらくエラン達は破城槌の前に位置取りながら静かな一時を過ごした。そんな静けさを壊すようにレルーンが来襲してくると一気に喋り出す。

「エラン達をやっと見付けたよ~,もうすぐに行っちゃうんだからさ~,せめて何か言い残してからにしてよ~,私なんて散々エラン達を探してたんだよ~」

 自分勝手な言い分を次々と述べるレルーンの言葉が切れるとエランが口を開いて言葉を放つ。

「そう」

「……それだけっ! せめてもう少し何か言ってよ~」

「何か」

「そんなボケは求めてないよっ!」

「じゃあ,せめて」

「じゃあの意味が分からないしっ! せめての意味も分からないっ!」

「飽きた」

「私捨てられたっ!」

「まったくレルーンの姉ちゃんが来ると一気に騒がしくなるな」

「というよりもですよ,エランもレルーンで遊ぶように成っているですよ」

「ハトリ」

「何ですよ?」

「気のせい」

「……エランは私に何を求めているですよ?」

「特に何も」

「そうですよ,そうでしたですよ。エランはこういうところがあったですよ」

 疲れたように溜息を付いたハトリにエランは首を傾げる。こういう所がエランが唯一自分自身を理解が出来ていない所と言えるのは間違いない。それからしばらくエラン達はレルーンと賑やかな時間を過ごしているとカセンネがやって来てエラン達とレルーンに告げる。

「こんな所に居たのかい,そろそろ整列だからレルーンは戻りな。エラン達も準備をするんだね」

「は~い,じゃあまた後でね~」

 大きく手を振りながら去って行くレルーンにハトリとイクスは声を発する。

「まるで遊びに行くようですよ」

「緊張感の欠片もねえな」

 自分達も散々レルーンと騒いでいたのに,そのレルーンが居なくなった途端に散々というハトリにイクス。そして準備に入る為にエランは破城槌から少し離れると振り返ってしっかりと破城槌に目を向ける。そんな破城槌を確認するように見たエランは再び破城槌の前に居るハトリの所に戻ると声を掛ける。

「ハトリ,跳び乗るよ」

「分かったですよ」

 返事を聞いてからハトリの隣にまで進んだエランは膝を屈めて腰を落とすと右手をハトリの背中から右脇にまで回してしっかりとハトリを抱え掴む。そして一気に膝を伸ばすのと同時に跳び上がった。ハトリの体重が子供並みと言っても,そんなハトリを抱えて高く跳ぶなど常人では出来ないが,それが出来るからこそエランはイクスを使えるとも言える。そしてハトリを抱えたエランは破城槌の上に着地するとハトリを離した。

 破城槌の上にもしっかりと泥が塗られて火矢が刺さっても燃えないようにしている。そんな足下を進みながらエラン達は破城槌の中央にまで進むと周囲を見回す。かなりのハルバロス軍が集まっているのが分かり,後方には既にヒャルムリル傭兵団が集まっているのが見えた。そして最後方ではケーイリオンとイブレの姿が遠巻きながらも見える。

 振り返って反対側を見ると高くそびえ立つゼレスダイト要塞の城壁が良く見える。その上に並んでいる弓兵達もしっかりとエランには確認する事が出来た。それだけでディアコス軍は迎え撃つ準備は万端らしい。その中でエランが気になる場所を見付けた。

 城門の上,普通なら城壁と同じ高さでそこにも弓兵が居てもおかしくはないのに,明らかに何かの部屋が有るように高くなっており罠が有りますと主張しているようにエランには見えた。だからエランは思う。

 早めに城壁の上を片付けた方が良い,と。

 城門の上を警戒しているエランの耳にハルバロス軍から大きな声が轟く。

「全軍隊列準備っ!」

 声を聞いて一気に隊列を成していくハルバロス軍,特に破城槌近くの最前列が早く隊列を成せたのはラキソスが指揮をしているからだ。そして最前列どころか破城槌より前に居るハルバロス兵は大盾を持っていた。ここまで派手にするという事は城門だけではなく,城壁に梯子を掛けて登ると見せかける為だ。なにしろ要塞に籠もっているディアコス軍からはハルバロス軍の奥深くまでは見えないし,一つしか見えない破城槌だけで城門と城壁を何とかしようと考えないからだ。

 ケーイリオンが率いるハルバロス軍は本当に城門を破って突入する事しか作戦を立てていないのだが,元々の重装備に大盾を持った多くの兵を前に出す事で城門以外からも攻撃が来ると思わせる為だ。カンドならば見破れたかもしれないが経験が浅いファウビスでは見破れずに結果として城壁に並んでいる弓兵を浅く広く展開させてしまった。

 心理戦とも言える初戦ではケーイリオンに軍配は上がったが肝心なのはここからだ。なにしろハルバロス軍としてはゼレスダイト要塞を落とさないとここまで来た意味が無い。そしてエランと契約をした意味も。そのエランは破城槌の上で悠々と静かに佇んでいる。そして邪魔するものが無いので一陣の風が駆ける。

 エランの後ろ髪が風に吹かれて少し吹き上がると日の光が当たって白銀色の輝きを煌めかせる。破城槌の上で神秘的な姿を見せるエランにハルバロス兵は一時的だが,まるで勝利の女神を見るように見惚れるが次の声が轟いて我に返る。

「全軍進軍準備っ!」

 いよいよゼレスダイト要塞に攻め込む為にハルバロス軍が一斉に武器を整えるのと同時にエランはイクスに声を掛ける。

「イクス,フレイムゴースト」

「んっ,そいつで良いのか?」

「うん,城門を破り易くする為に焼き斬る」

「なるほどね,分かったよっ!」

 イクスが気合いの入った声を出すのと同時にイクスの刀身から炎が出るとエランが握っているイクスの柄がエランの手ごと炎で包まれる。それが当たり前のようにエランは涼しい顔をしているとイクスがエランに問い掛ける。

「こいつを実戦で使うのは初めてだがどうだ?」

「大丈夫だと思う,訓練はしてきた」

「そいつもそうだな」

「けど一度確かめる」

「あいよ」

 フレイムゴーストを手に入れてから今まで実戦では使ってはいないので感触を確かめるようにイクスの刀身が燃え上がると,エランは燃え上がっているイクスを振るいながら一回転して止まるとイクスの刀身から炎が消えた。しっかりと感触を確かめたエランはイクスを顔の前に出して頷くと右手だけでイクスを握って刀身を下げると今度はエランの剣を抜く。

「抜刀,フェアリシュリット」

 エランの中で剣が抜かれると白銀色の魔力でエランが包まれてエランの背中に魔力が集中していく。その魔力が肩甲骨辺りから斜め下に向かって楕円形に伸びる,それは昆虫の翅を模したような形と成ると砕けるように欠片が舞う。白銀色の欠片が舞い散る中でエランの背中に生えた翅は強い白銀色で縦と横の線で模様を成して薄い部分は半透明と言う程に透けている。それから白銀色の欠片が地面に落ちる前に消え去るのと同時にエランを包んでいた魔力も消えた。

 いつもとは違う白銀色の翅が生えたエランは準備が出来たとばかりに一度だけイクスを振るうとしっかりと右手でイクスを握り締める。そんなエランの前にハトリが出ると両腕を前に出してゆっくりと左右に広げた後に腕を下ろす。ハトリなりに準備を終えたからこそエランの前でハトリは堂々としている。そんなエラン達を待っていた訳ではないが遂に始まりの声が轟く。

「全軍侵攻開始っ!」

 声が轟くのと同時にエラン達が乗っている破城槌を十人程の兵士が力の限り押すとゆっくりと進み出す。破城槌の進み具合に合わせてハルバロス軍の全軍が動き出した。エラン達が参戦してから一気に戦況が動き出したが最終幕ともゼレスダイト要塞攻略の幕が上がるのだった。




 さてさて,いよいよ第二章も終盤の佳境に入りましたね~。いやはや,一時はどの程度に成るかと思っていましたけど何とか話数が伸びずに済みましたよ。まあ,それでも私の作品は長くなるんですけどね。そんな訳で傭兵としてのエラン達を描いた第二章も終わりが近づきましたね~。まあ,まだ第三章のプロットは終わっていないけれどね。

 さてはて,先の話をしますと第三章はしっかりとスレデラーズが出て来ますよ~。……すぐにとは言わないけどね。まあ,それでもエランの目的であるスレデラーズ集めの話になる予定です。そして第四章は短話を幾つも書いて行こうかと思っております。なにしろエラン達は旅をしている訳ですからね。その度の間に起きた出来事などを書いて行けたらなと思っております。まあ,予定としてはこんな感じですが,いつも通りに予定は未定って事で気長にまってくださいな。

 さてさて,今回はいつもに比べて少し少ない文字数で済んだので更新も早かったのですが。まあ,文字数的に言えば本当に少し少ない程度なんですけど,最近はというかここ数日は調子が良いので一気に書き進める日々が続いているので良い事なんでしょうと納得しとこうと思ったところでそろそろ締めましょうか。

 ではでは,ここまで読んでくださり,ありがとうございます。そしてこれからも気長によろしくお願いします。

 以上,自分には趣味と言ったモノが無いなと気付いてしまった葵嵐雪でした。

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