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苦手な方はご注意ください。

かくおの短い物語集

「アリさんとダンゴムシ」

作者: かくお

コロコロ転がるダンゴムシ。


アリさん達は今日のゴハンを探してる。


ノソノソ歩くダンゴムシ、アリさん達に見つかった。


美味しそうなダンゴムシ、アリさん達が追いかける。


丸ーくなったダンゴムシ、コロコロ転がる速いし得意。


「待てー!ダンゴムシー!」


アリさん叫んで追いかける。


ダンゴムシは気にせず逃げる。


「待ってくれよ!ダンゴムシー!」


アリさん何か言いたそう。


ダンゴムシは振り向かない。


「聞いておくれよ!ダンゴムシー!」


アリさん一言伝えたい。


ダンゴムシは気にしない。


転がる速いダンゴムシ、だけど前は全く見えない。


小さな小枝にぶつかった。


コンッ、テンッ、ポスッ!


柔らか落ち葉に着地して、これより上手く転がれない。


仕方がないので振り返るダンゴムシ。


「アリさん、一体何が言いたいんだい?」


追いついたアリさん、ハアハア肩で息してる。


「ふー、やっと追いついた。もう転がれないんだね」


「そうだけど何か言いたかったんじゃないの?」


アリさんニッコリ微笑んだ。


「ああ、僕達お腹が空いてるんだ」


ダンゴムシは丸くなる。


それでも、もう転がれない。




おしまい。

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