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プラヌスからの手紙

プラヌスへ向かう筈が、一転待機となる。

突然、プラヌスの代表のアガタと名乗る者から魔鳥と呼ばれる伝書鳩ピカルが緊急伝令を持って現れたからだ。


内容は思いもかけないものだった。


『初めまして。我々『プラヌス』の者達はいつもラル殿を始めとする皆様の活躍を拝見しておりました。協力を申し出ようと考えた矢先、魔人達が我らの周りで激しく動き出したました。

我々の国は入り口に特殊な魔法をかける事で今まで安全を確保して参りました。

そこで、魔法の強化を図り今は皆様のお近くに行く事が叶いません。

我が秘宝『始まりの水』とその言い伝えをここにお伝えします。

『火の山から取り出せるものは、一雫の水。

始まりの地へ行け。本当の姿に戻る時

世界に再び平和が訪れる。』

勝手ながら、秘宝をお願い申し上げます。

我々も必ずやいずれ皆様と力を合わせて戦いたいと考えています。」


リーヴァイの読んでくれたプラヌスからの便りは、これからプラヌスを助けようと考えていた自分達には寝耳に水だった。



「ラル殿。皆さん。

プラヌスは、本当に不可思議な国です。

魔人から隠れて何かする気なのだと思います。

彼らの願いを受け入れて頂けると嬉しいです。」


鷹族は、昔から付き合いがあるから海月族の特性をよく理解しているのだろう。

集まって全員が一致して秘宝『始まりの水』を探す事で決まった。

とにかく、言い伝えの部分の解析をしようと全員がそれぞれ調べに飛んだ。


とにかく、俺も一旦はエルドの街へ帰って整理をしようとエドと話した。

久しぶりの街は、どんなかなぁ。

ベルンや皆んなに会えるのが楽しみだな。




ー話し合中の動物一同ー


マチルダ(ルーンのリーダー)

「皆んな!いよいよ魔人達は本格的に動き出したようだ。俺達の真なる実力を発揮する時だと思う。」


コリンナ(雪鳥のリーダー)が頷きながら話し出す。

「能力の種からラルが種もどきを作ったのには驚きました。聞いてはいましたが本当に驚愕の能力ですね。ただ。」


フィル(レンドルのリーダー)

「分かるよ。全く自覚なしだからな。出来ない事はやたらと反省してるけど。自分のした事の凄さは全く気にしないとは。エドがいつも苦労してるよ。」


キム(跳犬のリーダー)

「我々が幻獣と呼ばられる存在だと何度も説明しましたが未だ動物と混同したままです。

僕なんて人型でないときはただただナデナデと。」


ロブ(甲来のリーダー)

「えー。キムが目尻を下げてる姿をよく見ますけどね。まあ、我々も戦いに備えなければ。間違いなくラルならば『始まりの水』を手に入れられると思うのです。」


マチルダ

「ラルならやれると俺も思う。

だが最後の秘宝は更に難しい。それになんと言ってもあの『始まりの水』だからな。苦戦は間違いないだろう。

だが、どこまでもラルについて行くつもりだ。

なんたって名付け親だからな。」


「「「まさか人型に変化するとは。本当に規格外だ。」」」


同意を確認していた所へラルが飛び込んで来た。


「あー。こんなとこに居た!

探したよ。さあ、エルドの街へ帰るよ。」

ラルの勢いにため息混じりについて行く。


コリンナが囁く。

「かなり強力なガードを扉にかけていたはずなのに。意にも解さないとか。」

マチルダが慰める。

「ラルだからな。」と。



動物一同と人族一同は、久しぶりにエルドの街に帰る。



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