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実戦。。実績!そして。。

「まずは改めて自己紹介しよう。」


あれから俺の秘策『カレー作戦』はかなりの大成功でお代わりが続いて仕切り直しになった程だった。

ようやく、今一度会議室で集まって話しが始まった。


代表のバイロンは、獅子族にピッタリの鬣風の髪型に厳つい身体。間違いなく強そうだ。

続いては、参謀にあたるらしい人。

名前は、エリオット。スラっとした身体にはがっちり筋肉。チーターっぽい尻尾がカッコ良い。

煩型代表のおじさん。いやおじいさんかな?

イーデンは大きめの耳が特徴の中々カッコいいおじいさんだ。

目つきは悪いけど。

最後にアナベル。

部署は何と可愛い顔してスパイ活動らしい。

す、凄いよ。


「さて。この間提示して頂いた品物のうち、薬草と食糧についてはすでに提供頂いた。

中でも『万能薬』の効き目は驚くべき程。

お陰様で我が同胞の命が多数救われた。改めて御礼申しあげたい。」

代表のバイロンは、落ち着いた性格っぽい。

話しは続く。


「魔人の被害は甚大で危機的状況にある。ぜひご助力お願いしたい。」


んー。やっぱり秘宝の話は後か。


「なるほど。では今すぐ動きましょう。

魔人戦に投入すべく新兵器も持ってきてます。

宜しければ今すぐ敵地へご案内をお願いしたい。

話し合いは、その後で。。」


俺の一言で怒涛の展開に。

「デジブル」の各地には、俺たちの仲間がばらけて飛んだ。(秘密道具を携えて。)


ララには、一番強力な攻撃鳥を多数。

取り敢えず1万匹。


ベルンには、盾。

盾の勇者だからね。元々ベルン用にって開発したしな。(そう言ったらお説教が止まった。嬉しいみたいだよ。)


エドにはラーランの魔糸玉。

上手く使ってくれるかな?


最後にグレタには、ジジンゾンを。

勝手にやるタイプだから世話ないよ。


俺は、ちょっと秘密兵器をもう一つ。

俺の光の魔力を集めた魔石作りに成功したんだよ。投げるだけ。

一回やってみせて、そこからはお配りしました。

なんか、人気だったしな。


各地に行った仲間は、周辺の街や村からも魔人退治に成功してあっという間に戻ってきた。

俺は、その間にこのデジブルの首都の周りに土魔法で防御壁を作って防犯鳥を設置した。

お知らせは、バイロンにくる様に設定したけど。


数時間で戻った仲間は、この国の軍人さんに囲まれてる。

秘密兵器の使い方を伝授してるみたい。

レンタルOKだから。



「あまりの力の差に、有り難いを通り越して茫然としております。

お陰様で明るい報告が各所から上がってきております。

それにしても、ラル殿のお力。

お味方にするには最高。敵には回したくない相手ですね。」


バイロンの警戒振りに「やり過ぎ」のベルンの声が甦る。やっぱか。

でも、人命には変えられないから。

後悔しない!


「困った時はお互い様。と言う言葉もあります。

どうでしょう。

もう少し情報の交換をしては?」


考える込んでいたバイロンに変わって、何とイーデンが話し出した。


「獣人の国は、全部で4カ国。

その内3カ国とは、友好的な関係でな。

あとの1カ国は、まあ敢えて鎖国しておる。

その全ての国に『秘宝』は存在する。

もちろん、言い伝えと共にな。

我が国の『消えない炎』は、性能や形。ましてや場所など何一つ分かっていない。

この言葉が伝わるのみ。

『消えぬ炎は、絶壁に眠るもの。

目覚めの時は、魔王の復活の兆し在りし時。

導き手を得よ。その者魔王を倒す者なり。』

と、まあこんな風に。

魔人があの様に大挙して押し寄せた今。

その時ではと。な。

さて、どうしたもんかの。」


しばらくは、双方黙ってまま。

絶壁ってどこかな?

導き手とか、誰だろう。

うーん。厳しいな。


「ラルさん。先日のお話通り四天王の狙いも秘宝。我等と同盟を結び共に戦ってください。」


アナベルが頭を下げた。


「もちろん、協力するつもりだよ。

でも、暗中模索過ぎて。いい案ないかいエド。」


無茶振りかな。


「まずは地図を見せて貰っては?

絶壁とあるからには、ヒントはその辺りでは?」


さ、さすがエド。

そうだよ。地図があるじゃん!


静かかエリオットが広げてくれた大きな地図は、山よりも草原の多い地形だった。

絶壁というには、少し難しい。


うーん。。


バタン!!


「た、大変です!!

緊急連絡!!

隣の国「ボロゾア」から助けを求める援助要請が入りました。

魔人襲来に伴い代表のドルフ様負傷との事。

この緊急連絡もドルフ様のご子息ドルー様のお名前で発信されてます。

いかが致しましょうか?」


おー、大変だよ。

万能薬の出番かな?




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