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売られていく俺たちの前に魔獣現る!

俺が、当たりを引いたらしくこの世界「ギャラクシーワールド」へ転生して早くも15年。


初めは、戸惑いの連続だった。

赤ん坊に転生って話は、いくつも読んだが、自分でやるとなると。。違う。

正直なところ、忘れたい。

いや、全力で忘れる!!


俺の生まれた家は、当たりからは遠く離れた極貧の農家だった。

8人兄弟の3番目。

まあ、どうでもいいのだろう。

両親は、完全に放置していたから自分の魔法や生産職のスキルなど、確かめ放題だったから助かったとも言える。


だがそれも、言えるのは、昨日まで。


そう。

俺の奉公が今日決まったのた。

それは、即旅立ちを意味する。

それもそのはずだ。

この奉公とは、人身売買を意味するのだから。

労働者として売られていくのだ。


あまり、情の通わない家族だが、売られるとなると少々複雑だ。

あの転生の時の声の主…聞いてるか!

これ…絶対当たりじゃないよ。




「バラーエル商会」

これが俺の売られる先になる。

ここいらじゃ大きな商会に違いない。

こちらの世界に転生して、初めて馬車に乗る。

デカイな。

中には子供が10人乗っていた。

はしゃいでる子や、暗い顔の子。

色々だ。


「今日から、お前達の主人となるバラーエルだ。

ここから、3日の距離を行く事になる。

危険な場所も途中通るが、護衛もいるので安心しなさい。」


この辺りの森には、ギルドランクのCクラスの魔獣がいる。

あの護衛のランクはFじゃねえか。

ヤバイな。

まぁ、滅多にCクラスの魔獣には出会わないから、いいだろう。



前言撤回!

滅多に出ないはずの魔獣が出ました。

半日も行ったところで、なんとBランクの魔獣に遭遇。

もちろん、護衛は逃げました。

そりゃ、命の方が大切だろう。


残ったのは、


子供10人。

商会の主人

商会の使用人5人のみ!


戦えるのは、俺だけかぁ。

両親に隠れて魔法は練習しといたから良かったけど、目立ちたくないんだけどなぁ。


魔獣ランバは、牙に毒を持つ体の大きな猛獣系だ。

素早く動くので、ランクがBなのだ。

コイツには、火魔法がいいだろう。。

レベル3は、いるか。。

「。。。」もちろん、無詠唱。

ドンーーーー!

あっという間に、核を残して消滅。

近づいて核を拾う。。

これ、生産職には結構な高値で取り引きされる。

魔石に加工出来るからな。


「君は。。」

バラーエルさん。ただ今絶句中

ここは、押しの一手だな。


「バラーエルさん。

もし、僕が護衛の代わりを果たさなければ、全員の命はかなりの危険にあったと思いますよ。

僕に謝礼を払い、この後の護衛を頼むべきでは。

もちろん、命の恩人の僕に売買契約はあり得ませんよね。

さ、どうしますか?」


苦虫を噛み潰したようなバラーエルさんは、結局言う通りにするしかなかった。

なぜなら、この後もレベルの高い魔獣が次々と襲って来たからだ。


最後の方は、いてくれて良かったとも。


「では、謝礼をお支払いください。」



「いやいや、 あまりの事に謝礼如きでは。。

ここから、東方に小さな森がある。

その森とその中にある家を進呈しよう。

どうかね?」



不動産売買の基本…現地を視察せよ。

甘い話は、大抵ヤバイ。

。。、


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