少年の三人目の友達は神様と友達のいい奴だった。
僕に三人目の友達が出来たのは、ある授業中に魔法が使えないと馬鹿にしてきた男子三人組を彼が
殴った後言いました。
「お前ら、魔法が使えるのは、そんなに偉いことなのか?偉くねえだろぉ、魔法が使えなくなった時お前らに価値があるのか?あいつにはあるだろ。
空は今日から勝手だが俺の友達だ。友達に手を出してみろ。テメェを死ぬより酷い目に合わせてやる。」
口調は悪い人だったが、その言葉は僕の心の中に広がっていった。
そう言ってくれた彼の名は結縁紬と言うそうです。
僕は君のことツムツムと呼んでいいかな?
そう言うと彼は満面の笑顔で「いいに決まってるぜ。これからよろしくな。空」
彼は、聞くところによると今は寂れた神社の宮司の息子さんならしいです。
その後帰宅する道が一緒だからと言って一緒に帰りました。
その時彼は、神様と友達なんだぜと言いました。
信じてくれないと「信じるよ。本当なの?僕も神様と友達なんだ。」
「お前もか!俺たちは似た者どうしじゃないか。」
僕は5歳の頃神様と契約したけど、ツムツムは?
「俺も5歳だ。妹のかわりに、契約したんだよ。」
えっ、妹のかわりに?
「すまない、すまん、語弊があったかな。俺が望んで妹は望まなかった。俺はただ独りぼっちの神様の孤独という病の薬となりたかった愚か者なだけだ。純粋無垢にはなれなかった自分だけどこれからもよろしくね。空」
僕はツムツムのことを純粋に凄いと思った。
そして夜がやってきた。
ミカヅキにツムツムのことを言う。
ミカヅキは、慌てふためき、驚いた様子で本当に紬という名前なのか⁉︎
紬に対して、何か知っているの?ミカヅキ
「あぁ、知っているよ。神から愛されて世界からも愛されているはずなのになぜか、誰かのために自分を犠牲にするいいやつだよ。きっとツムツムと言ったね。あの子はきっとその子孫だ。」
僕は友達のことを褒められて嬉しくなった。
ツムツムはさ神様とも契約しているんだって。
「そうか...彼はまだ魂を輪廻の鎖に繋がれているのか。当たり前だな。神と友になる人間の非業な終わり方は当たり前なんだ。」
僕はなんだかその続きを聞きたくなくなって寝た。
ーー結縁屋敷ーー
「オボロくん、僕にも友達が出来たよ。」
良かったなぁ、主殿。
いい友を持つと人生が華やかになるぞ。