僕が5歳の頃、人生の一生を決める選択
ーー10年前ーー
まだ世界中の全ての人間が魔法使いではなかった。
日本に魔法使いはまだ1万人しかいなかった。
僕が5歳の頃、その頃僕は魔法使いにとても憧れていた。
魔法という奇跡、それを使ってヒーローのようになれるかな?
魔法の才能があるかは特殊な水晶で5歳の時に調べて貰えるのだ。
そしてようやく魔法使いになれるかわかるその日が訪れた。
そして僕は神々しい光に囲まれて気が付いたら真っ白な僕とナニカ以外誰もいない世界にいた。
「ここはどこですか?」
ここは天界だよとナニカが微笑んで言いました。
いつの間にか緊張も消えていてあなたは神様なの?
僕がそう聞くとナニカは神様だよ。
僕は魔法使いになれるの?
それは、君次第だよと神様が言いました。
君には二つの選択肢がある。
まず一つ目は魔法使いになれるけど君の人生には障害しか訪れない。君が夢見てる魔法使いのようにはなれない。だけど君は魔法使いになれる。
次に二つ目 君は魔法使いになれないかわりにひとつだけ願いを叶えてあげる。
僕は少し考える時間をください。
そして数時間後うーんと悩み続けて考え出した結論は
僕は魔法使いになれなくていい。
だから、叶えてください。
「僕と神様と友達になろう‼︎!」
「えっ?」
神様の驚いた声が静寂の空間に響いていった。