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番外編 胡桃の1日,オボロの1日

今回は心配性な彼の友達とツムツムの隣にずっといないと狂ってしまうオボロのお話

ーー胡桃の1日ーー


胡桃の1日の始まりは空が起きてくる6時半よりも30分早い。


胡桃は朝ご飯の前に彼を隠し撮りした写真を眺めている。


彼女の朝ごはんは空と同じ物にする。


そしてツムツムと空と一緒に学校に通う。


空が困ったらさりげなくヒントを出して恥をかかせない。


そして日々ツムツムと模擬戦をしている。


ツムツムは強いからである。


運動音痴の彼の隙をつき日々互角の勝負になっている。


そして帰りは隠しカメラで彼の行動を見ている。


夜ご飯も彼と同じ物だ。


そして寝るのは彼よりも少し遅い9時半



ーーオボロの1日ーー


神であるが故に睡眠など必要ない。


神であるが故に食事も必要ない。


つまりは、主殿と一緒に寝る必要も同じ食卓で飯を食う必要もない。


だが、主殿と一緒に寝てあげるのは、ただの罪滅ぼしのような行為だ。


主殿は妹殿の代わりに私と契約したが、どのみち主殿と絶対に契約していたであろう。


わたしには、契約するものを選べるのだから妹殿を殺して主殿と契約していたはずだ。


主殿は知らず知らずのうちに最善を掴み取る。


素晴らしいお方である。


緑茶を飲むのが大好きで、運動音痴で大切な人間のために地獄に突っ込む覚悟もある。


真摯な姿勢でいつかあの願いを叶えるのだろう。


もはや、あのお方が殺されたら殺した種族に滅びを与えるのだろう。


今日も主殿のためにお湯を沸かして緑茶を淹れる準備をしておこう。


そしてまた幸福な1日が始まり幸福な1日が終わっていく。




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