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実技試験 その1
実技試験の内容は小学一年生だろうが関係なく誰でも使えるはずの召喚魔法である。
それを使えれば、合格。
不合格であれば、夏休み毎日ずっと補修。
一番手の蒼は、猫の召喚に挑戦して失敗!
その後成功者はまだ誰も現れない。
僕も召喚魔法は失敗するだろうとわかっているのにやらされた。
「召喚魔法;ケットシー」
当たり前のように失敗したが、僕を殴ろうとした先生が逆に透明なナニカに殴られていた。
僕は、まさかツムツムが!?
ツムツムは首を横に振っていった。
「召喚魔法は目に見えない召喚獣がほとんどなんだ。」
だから、僕を成功にしなさいとツムツムが言った。
結果僕は合格になった。
ツムツムの番が来た。
「常世に宿り我らを見守る偉大なる神よ。我らに恵みを齎してくれた偉大なる精霊よ。我らに希望と絶望を与えた魔の者よ。我は願う。我は願う。
安楽の時を保証し、見守リ続けた偉大な精霊よ。
ここに来たれ。ここに来たれ。風精霊:シルフ」
そこには、シルフと呼ばれたナニカが確かにいた。