世界に起きた奇跡は僕以外の人間を包み込んだ。
ーー約三十年前ーー
世界中にある特殊な能力が使える人間が急増した。
それはファンタジー小説でよく見られる現象「魔法」
にそっくりだったため政府や偉い方はそれを使える
通称魔法使いを囲い込んだ。
しかしそれも昔の話...
今では、たった1人を除いて魔法を使えない人間はいなくなった。
いや、魔法を使えない人間は生存競争に敗れていったと言ってもいいだろう。
これは魔法を使えない1人の人間と魔法使い達のお話だ!
その少年こと僕の名前は空というんだけど、みんな僕の唯一持っている能力を知ると十人中十人が、100人中100人が、1000人中1000人がみんな残念だと言いました。
僕は超自然的魔法を使うために、今や人々が酸素と共に取り込み呼吸と共に吐き出すように身近な「魔力」
というのは他の人は有限でそれによって魔法の強さのレベルさらには寿命をも決定する魔力は僕は無限にありました。
それは魔法を使えないのがおかしいっていうことになりました。
お母さんが言いました。
「どうして神様あなたはあの子に無限の魔力と魔法の才能をお与えにならなかったのですか?天は二物を与えずと言いますがあまりにあの子が残念すぎます。」
友達が言いました。
「神様あなたはあの子を愛しているのは解ります。ではなぜ、このように虐められる原因をお与えになった!」
僕は言いました。
「神様あなたは、僕をいつも見守ってくれていますよね。」
明日は魔力の無限になったあの日の話をしよう。