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奇譚書調査録  作者: 神山 諏訪
第1章 薊の号哭
3/3

1話


村雨が言った後…

扉の開く音がし依頼用に設置していたベルが鳴った。

智美と五月は少し驚いたが3人で1階の図書館へと移動した。


移動すると…

人間の男の子がベルの前で不安げな表情をしながら怯えていた。

初めて図書館で見たと記憶している智美は怯えるのは仕方ないと思っていた。

実際今まで人間は妖怪等の他の種族はおとぎ話でしかないと言う考えの人間が殆どなのだから。

そうこう考えていると男の子は此方に気付いて近寄って小声で


「依頼を…したいのですが…いいですか?」


と聞いてきた。

…と思ったら五月がニコニコしながら元気の良い威勢で


「よし!じゃあ、2階に行くか~!」


そんな男の子の心情を察していない五月に対して

二人は呆れ果てていた。

だが、五月の言う事も正論であった。

3人が扉を開けて男の子の方へ近寄ろうとしてた時も…

図書館に居た妖怪達が男の子を凝視していたのだから。

喰おうとしていた訳ではないと思う

…ただ、依頼用のベルが鳴るのが久々であるが為依頼者の子を見てしまったのだろう。

それを察して2階へと足を進めたのであった。


──────────────────────

────────────


「はい、お茶。ここまで来るの疲れたでしょう?」


そう言って五月が男の子の前のテーブルにお茶を置いた。

すると男の子は少しホッとしたのか頬を緩めて少しだけ笑顔に

落ち着いた所で本題に入ろうと村雨が男の子に声を掛けた。


「君、名前は?どんな事があったの?」


すると男の子はさっきの怯えた表情とはかけ離れた真剣な表情をしていた。

そしてゆっくりと此処へ来た経緯等を話始めた。


「僕は南雲睦月(なぐもむつき)。此処の事は学校で噂を聞いて」


睦月が話始めたと同時に智美はペンとノートを出した。

依頼者の情報、依頼内容を書き取り始めたのだった。

変な切り離しになってしまい申し訳ありません。

今回はお知らせがあります。

この作品の世界観等をもっと知っていただく為に…

【奇譚書調査録・設定編】を書こうと思います。

そちらも楽しみにしていてください。

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