残念職と呼ばないで(仮)番外編。ある<武士(サムライ)>の憂鬱
注:あくまで『残念職と呼ばないで(仮)』作中の『昨日のわんこ』さんの独白でございます。
俺の名は『昨日のわんこ』、猫人族の<武士>でアキバ5大戦闘ギルドの一角<黒剣騎士団>のメンバーだ。猫人族の癖になんで名前が『わんこ』かって?それは・・・。
・・・本当は某朝の情報番組の1コーナーをパロって『昨日のにゃんこ』にするつもりが最初のキャラクター製作時に誤って『にゃんこ』を『わんこ』と打ち間違えたからだ!そりゃ散々今まで至る所でツッコまれたさ!
「何をどう間違えたら『にゃんこ』を『わんこ』って打ち間違えるんだ?」「寧ろツッコまれるの狙ってやったんだろう?」etc.etc.…
・・・余りのツッコミの多さに最後にはもう俺も反論する気も失せて名前に関してツッコミは無視するようになった。
色々とギルドも入ってはみたが何処に行っても『名前』をネタにされるだけで実力は認めてもらえない。臨時パーティーに参加しても『名前』をネタにされウンザリしてた。親しい奴がいない訳ではなかったがソイツらと連んで狩りに行っても『ネタ要員』のような扱い。
頭に来たので当時改名したばかりの<黒剣騎士団>の入団テストを親しい連中と一緒に受けた、他にも3パーティーくらい受けに来ていて24人フルレイドになったからという理由で大規模戦闘コンテンツ『マイハマ地下遺跡』に放り込まれた・・・合格条件はマッドカルーセルゴーレムまでたどり着いたら合格。俺の居たパーティーは俺の除いて全員失格。結局最後まで残ったのは俺を含めて12人。
・・・因みにその時の試験官は後に脱退して<グランデール>ってギルドのギルドマスターになる“キャノンボール”の二つ名を持つウッドストックさんと、“チープスリルジャンキー”伊庭八郎の姐さん、亜倶弐さん。そりゃもうおっかない面々で俺はビビりまくってた。
入団してからは大規模戦闘未経験者を対象に戦闘訓練だなんだと、色々と連れ回され地獄のような日々で古参や幹部がおっかなくて辞める奴もしばしば・・・、特におっかないのは総団長の“黒剣”のアイザックさん特攻隊長“黒剣の雷神”フリードさん親衛隊長ゼッカ=イーグルさん、俺も辞めようなんて思った事もあったが同期で入った<神祇官>の義盛って奴と仲良くなってから気が変わった・・・、正しくはソイツと一緒に狩りに行った時にあった『ある出来事』が切欠で辞める事を止めた。
<黒剣騎士団>に入ってから、良くも悪くもドタバタした日々を過ごしてる。先輩にも同期にも後輩にも凄い奴らばかりで、自分は大したプレイヤーでない事を思い知らされるが反面、自分は頭の螺子がぶっ飛んでない事も思い知らされる。
あ~そう云や、<黒剣騎士団>に入って名前にツッコミ入れられた事ないなぁ・・・。
これってちゃんと実力を評価されてるって事でいいのかな?エンクルマの兄貴ほど馬鹿じゃねーけど、馬鹿の俺には良く判らねーや。
さて、今日は<放蕩者の茶会>元作戦参謀“腹黒眼鏡”のシロエさんをゲストに迎えて大規模戦闘だ。俺も選抜メンバーに入れて貰えるかな?