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第三話

ゲームが長くて支持されてゆけば、そんな話です。













 運営会社にとって、彼の要求は実に面倒でありながら安上がりなものだった。

 ネットマネーを数万づつと、現在のギルドホームの二重化だった。

 数万、という数字は、少女たちのとっては大金だったが、彼にとってはまぁ、あれば助かる程度の金額。

 その辺のバランスをとって、実利をさらに、ということらしい。


 今回のオフ会で撮影した写真や、ギルドで確保したレアアイテムを保管する、という状況で、実は盗難の可能性もある上位スキルが最近のアップデートで追加された。

 そこで、絶対に侵入できないギルドホームをメインにして、こそ泥用のサブホームを設定してほしい、と要望したのだ。

 はっきり言えば、ゲーム運営としておもしろくない。

 しかし、今回の問題への代償とみれば、仕方ないとも思えた。

 なにしろ、ギルド『ノエル』への侵入を試みるためだけに、今回追加された上位スキルを取得すると息巻いているプレイヤーも少なくないからだ。


「判りました。そのような形で了解させていただきます」


 運営が認める形で、お客様用ギルドホームと、プライベート用ホームが二重化されたお陰か、珍妙な、それでいて嫉妬にあふれる意見は沈静化していった。

 某大型掲示板にアップされた「ノルン」のギルドホームは、落ち着いた感じのある一般家庭であり、イカガワシい目的で使っているとはとうてい思えないものばかり。

 装備も店売りの普通装備ばかりで、レアアイテムや装飾アイテムで女心をつっているという邪推も消え去っていた。



「これなら、知り合いってだけの人でも招待できるわね」

「えーっと、タイチさん、いいですか?」

「構わないけど、俺も昔からの仲間呼んで良い? 今回の沈静化に協力してくれたから、一応感謝をっておもってるんだ」

「・・・うん、賛成」

「私も了解」

「じゃ、新生『ノルン』のお披露目ですね!」


 出会った頃とは全く違う、輝くような笑顔の少女をみて、彼女はそろそろ飛び立つかな、とも思った彼であった。










 いろいろと炎上した世間を鎮火できた記念と言うことで、彼は昔からの仲間を呼ぼうと思ったのだが、これが困ったことに自薦者が三桁を越えた。

 われこそは! とPvPまでし始めたので、仕方なく籤を作って選別したところ、意外なことにはじめに呼ぼうと思ったメンバーのほとんどが残る結果になった。


 実にご都合主義。


「いやー、タイチのハレンチハーレムの公開だろ? 楽しみでさー」


 リアル実践古武術の伝承者、VRただの酔っぱらいねーちゃん、リデルア。


「おいおい、その火消しをしてた俺たちの苦労を無にすんじゃねーよ」


 リアル高度老人ホームで半身不随の老人、VRヘイトオンリー無攻撃遊び人、キンさん。


「いやいや、正直、正直にですよ? 身内から犯罪者を出したくなかっただけですし」


 リアル高校6年生、というかそろそろ卒業しろ? VR無敵勇者(笑)、ファイマン。


「あー、一応、査察。だって、デートしたんでしょ? 少女臭消えてなかったし」


 リアル実は取引先のOL、VR慈愛の回復職人系撲殺聖女、ブラッディーマリー。


「まじ、まじかよ!! すんげーナイススメル! お、俺の部屋にもぉ!!!」


 リアル内閣調査室勤務謎公務員、VR紳士へんたい剣士、ペロペロ。


「はい、タイーホ!」


 リアル某お笑い芸人(看板番組あり)、VR自称聖騎士。


 最後の一人は、全く知らないが、素行不良じゃないらしいのでスルー。

 今回の協力者であることは間違いないらしいし、とお気軽な彼であった。


 少女たちは、本当にリアル友人、というかVRを通じて話すようになった友人を連れてきたもので、ギルドホームにはいる前で女子中学生率が異常に高まる結果となる。


 勿論、それに動揺するのは自称紳士へんたい達。


 彼らは言葉にはできるが、実際に体感すると焦りまくるのだ。

 急に静かになってしまった変態達を気遣い、キンさんやらマリーやらが話を先導しているところで、ギルドホームへの招待が舞い込む。

 渡りに船と、変態達が相次いで飛び込むと、その光景に息をのんでいた。


 少し前に盗撮された『ノルン』ホームとそっくりでありながら、暖かみのある空気。

 詳細まで撮影されていなかったので比べようもないが、そこら中にフォトフレームが飾られているのを見入ってしまう。


「おいおい、タイチ! こりゃ、リアルフォトじゃねーか!」

「ああ、この前のオフん時のだな」

「うわぁ、中華街の青門前で、抱き合ってるじゃねーか・・・」

「あー、タイチさんって、リアルも格好良いかも」

「うわぁ、この人数で一日中じゃ、においもつくわねぇ」

「え、変なにおいついてましたぁ!?」

「いやいや、おじさんの加齢臭みたいなもんだよ。年頃の女の子特有のにおいがあってねぇ」

「・・・うらやましぃ~」


 とかなんとか、どんどこ盛り上がりつつ、招待客とギルメンの交流が続くのだった。



 VRにおいてのコミュは特殊。

 何しろ世代幅が親と子供以上の差がある。

 だから「子供の頃~」という話や「理解できない~」という考えは自ずと排除される。

 それ故に、VRにおける大人のプレイヤーは、子供のプレイヤーにとって、理解できないネタを言う兄や姉であるともいえる。

 とはいえ、自虐ネタで半身不随を出すとか、高校六年である事実を出すとか、そのへんは、もう、本当にネタ。


 この手合いで同じ人種としては、壁丼・床丼ヒキニート自慢や自宅警備員日誌などになるのだが、そこまでいくとリアル中学生には毒にしかならない。

 一応年代的には無敵感あふれる、全能感あふれる年頃なので、人生挫折系は無判断で軽蔑処理される流れだったりするが、すでに折れ曲がった大人には判らなかったりする。


 それはさておき。


 今回のギルドホーム紹介という名の大人&子供合コンは、半ば理想的なレベルで推移し完了した。

 そう、今回の「これ」は、噂レベルで広められる為の、ノルンの目的を打診するためだったのだ。

 すべてを聞いた女子中学生お友達組は、不登校という現実に書面から向き合ってくれる大人がいた事の幸運を称えあい、大人は難しい問題に正面から組み合った無謀を叩き合った。


「えーっと、なんでタイチさん、怒られてるんですか?」


 ここで正面から説教できれば楽だ。

 しかし、ここはVR。

 年齢を笠に着た行動がタブーとされた世界。

 首をひねる紳士へんたい達の中で、マリーが苦笑いを浮かべて言った。


「こういう難しい問題を、私たちに頼ってくれなかったって、嫉妬してるのよ、本当は」


 いろいろと言いたいことはある。

 表向きの問題もある。

 しかし、本質で言えばマリーの言葉がすべてだろう。

 現実、最低でも成人している仲間内だったから。

 そして、その輪の中で、一人涙する男のアバター。


「・・・ここでリアルを出す失礼を許してください」


 ペコリと頭を下げた男のアバターが、典型的日本人へと変わった瞬間、ヒミが声を上げた。


「あーーー! 兄、なにしてんのよ!!」


 男性アバター、その中身は、交換したいと言われてしまったヒミの実兄であった。

 曰く、VRなどというまやかしの中で妹が騙されていると考えた彼は父を説得して妹の監視のためにVRを始めたとか。

 が、伝え聞く評判と実際に見られた誠実な行動、そして本日聞いた真実を併せて、このまま隠れているわけにはいかないと考え、頭を下げるために現れたのだった。

 最初、ヒミは最低だとか信用していなさすぎとか言っていたが、土下座をした兄を見て、非常に困った顔になった。


「秀・・・いや、ヒミ。俺はもう監視なんてしないし、VRも辞める。許してなんてくれなくて良いけど、それでも謝らせてくれ」

「・・・兄」


 そう呟いたヒミだったが、視線は彼に助けを求めていた。

 そう、頼りになる兄貴へ。

 ここで動くからこそ、頼りにされるわけで、彼はぽんと土下座少年の肩をたたく。


「頭を上げて」


 すっと視線をあげると、そこにはタイチ。


「VR、楽しくありませんでしたか?」

「・・・楽しかったです」

「VRの中の人たち、良い人多いでしょ?」

「・・・おもしろかったです」

「コンタクト、いろんな人としてますよね?」

「・・・はい」


 動揺に染まる瞳をのぞき込む彼は、ばん、と両肩をたたく。


「始めた動機はどうでもいいんですよ。いま、なにをしたいか、それだけでしょ?」

「でも、俺は・・・」

「妹ストークプレイ、個性的じゃないですか」

「「「「「それだ!!」」」」」

「「「「「(げっ)」」」」」


 一気に紳士へんたい連中が盛り上がり、リアル中学生がどん引き。


「おれ、そんなキモイことしてたんですか?」

「家族、一番小さな縁の仲間が心配じゃないわけがないでしょ? そういうのも愛って言うんですよ?」


「「「「「(きゅん)」」」」」

「「「「「げぇ」」」」」


 リアル中学生、胸きゅん。

 紳士へんたい、胸焼け。


「・・・ありがとうござます、タイチさん」

「これに懲りなかったら、VR続けてみてくださいよ、ね?」

「・・・はい」


 何となく頬を染めて頷く男性アバターを見て、ちょっと超次元的発想に行き着く一部中学生と女性プレイヤーだったが、それは台詞という表に出ることなく、メールチャットで大いに盛り上がることになったのだが、表に出ることはなかった。

 

 ともあれ。


 一応の目的を達したギルド「ノルン」から、今回のお礼として、ギルドホームへの仮入室許可証「ゲストカード」が発行された。

 さすがにホーム内での荷物の保管や休憩は出来ないが、緊急に逃げ込むとか依頼にくるとかは出来るというもの。

 これだけでも、大きなお友達には興奮もののアイテムらしく、紳士へんたい代表のペロペロは、厳重に盗難防止のプロテクトを始める。


「・・・ちぃ、やっぱあの盗賊上位ジョブがくせもんだぜ」

「あれだよね、アイテムボックスの中からも掏摸出来るっていうの、くせ者だよねぇ」

「あれヒドくありませんか!? どうやって防げばいいか、本当に怖いんですよ!!」

「あー、アイテムボックスをの中を無秩序に配置して、被害を少なくするしか思いつかねーなー」

「あとは、一定割合で爆弾をしこんで、掏摸した瞬間に爆発するようにするとか・・・」

「マリーこえーよ、こわすぎるんだよ、おまえは!!」


 基本、上位スキルを使われると、問答無用で金かアイテムが持ってゆかれるのだが、掏摸でとった瞬間までなにが取れたか判らないのが恐ろしいところ。

 このゲームをやっていれば、金なんて速攻でカンストするので意味はないが、アイテムの中にはクエストアイテム譲渡不能なんてものまで掏摸取れてしまう場合もあるため、心底警戒が必要ということになっている。

 まぁ、クエスト自体がそのアイテムに付随して移行するため、初めからクエストをやり直せばいいという話もあるし、挽回も可能なのだが、問題は掏摸とったほう。

 これがもし、聖者への挑戦とかのクエストだと、いきなり失敗とか失敗課金とかスリ能力の消失とか、もう恐ろしいまでのペナルティーが津波のように襲い来る結果となる。

 現実の話、盗賊王と自称していた男が、そのクエストペナルティー津波でキャラがガタガタとなり、同名でリメイクすることを宣言したぐらいだった。

 まさにバランスブレイカー、運営側がこれを意図していたのなら、恐ろしいまでのバランス感覚だろう。


 これに加えて、ホームへの侵入という技能もセキュリティーを上回ったのだが、侵入時にタイーホされると、今までにない罰則が決められていた。


 侵入者のホーム財産を含めた全額の半分を被害者に譲渡。

 プレイヤーアカウントの二週間停止。


 まさか、本気ではないだろう、そんな思いだった盗賊キャラ達だったが、本当に実施されて大いに文句を高めたのだが、ハイスキルには同等のリスクが付き物だと切り替えされて黙るほか無かったわけだ。

 そんなわけで、どちらかと言えば軽く済む可能性のある掏摸が横行し、中学生達も不満を高めたわけだ。


 さて、こんな話が流布されれば、どんな対策があるかなんて古参には思いつく。

 今まであった流れなので。


 とはいえ答えをそのまま教えるのも意味がない。

 だからヒントをそれとなく教えているのだが、社会経験の少ない少女達は首をひねるばかり。

 いや、一人だけ微笑む者がいた。

 ジョーはとても、とってもうれしそうな笑顔を浮かべている。


「・・・つまり、町中でPK可能。それも自殺扱い。ステキ」

「まぁ、ジョーちゃん。その結論は素晴らしいわ♪」

「「「「「怖すぎだって!!」」」」」 


 防犯の誘導が、いつの間にか掏摸爆殺に移っているのはご愛敬。

 とりあえず、話が出きるまで引き出して、最終的に答えを示すのが普通なので、それまでは楽しい雑談になる。


「爆弾じゃなくてもさ、強制転移符でもいいよね。自分のホームとか」

「え? それってなんで?」

「ほら、不法侵入の現行犯って、即逮捕でしょ?」

「ああ! スキルを使わず不法侵入したってことで、侵入失敗だから!?」

「そ、即捕縛NPCが来て連行」

「うわ、なんか荒稼ぎの予感」


 非常にイヤな話だが、この会話は痴漢冤罪の温床を感じる大人だったが、つっこみは避けた。

 とりあえず、その手の普通アイテムを優先的に掏摸させる方法はまだ確立できていないから。

 そう、普通アイテム、は。

 逆に、ヤバイものほどよくスレる。

 絶対譲渡不能クエストアイテム、とか。

 明らかにおくエスト発生を待っている呪いのアイテム、とか。

 表面上、すごく使い勝手の良いアイテムを装っていながら、最終的にもの凄い不幸な現象を伴って寄生する魔獣の卵とかとか・・・。


 そう、掏摸対策は、もの凄く、とんでもなく、掏摸が手に入れた瞬間に不幸になると公式設定で理解できるモノをアイテムボックスに入れておく、であった。

 あと、ホーム防犯対策は、出入り口に防犯アイテム(運営会社製)を置く、が正解。


 実際にアップデートしたはいいけど、ホームの盗撮や装具の盗難という空き巣と言うよりも変態行為が多いため、止む得ない緊急パッチだった。


 ともあれ、上位スキルは、本来、倒すことなくモンスターからドロップアイテムを奪うという強烈な使い道があるはずなのだが、それが発見されるにはしばしの時間が必要だった。

 活動していない休眠状態のボス部屋に侵入して、気付かれないようにアイテムをスル。

 これを繰り返すだけで、どれだけのチートか。

 そんな思いに答えるプレイヤーは、カナリでない。

 残念な話しすぎた。









 近隣では、駆け込み寺になりつつある「ノルン」。

 VRプレイヤーの低年齢化は仕方ないとしても、見た目で大人っぽくなっているからってセクハラするのはどうかと思うわけで。

 そんなこんなでリアル中学生スリーやお友達は、その救護活動に喜びを見いだしている。

 初めはナンパをしていただけだと嘯く男達だったが、相手がリアル○学生とか聞くと流石にどん引き。

 出来れば年齢サインを点灯させて欲しいと切に男に願われるほど。


「で、でも、ロールに合わないし・・・」

「VRでも身の危険があるのよ? 未然に防げるんだから、町中では点灯させとくべきだわ」


 こんな意見を言うヒミも「義務教育中」という通称ロリタグをちゃんと点灯させている。

 もちろん、それが紳士へんたいを呼ぶサインであることを理解していないでもないけど、それでも、一定のナンパを避けることを理解している。


「VRでエロ体験、とか期待しているなら辞めなさい。タグなしでも登録年齢をごまかしても、VRサーチしたときに実年齢は割れてるわ。本気で相手が逮捕されるわよ?」


 わりと長い解説が少ないジョーだったが、この件は結構詳しい。というか、いろいろと狙っている相手に説教されたのだ、多少トラウマになっている。


「大好きな人が出来たら、戸惑っちゃ駄目。でも、今は焦らなくても良いと思うわ」


 VRでは非常に多弁になったカエ。

 実際は、ジョーと共に狙っている相手がいる。

 現実の話、法律上の制限が取れるまで幾年。

 少なくとも、結婚可能年齢になれば、システムの干渉は最低になるのだから。


「「落とすと決めたら、女はやぼうをもって攻めるの。それまではやぼうの相手を捜すのが女の役目よ?」」


 カエとジョーのハモリに、強く頷く少女。

 そしてその背後でガタガタ震えるヒミだった。


 ともあれ、そんな少女達を一時的に保護し、プレイスタイル確立に協力するというゲーム内NPO活動っぽいギルド。

 この活動には、実は結構協力者が多かった。

 古参のプレイヤーは狩り場で誘導し、生産者は適正価格で普通以上の装備の取引に応じたり。

 まじめで、誠実で。

 彼も「おかしい、紳士へんたいばかりのはずなのに」と首を傾げるが、現実的には下心がないわけではない。

 無いのだが、協力者の半分ぐらいには、本当に下心がなかった。

 では何故、というと、実はなけなしの「父性」が刺激されてしまったのだ。


 古参と呼ばれる集団は、生粋のゲーマーでありつつ、一度引退したような年齢の人間が多い。

 引退してから戻ってくるのだから、よほどの廃人かというとそういう人間ばかりではなく、身体リハビリやストレス発散という目的の人間も多い。

 そんな人間が過去の経験を元にプレイヤーアビリティー優先のゲームをするのだから、それは凄まじい結果になるわけで。

 最初は結果を出した「昔厨二」状態だったのだが、時間が進むに従って最強系からネタ系に全員が走り始めた。

 彼自身も、「昔日の全日の魂を体現する」とかいう路線だったのだが、まぁ、それはそれ。

 そんなネタ先人達も、最近は少しだれていた。

 が、そんな中、彼が新しく作ったギルドは新鮮だった。

 新鮮すぎた。

 自分たちもやりたいけど、それをしては絶対にあり方を変えてしまう。



 だから、協力という立場で、なま暖かく見つめよう、そんなスタンスにたたせた。

 そして、美味しいところだけ助けて、出来れば将来的においしい思いもしたいなぁ、とかなんだとか。

 まぁ、余録を妄想するぐらいは個人の自由。




 彼もなんだか、そんなNPO活動の元締めっぽい位置に据えられているが、実際のところ、彼の義務など無いに等しく、プレイスタイルを変えるまでに至っていなかった。

 そう、彼自身、少女達の巣立ちの形だという感慨があり、彼女たちの活動に対して思うところはなかった。

 ただ、彼女たちの活動を妨害しようとか、無理矢理エロエロ垢バン覚悟の特攻野郎を背後からサクッとみたいな、様々な活動をしていたりするのだが、いらないお節介のたぐいだと自嘲の彼であったりする。






 そんなVRが、彼ら、彼女らの日常に変わる日は近い。 


と、こんな感じに、一気に二時間ほどで書き上げてしまった内容としてはまずまずかとw


検証とかなんもしていない、リハビリ作でしたが、お楽しみいただければ幸いです。

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