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私と友達

前のとおり、また色々ネタが入っでいます

御注意下さい

困ったことになった

あの娘は春風麗音というらしいのだが、その麗音いわく

友達とは毎日遊びに来るもの、だそうだ

別にそれだけならば別にそれほど困らないのだが(只今絶賛失業中だ)

麗音は良家のお嬢様らしく、俺程度の人間とつき合うことは許されていないとか

それゆえ俺は麗音の屋敷に毎晩忍び込まなければならない

前には触れなかったが、屋敷には門番もいれば、麗音に仕える人々もいる

正直毎晩忍び込むことは自殺行為にも等しい

だが、俺にはその程度、赤ん坊が逆立ちするようなものだ(キリ

とりあえずカッコつけてみました

てゆーか何日もつかもわからない

俺の命日も近い(?)

正直忍び込まずに麗音とこのままおさらばしようかとも思ったのだが、やっぱり俺ってイケメンじゃん?ヒーローがヒロインを助けるのは当たり前のことだろ

なんて言うつもりはないが、まあ・・・ただ、寂しそうだったからほっとけなかったってのが本当の理由だ

結果的にはイケメンか?

一応言っておくが別に下心はない

変態という名の紳士ではないのだ

来ると何かご馳走すると言われたからでもない

何か食べたかったのは事実だが・・・

まあそんなこんなで麗音の屋敷に向かっているのだが

今日も雨が降ってきた

「ちょうどいい。忍び込むには最適だ」

そんなことを呟いて誰にも見つからないような場所を探した

でもまだこの時俺はこの雨が偶然のものだとしか思っていなかったんだ


*********************


「うまかった。ごちそうさま」

なんとかして忍び込んだ俺は麗音の出してくれた御飯をたいらげていた

量は少なかったものの、御飯は全部おいしかった

庶民(下手すると庶民以下)の俺では普通食べられないような造りなどのものばかりだった

食べられればなんでもよかった俺は

普通のものでいいぞ、と言ったのだが

何を言っておる。普通にきまっておろう、だそうだ

さすがは良家のお嬢様

ただ一つ気になったことがある

「麗音、なんで俺は忍び込まなければ入れないのに、御飯なんか用意できるんだ?」

「私の夜食に決まっておろう。他のものを用意できるはずもなかろうて」

「そんなもの、おれがもらってもいいのか?」

「かまわん。それに・・・」

麗音は少し恥ずかしそうに言った

「夜に御飯を食べるのは、美容に悪いと聞いたゆえ」

それを聞いた俺は思わずハハハと笑った

「わ、笑うでないぞ!私も女の子なのじゃぞ」

「すまんすまん。飯、さんきゅな!」

麗音はそれに笑顔で答えた

「さてと、飯も食ったし・・・帰るか」

そうおれは呟いてみた、麗音の反応がみたいゆえにそう呟いてみただけなのである

期待は悪い意味で裏切られた

麗音はおもむろに鉄扇をとりだすと俺に突き出し、言った

「お主、自殺志願者か?」

怖えー、まじ怖えー

すごいやつと友達になったもんだ

俺は謝ることしか出来なかった(情けないけど本当に怖いんだよ)

その後も色々と話をしたのだが・・・

その時に麗音にある質問をされた

それはとても意外なものだった

いや意外すぎると言ってもいいだろう

それはおおよそこの国の者でないか、気が狂わなければしないような質問だからだ

「お主は青空というものを見たことがあるかの?」

この世界で青空を見たことがない者はいない、そう思っていた

だがその常識ともいえる考えるが間違いだった

ここに青空を見たことのないものがいたのだ

彼女によれば、ここでは雨は振り続け、あめが止むことなどないらしい

それに加えてこの屋敷から出ることも許されておらず、抜け出したこともないとか

それゆえみたことがないのだ

「いつか、青空を見てみたいのう」

誰に言うまでもなく彼女は呟く

その呟きを聞くと、俺は何も言うことが出来なかった

ただ、いつか青空の見える所まで連れていってやろう

そう決心した


*********************


一瞬人の気配がしたような気がした

気づくと俺は美人だが少し冷たさを感じさせる女に羽交い締めにされていた

そして首元には小刀

「大人しくしなさい。抵抗しなければ殺さないから」

囁くように、だけどはっきりと女は言った

「これは警告です」

「何の警告だ?」

俺は動揺を抑えきれない声で言った

「貴方は今日麗音様が青空を見たことがないと言うのを聞きましたね」

「な?」

どういうことだ?麗音以外に誰もいなかったはずだ

「ずっと貴方がたを見ていましたから誤魔化そうとしても無駄ですよ」

「何が狙いだ?」

「狙いも何もこれは警告だとさっき言ったでしょう。

貴方が麗音様を連れてこの屋敷から連れ出そうとすれば死ぬ

貴方が、そして麗音様が」

女は感情のこもっていない声で言った

「なぜ麗音までが死ぬんだ?麗音はお前らの主だろう」

「・・・」

沈黙、その代わりに冷ややかな目

「答えろよ」

俺は尚も繰り返す

「貴方が不用意なことをしなければいいのです、ただそれだけのこと」

「おい、ふざけんッ」

首に走った鈍い痛みとともに俺の意識は刈りとられていった

混沌とした意識の中で女が、警告はした、というのが聞こえた・・・


色々勢いで書きました

また後々修正すると思います

きになったこと、修正したほうがいいと思う所があれば、どんどん批評して下さい

お願いします

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