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帰還 そして波乱
風呂場では女中たちが絹の布で炎華の体を磨くように洗ってゆく。
正直、痛いくらいに体が赤くなるので嫌なのだが彼女たちは仕事でやっていてくれるので文句がいいがたい。
「炎華様はすべてが純白でお綺麗な体をしておりますわ、、、。」
ほぅっと女中の一人が頬を染めながらつぶやいた。
「そうかしら、私は兄上たちのような方を綺麗と言うとおもうけれど、、、。」
兄上たちは側室の子とは思えないほど妖力も強く武芸、学問共に優れていて誇り高い。
それに比べてわたしは、、、
「私は汚れているわ、、、。」
忌み子は疎まれる。
生まれた時から周りの大人達の狐火とは違う火をだし、己の姿も異質だった。
兄上達や姉上、母や父上は金銀の九尾、露玉は普通の黄土色の狐、、、。
私は赤毛九尾。
「炎華様、お客様が、、、。」
炎華は風呂の仕切り越しにかけられた声ではっと我に返った。
進みますよ、、、。
お友達の皆、、、見てくれてるかな、、、。
や、頑張る!!
応援してくれるとうれしいです。




