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異世界無双 このふざけた世界を俺は認めない  作者: 倉野 光
第一章 無職の始まり
6/28

ダンジョン攻略1

すみません。言い訳します。

この頃、多忙が続いたため中々、投稿することが

出来ませんでした。

申し訳ないです。

フェンリルを倒した後、勇馬は魔物狩りを始めた。ステータスが圧倒的に上がったこともあり巨大な(シャークスペンダー)や剣を持った骸骨(ボーンソルジャー)などの多様な魔物に遭遇しても容易く葬ることができた。


「うらぁ!剣技(斬白)!」


気合いの入った声と卓越された剣技により、また一匹、魔物が駆逐された。


「ふぅー……大分、戦いにも慣れてきたな」


1ヶ月もの間、勇馬は魔物相手に戦いの技術を磨いた。最初は消失魔法だけで何とかなっていたが、やはり魔力が足りず群れてやってきた魔物には太刀打ちが出来なくなったのだ。だから、まずは自分が持つ武器……スキルを磨こうと勇馬は決心した。


慣れない剣を振り回しては手痛い反撃を喰らう。中には、重傷レベルのダメージを負ったこともあった。そのような、努力の末に勇馬は身に付けたのだ。戦う術を……当然、勇馬のステータスは魔物を狩りまくっていたせいで恐ろしいものになっている。


(時雨勇馬)レベル400

天職…………無職

筋力…………350000

敏捷…………300000

耐久…………250000

魔力…………400000

スキル

『アルシラの秘技』

再生魔法が使える。(魔力の5割を使用)

『神代の遺物』

消失魔法中級が使える

『千里眼』

自分の見たいものが全て見れる

『経験』

相手との戦闘後、相手のスキルを入手できるかもしれない

『熟成』

レベルやステータスが大幅に上がりやすくなる

『創造』

魔力を使って、自分の思い描いたものを作成できる

『思考加速』

脳の処理速度があがる

『感知』

生命反応を感じとり、生物の居場所を特定できる

『剣術』

初級剣技を扱える

『状態異常耐性』

毒や麻痺を無効果する

『身体強化』

(フィジカルブースト)が使える

『威圧』

魔力を体外に放射し、相手にプレッシャーをかける


この1ヶ月で勇馬は大体のことが分かってきた。まず、レベルは格上の相手を倒すことで大幅に上昇すること。最初のフェンリル戦では300までレベルが上がったことに対し、この1ヶ月では100しかレベルが上がらなかった。おそらく、この洞窟の魔物のレベルは大体均一なのだろう。


次に『創造』と『千里眼』の利便性を発見した。『創造』では、

「……そういえば、何も食ってない……」と勇馬が飢えに苦しんでいた時、魔力を使うことによって、なんと、コーラとハンバーガーを作成することができた。その時の勇馬は思わず


「『創造』様!!貴女様を一生、崇め奉ります!!」


と、叫んでしまい魔物がわんさか出てきたのは良い思い出である。

この出来事こら『創造』は自分のイメージしたものを魔力を消費することにより文字通り、創造できるという画期的なスキルだった。


『千里眼』では、主に戦闘で役立ってくれた。このスキルはどうやら相手のステータスとスキルを見ることが出来るらしく相手の戦闘スタイルが事前に把握することが出来た。


ちなみに、勇馬の戦闘スタイルは『創造』で作成した鉄製のロングソードと『剣術』で身に付けた動きで戦うというスタイルである。素人だった勇馬が立派に戦えているのは『剣術』のおかげだったりもする。


そして、勇馬のスキル『経験』は初めて戦った魔物が持つ

スキルの内、どれか一つを入手できるようだ。


勇馬はこの1ヶ月の間、4種類の魔物しか戦っていなかったからスキルも4つしか増えなかったようだ。恐らく、その中の一体に『剣術』スキルを持った魔物がいたのだろう。


最後に、これが一番の発見と言えるだろう。このダンジョンは何階層かが連なってできていることが分かった。ダンジョンを探索していると、勇馬はある部屋を見つけた。その部屋の奥には下に降りる階段があるのが見えた。


しかし、不思議なことに上に行くための階段は見渡す限り、発見できなかったが……


その時勇馬は、その部屋に入ることになぜか抵抗があった。きっと、自分にはまだ早い、そう勇馬は感じたのだ。だから、勇馬はその部屋を一先ず放置して、レベルアップに勤しんだ。そして今日に至る。


「俺がきてから1ヶ月かぁ~。大分この生活に慣れてきたなぁ……そろそろ下に行ってみるか」


勇馬は前々から下に行くことを決めていた。 勘でしかないが、このダンジョンから脱出するには下に行かなければならないと感じたのだ。勇馬は見慣れた殺風景な岩肌を眺めながら階段へとむかった。その道中、


「シャァァー!」


見慣れた魔物、シャークスペンダーが群れで出てきた。


「もうこいつらともお別れかぁ~」


そう言って、勇馬は一瞬で5体のシャークスペンダーを剣で葬った。残りのシャークスペンダー達は唖然としていたが、我に返った瞬間に散り散りに、逃げ出した。


「俺って本当にチートだなぁ……」


昔の勇馬と比べてみたら想像もつかないほど勇馬は強くなってしまった。まぁ、まだまだ、本人は自分を鍛えることは辞めないが……そんな事もありつつ、勇馬は目的地である階段がある部屋にたどり着いた。


「脱出しようとしてるのに、下に行こうとするのはなんだか変な気分だな」


そんな最もなことを言いつつ勇馬が部屋の中央辺りまで足を進めた瞬間!!


「ゴガァァァァ!」


地中から魔物が現れた!! それも、とてつもなく巨大な……


「こいつ!?今までの奴らとはレベルが違う!!」


勇馬はこの魔物はヤバいと直感し、直ぐ様『千里眼』を使った。


(ギガントゴーレム)レベル500

筋力…………500000

敏捷…………50000

耐久…………500000(➕100000)

魔力…………100000

スキル

『超硬質化』

耐久に➕100000の補正。

『モード01』

耐久、筋力が減少する代わりに敏捷に極大の補正がつく。

『鉄壁』

魔法によるダメージを大幅に減らす。

『土神』

土の属性魔法が使え、威力が倍増する。


「筋力と耐久が異常なほど高い……でも、敏捷がこの程度なら勝機はある」

勇馬は鞘からロングソードを抜いた。

「いくぜ!(フィジカルブースト)」


スキル、『身体強化』を使用し、ゴーレムとの距離を一瞬でつめる。


「これでどうだ!!(斬白)」」


勇馬はもう、何回使ったかも分からないほど自分の基本の技である袈裟切り(斬白)を繰り出した。しかし、


「ゴガァァァァ!!」


ゴーレムの足には傷一つつかなかった。

逆に愛用のロングソードが真っ二つになってしまった。


「なっ!?」


ゴーレムの、遅いパンチを避けつつ、勇馬は一旦、距離をとった。


「くそっ、硬すぎるだろ……これじゃぁダメージをろくに

与えられねぇ……」


勇馬は折れて使い物にならなくなったロングソードを投げ捨てた。


こいつには生半可な打撃や斬撃はきかないだろう。だったら俺のやることは一つだ!!


勇馬は自分の最高火力であろう魔法を使った。


「『我はかの者を滅する 理を名の下に切り裂き その身に刻め』(断絶)」


かつての宿敵フェンリルを刹那のうちに屍とかえた消失魔法、(断絶)

この魔法の前ではさすがにゴーレムも耐えられないだろう……しかし、


「ゴガァァァァ!」


ゴーレムは生きていた。それも、ダメージなどほとんど受けていない状態で。


「冗談だろ……」


ゴーレムが耐えた理由は元々の耐久が高かったことと、スキル『超硬質化』と『鉄壁』があったからだろう。この防御を突破するのは一筋縄ではいかない。


「どうすれば……」


勇馬は攻める手段を失い冷静さを欠いた。それが、致命的だった。


「ゴガァァァァ!」


ゴーレムが雄叫びを上げると同時に地面が揺れた。


「な、なんだ!?」


突然の事態に反応が出来ない勇馬。次の瞬間、勇馬が立っていた場所がまるで、地雷でもあったかのように爆ぜた。


「がはぁ!」


爆発をもろに受けてしまった勇馬は為すすべもなく吹き飛ばされた。


今の魔法は土属性の上級魔法、(オールクラッシュ)。地面を爆弾のように、起爆させる魔法だ。


「ぐっ! が、はあ……はあ」


攻めるどころか手痛い攻撃を貰ってしまった。しかし、ゴーレムは間髪いれず、勇馬に襲いかかる。


「くっ、何か無いのか!?」


勇馬は次々に爆発する地面を必死にかわしながら頭をフル回転させた。

そして勇馬は閃いた。


「よし、あいつの魔法をパクろう……」


ゴーレムが迫ってくる中、勇馬は『創造』を使い、あるものを作成した。『創造』は作成する物が複雑な物ほど魔力を消費する。そして、イメージが具体的でなければ作成する事は出来ない。勇馬は思い浮かべた。眉間にしわをよせて必死に……


「ゴガァァァァ!」


ゴーレムは待ってはくれない。すでに、勇馬に大して腕を大きく振りかぶっていた。たが、勇馬の方が一歩早かったようだ。


「はぁはぁ……よし!完成だ!!喰らいやがれぇぇぇ!!」


勇馬は創り出した物を投げつけた。そして、その現象は直ぐに起きた。


「ゴ、ガァァァァ……」


突然の爆発と同時にゴーレムの身体はけたたましい熱風が起こるとともに崩れ落ちた。


「なんとか……成功したな」


勇馬が作成した物……それは自衛隊の十八番の武器、グレネードだ。


ゴーレムの魔法を見て、とっさに閃いたのが爆弾だった。

さすがのゴーレムのスキル『鉄壁』の魔法ダメージ軽減も科学の力の前では効果がないようだ。とっさの判断が功を為してほっとする勇馬……


「なんにせよ、俺の勝ちだな」


勇馬は久々の接戦でもう、へとへとだった。しかし、勇馬に悪夢が襲いかかる!! 爆発により生じた煙が晴れてきたと同時にそれは聞こえた。


「カラダノシュウフク……フカノウ。コレヨリ『モード01』ヲハツドウスル。」


そう、ゴーレムは身体がバラバラになっていても生きていた。

そればかりか、バラバラになった身体の一部が再び一つになろうと、集まりだしている。


「おいおい、第ラウンド2は聞いてねぇぞ……」


勇馬は気を引き締め直した。

ダンジョン攻略は結構、執筆するつもりです。


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