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真夜中の雨

作者: geinguns

俺たち不良夫婦は

昨日夜中の1時頃突然思い立ちカラオケに行くことにした。



子供たちが寝ている間にちょっとだけ遊びに行こう。



音を立てないようそーっと家を出た。

すると誰かが歩いてる、、、、ああ向かいの人かなあ、、あれ?







こんな時間に(夜1時)に子供が道を歩いていた、、。






俺の奥さんが「あれ向かいの〜ちゃんだよ!」






といってあとを追いかけ始めた。






やっぱり向かいの子だった。






訳を聞いてみると怒られて追い出されたらしい。

よくあるパターンだ。しかし普通の子はうちに入れてーって泣くところだが

この子はじっと外にいてたらしい。




よく見ると裏口に鍵がかかってない。





ここから入ってきなさいっていうメッセージだとは思うのだが

その子は怒られるからってかたくなに家に入ろうとしない。



家の鍵もあいてることだし、

そこから家に入りなさいと言い残して俺たちはカラオケに行った。




カラオケでは1時間ほどイエモンとかドリカムとかミスチルとか熱唱した。

外に出ると暗い雨が降り出していた。




家の前まで帰ってきた。もう帰ったかなあ、、、また怒られてなきゃいいけど、、、










えーまだいるやん!まだ家の前にいるやん!







夜中の3時ごろ雨の中子供がたたずんでる姿はさすがに不憫だった。






家の人に電話するかちょっと悩んだが

時間も時間だしうちに泊めることにした。





遠慮しながらに家に入ってきたその子は

伏し目がちに俺のギターをずっと眺めていた。

布団を敷くとすぐに寝たらしい。




朝家に帰るとまた怒られていたらしい。

悪いことしちゃったかなあ、、、、





俺はあの子が伏し目がちにギターを見つめる視線が忘れられなかった。



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― 新着の感想 ―
[一言] あらあら。やっぱり向かいの家に電話するべきでしたね。
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