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旅情抒情  作者: FRIDAY
2/6

世は情け

 地図を見下ろしながら

 案内板を見上げながら

 眉根を寄せて首を傾げていると

 道を教えてくれる通りすがりの男性がいた


 電車の乗換に気を取られて

 ぼんやりと車窓の景色に見入っていて

 座席に置き忘れていた携帯電話を

 わざわざ追って届けてくれた女性がいた


 日常から少し離れて

 異境の地で異邦人として居るからこそ

 小さな親切が心に染みる


 咄嗟のことに戸惑って

 「すみません」

 そうとしか言えないのがもどかしく

 「有り難うございます」

 そう言えるようになりたいと思った


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