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玄武の独白

いやー乙女、、だんだん関係ないですね

僕の名前は玄武光

前世ではニートで無職のデブで

人生何もない負け組だった。

持病の糖尿を悪化させて高血圧で若くして死んだ

まあ、前世では何の希望もない毎日なわけだが

何度か暇つぶしにプレイしたゲームに転生してると気が付いたのは

ものごころついてからだった。

何せこの世界は普通のようで普通でない。

拳王とか、拳聖とかあたりまえのようにいて

街角の不良が対決すると空に飛んでいくんだよまじで

僕のようなインドア派には生きにくい世界だと思ってたら

思いだしたこれってゲームだと、、

そしてまたまた嫌なことも思い出した。

僕はこの世界の主人公である夢野乙女に最初に挑み

そして大けがをさせられて配下になるのだった。

この世界の怪我は結構速く治る。

だが痛いのは痛いし、死は死としてある。

そして僕は遠からず夢野の配下として惨殺されるのだ。

いたいことが嫌なのに、なぜそんな目にあうのか恐怖した。

よらば大樹の影とばかりに夢野についていくのだろうけど

その結果が惨殺とは、

しかし、どうしようともおおまかな人生に逆らえないことを

僕はいやと言うほど体験し

サバイバルな人生に生き残れるように自分を変えた。

それに何の未来の指針もないよりも、目標がある方がいいのだろうか

前世のようにのたりくたりせずに

玄武光になりえた。

でも痛いのは基本嫌なので、対決などせずに配下になったのだ。

それに夢野はしょっぱなからとんでもないレベルを持つばけもので

ヤンキー君は道端でほんの少し肩がぶつかっただけで

空の星となり、病院送りとなった。

ミイラ男となった彼を見たら、やっぱり僕の作戦は間違えてなかったと思った。

僕には実はスキルを見る能力がある。

夢野はまだレベルを積んでないのに999だ。

普通、、全レベル999は最高値なんじゃなかろうか

ヤンキーをふっとばしたあとは1000になってたのでもっとあがるんだろうな。

僕は雑魚なので200平均だから話にならんよね。

だから惨殺されないルートに彼女を導こうとしたんだけど

なんだかな、、。

夢野のライバルの中ボスである白鳥が全然出てこない。

逃げ回ってる感じだ。

夢野も何もことをおこさないしため息ばかりでおかしい。

そこで僕のスキルの一つである隠密尾行をしてみると

二人が実は僕と同じ転生者であり、、

二人は違うゲームの世界から来たことが判明した。

乙女ゲーム、、乙女の恋愛、、

気の毒だがまったく関係ない世界だ。

さてどうするか、思った僕は白鳥がおもしろい数値になってることに気が付いた。

回避とか、防御スキルが断然高いのだ。

白鳥は中ボスなので攻撃力も半端なく強かったはずなのに

それは適度になっていた。

これはこれで面白いかもしれない。

僕が惨殺されずに最後まで生き延びれば活路はあるのだ。


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