白鳥麗華様の場合
何かたべたいです、、しかし歯を磨いてしまった。
今日あの子が転校してきました。
運命の少女
夢野乙女
このゲーム的世界の主役であり天真爛漫なイケメンキラー
わたしは彼女のライバル白鳥麗華です。
白鳥麗華は白鳥財閥の令嬢で
プライドが高く美しく文武両道ですが
いかんせん痛い女です
空気を読まずに言いたい放題
主人公をいじめていじめ事件をおこして
物語を進行させる。
いわゆる物語のキーパーソンってとこでしょうか。
わたしがこの主人公の敵役に生まれた運命にあると気が付いたのは
幼稚園に入って髪形をお嬢様風にした時からでしょうか
いくらなんでも縦ロールではありませんよ。
ただ長い髪をバレッタで止めた時に、どこかで見た、、
既視感を覚えたのです。
そして、だんだんと私は思い出したのです。
私はこのゲームを前世でクリアしてたことを
いろんな検証をした結果間違いはないと言う考えにいたったのです。
まあ、ライバルの痛い行動をしなければならないならてもいいんですが
問題はそれによって私の人生が破壊されると言うことなんです。
主人公が天真爛漫な山猿なのをいいことに
いじめたり、策略をめぐらしたり
主人公の好きな男性を奪おうと画策したり
はては襲わせたり、、さんざんなことをして
最後はバットエンドを迎えます。
幸せな主人公があの人は今どうしてるのかしら的な噂話を聞く
それだけなのでセリフのみの登場なのですが
内容がえぐい
乙女ロマンスのはずなのに
闇の組織に睨まれて攫われて奴隷として闇世界で売られてわからなくなる。
借金を背負って闇金で働きソープで薬に手をだして壮絶自殺
家が没落して鬱になりニートになり巨漢になり最後は一家心中とか
ろくなことがないんですけど
だからこそ彼女にかかわりたくなかったわけです。
本来の白鳥麗華さんはアホです。
世渡りとか世間の空気を読めないお嬢様ですが
私はそうでもありませんので
どうにかこのゲームの隙をかいくぐり
バットエンドを迎えないようにと
幼いころから考察を続けてきたのですが
ま、、ぶっちゃけ巡り会わないのが一番ですね
ゲーム強制により同じ学校になってもイベントを避ける
イベント発生したら走って逃げる
そうして、どうにか逃げたと思ったのですが
運命の日がやってきました。