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第二の男、竜崎くん攻略すみ

乙女ゲームの小説っておもしろいですね

プロの人も書いてるのかな

しかし更新が遅いよね、、読み手としては気になる

すみませんまえがきが日記化してます

おかしい、、と思う間もなく

校門を出たところで

イベントが発生した。

何故イベントが発生したかわかるかといえば

お知らせのように甘い音楽が流れるの。

本当に攻略者に甘々な乙女ゲームなのだから

たしか今度も第一に攻略するはずだった不良ヤンキーのヘッド。

第一のイベントが発生しなかったので次イベントで巻き返しかな

朝にぶつかってきゃつ

ころがった私に

「どこ見てんだよ」

とかいいつつも手を貸してくれて一目ぼれ

「怪我してねえか」

などといいながら学校まで連れてってくれると言う甘い展開だったのに

そのコースはスキップされたのかなかったので

新たにフラグイベントなのかな

彼は茶髪に耳にピアス

着崩した制服をおしゃれに着こなすビジュアル系の不良のはず?

違うキャラが登場なのだろうか

この全身包帯で松葉つえ男は、、

そしてなんだか後ろに黒い霊柩車もといベンツが控えているんだけど

ミイラ男が私に声をかけてきた。

「おい、あんた」

「え、わたしですか」

これはもしかして、ミイラ男がヤクザでそれを攻略済自称参謀の生徒会長が

「僕の夢野さんに何をするんだ」

などと言ういっそう好感度の上がるイベントだろうかしら

このゲームは攻略は簡単なキャラも多いが

そのあとも好感度を上げる必要があるの。

そしてマックスになればそのキャラは主人公が他の男とフラグ立てまくりでも

一生ついていくと言う安定ハーレム要員になる鬼仕様。

好感度があがらないと、最後に僕がいなくても大丈夫だねと、去っていかれると言うものなので、油断はならないのよね。

しかし生徒会長は現れなかったわ

そのかわり、、

「あんたが夢野乙女か、おれは竜崎拓哉だ」

ええーつ!この男がやっぱり最初の攻略対象のヤンキーくんなの

この恰好はもしかして交通事故!

で、イベントが発生しなかったのね?でも私のことを何故?

などと思ってると竜崎くんは頭をいきなり下げてきた。

「俺は生まれてこのかた喧嘩上等負けなしで、この地域を仕切ってきた

だが、今日はじめて己の器の小ささを思い知った

夢野さん、俺をあんたの舎弟にしてくれ!あんたの強さに惚れた」

いきなりの告白タイム。

怒涛のご都合主義展開じゃないこれ

でも、どうして私の名前を知ってるのかしら

告白してくれるのはいいとして、舎弟って何?

ヤンキーの人達は彼女の舎弟になってるってこと

こんなセリフはどのパターンでもなかったはずだけど

戸惑ってる私の後ろから声がかかったわ

「いいんじゃないですか?竜崎をこちらの勢力にいれれば、これからの展開も有利だ」

生徒会長が後ろに立っていた。

眼鏡を中指で押し上げ恰好つけながらそんなことを言う

でも私って生徒会長とつきあいはじめてそんなにつうか30分もたってないのに

他の男とつきあってもいいのそんなに好感度マックスなの?

ゲームの好感度ゲージがみることができないのが歯がゆいわ。

「お前何をしに来た!」

ヤンキーくんが生徒会長とにらみ合い。

それはそうだよね

不良と優等生、水と油の一人の女をめぐるライバル同士

そういえばこの二人は好感度マックスまでいちいち喧嘩してたよね

などと回想を巡らせていると生徒会長が言った。

「僕は今日、夢野さんの配下の参謀になった」

ヤンキーくんは驚愕の顔をした

そりゃそうだよね、もう他の男とヒロインが付き合ってるなんて

「夢野さん、あいつは気に食わない男だが参謀としては使えるだろう、俺もあんたのために働きたいぜひ舎弟にしてくれ」

。。。。えーっと小競り合いもなく逆ハーレムが形成されていくう

それもちっともときめきがないんですけど

セリフに萌えがないのよね参謀とか舎弟とか、、

働くとかなにー俺があんたを守るとかだったら萌えるけど、、

会社じゃないんですけど、乙女ゲームだよねこれ

まあ、ゲームでは言えるような砂を吐くようなセリフを

現実では言えないのかもしれないよね

一応フラグを折ると回収が面倒なので

「はい、あのよろしくお願いします」

主人公のテンプレのセリフで無難に答えておいた。

ヤンキーミイラ君は一気にテンションマックスで

「やったー」

などとよろこび松葉杖を振り回してこけてたけど、、

なぜか生徒会長はわたしのとなりで腹黒いような笑みを浮かべていたわ


本当にこれはあの乙女ゲームなの?

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