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一文字物語

作者: 長野晃輝

 薬師の彼を慕って仕事を手伝う内に、半ば助手のような関係になっていた。


 彼は日夜薬の開発に余念がない。

 私の入る隙間もないと諦めかけていた時、彼の資料の中に惚れ薬の製法があることを知った。


 彼にコーヒーを淹れた後、膨大な資料から惚れ薬の製法を盗み出そう。


 淹れたてのコーヒーを手渡す。

「……いつも、ありがとう」

 その時彼は耳たぶまで真っ赤だった。


 普段は何も言わないのに、ヘンなの。

 早く惚れ薬の製法を見つけないと。 


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― 新着の感想 ―
[一言] たぶん、彼は普段言わないお礼の言葉を発したことで、恥ずかしくなったのかなーと思いました。もしかしたら、彼はすでに薬を飲んでしまっていたのかも。そんなふうに感じました。
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