表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/128

4.00042 鏡のひび割れ(外歴)


境界層に足を踏み入れた瞬間、

空中に浮かぶ鏡が一斉に“呼吸”を始めた。

吸って、吐いて。

光が集まり、散り、また集まる。

エメラルドの気配だ。

鏡の一枚が俺の前に降りてきて、

そこには“別の俺”が映っていた。

笑っている俺。

泣いている俺。

怒っている俺。

諦めている俺。

「成美。境界層では、あなたの“反転”が先に歩くの」

エメラルドの声は、鏡の裏側から響いた。

俺は鏡に触れた。

ひびが走り、光がこぼれた。

そのひびは、俺の胸の奥にも同じように走った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ