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4.00035 火の試練
深層のさらに先で、青い火が低く唸る場所に出た。プロメテウスは火を揺らし、言葉を投げるように放った。火は問いかけの形を取り、受け取る者の記憶を試す。俺は胸に手を当て、火の文字を一つずつ受け取る。受け入れるたびに、何かが溶け、何かが固まる。火は慈悲深くも厳しく、受容と覚悟を同時に要求する。
火の光は温度を持たないが、心の奥を温める。プロメテウスは静かに言う。「火は真実を映す。嘘で覆っても、火はそれを焼き尽くす」。俺は一つの言葉を胸に刻んだ――迎え入れる、ということ。火はそれを受け取り、青い炎が一瞬だけ高く跳ねた。試練は終わり、何かが俺の中で確定した。




