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4.00026 火の言語
プロメテウスが指を鳴らすと、青い火が文字のように揺らめき始めた。火の文字は読めないはずなのに、意味が直感として胸に落ちる。形は流動的で、見ようによって意味が変わる。彼は一つの言葉を示し、それは「迎え入れる」という意味を持っていた。火は俺の胸の奥に吸い込まれ、温度はないのに心が満たされる。
火の言語は強制ではない。受け取る者の内側で意味を結び、外歴の層と個人の記憶を結びつける。プロメテウスは言葉を少なくするが、その一語一語が世界の構造を変える力を持つ。俺は静かに頷き、火の言葉を自分の一部として受け入れた。これで三后の受け入れは完了したのだと、胸の奥で確信が生まれた。




