表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/128

4.00024 骨格の調律


メーテリュは俺の周囲をゆっくり一周し、骨格の振動を確かめるように指先を滑らせた。触れられるたびに、体内の小さな違和感が音を立てて消えていく。彼女は言葉少なに、しかし確実に世界の設計図を俺の中に書き込んでいく。胸の奥で「カチリ」と何かが噛み合う感触がした。

「今日のあなた、スロープの歌と少しズレているわ」

その指摘は厳しいが的確だ。メーテリュはさらに細かく調整を続け、俺の呼吸のリズム、視線の角度、歩幅の微差まで整えていく。調律が終わると、世界の骨格が俺に馴染み、歩くたびに音が滑らかになる。彼女の存在は厳格だが、そこには揺るがない信頼がある。外歴を進むための“正しい姿勢”がここで確立された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ