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第一話 弟は完全ニート、と言うか我が家に住み着いたホームレス

弟はニートである。

名前はまだない。


この話はフィクションだが、実名を出したら社会的に死亡するので、あえて名前は封印中。

「本当はノンを入れたフィクションだろ?」なんて感の良いツッコミは、ご遠慮していただきたい。


「異世界に転生させたい意味がわがんね」とかゆう、開幕全否定もご遠慮願おう。

ノリと勢いだけで、乗り越えてくれ。


さて、いきなりで申しわけないが、我が家の家計は火の車である。

原因は言うまでもなく、弟のただ飯ライフだ。


真夏でも弟の部屋は冷蔵庫並みの涼しさ。

エロ本、エロ雑誌、エロゲやアダルトビデオが散乱していて、とても散らかっている。

掃除などもしていないようで、ゴミの山が部屋の半分埋め尽くしている。


話す機会があったので、うっかり部屋に足を踏み入れたら発覚した。

何を話したのかは、覚えていない。

忘れたと言う事は、大した内容では無かったのだろう。


それでも本人は綺麗好きらしく、毎日長風呂を満喫している。

入浴時間はまるで温泉旅行。

ガス代も水道代も、これで一気に跳ね上がっているに違いない。


ついでに洗濯機を回してくれれば良いのだが、奴は毎日洗濯物を量産しているだけ。

飯を食う以外は、何もしないのも癪に障る。


脱衣所は洗濯物の墓場と化し、

洗濯機のボタンを押すのはいつも親父か私である。

さらに乾燥機フル稼働で電気代も大ダメージ。


ものぐさが災いして、洗濯物を干さなくて良い乾燥機付きの洗濯機にしたのは私の過失だが、

これぐらいは勘弁していただきたい。私も暇ではないのだ。



弟は、年金暮らしの親父に甘え、小遣いをもらいながら、

掃除は全部私の担当。


普段から汚い部屋で汚れに慣れている為か、奴が使用したトイレの後はとても汚い。

流しはするのだが、飛び散っていたり、こびり付いていたりする。

何が……とは、あえて言わないが。


とにかく、私がその使用後に耐えられないので、頻繁に掃除をしている。

人知れずトイレブラシを振り回す日々である。

ただ飯ライフだけじゃ飽き足らず、何もしないのが本当に癪に障る。


毎日、食っちゃ寝、寝ちゃぁ出すだけの生活が本気で羨ましい。

出来れば変わってもらいたい。



ああ、話が逸れた。すまない。

とにかく我が家は赤字経営だ。

何とかせねばと常々思ってはいるのだが……。


食費は私が冷蔵庫を管理しつつ、

必要最低限だけ買い足している。

母は他界して随分経つが、

料理出来る者がおらず、お惣菜に頼り気味なのも微妙に痛い。


ただ炊飯器だけは律儀にセットしてくれるので、

そこだけはちょっと助かってる。

米は高いから、私が食う量はほぼゼロだが。



そもそも弟は家中が無料だと思っている節がある。

電気も水道もガスも通信費も、全部タダじゃない。


家のローンもまだ終わっていない。

「家賃払わなくていいから最高」なんて思っているなら大間違いだ。


なあ、弟よ。

お前がタダだと思っているものは全部有料だ。



ところで……これは、誰にでも覚えがあるのではないだろうか?


弁当の汁をすするときに、おかずやごはんがコロコロ転がり落ちる悲劇。

大切にし過ぎて逆に本末転倒となる悲喜劇は、

涙なくしては語れない。


いいのだよ?正直に白状したまへ。

俺もコロコロさせた事があると。


そしてな。

ここからが大事な話なのだが……私にもあるのだよ。

涙なくしては語れない本末転倒の悲劇が。


まぁ、それを第一話ですべて語り尽くすのは野暮というものだろう。

この続きは追々明かすとしよう。


さて、話も(私の中では)盛り上がってきたところで、

今回はこのあたりで締めたい。

私も、忙しい日々に戻らなくてはならんしな。


では、皆も達者で暮らせよ。

人生、何が起こるかわからないからな。



私はとりあえず……ハロワにでも行ってくるとしよう。


異世界転生させてみた(い)話は、次回だ。

次回があるかどうかはわからんがな。はっはは。


またが、あることに期待しよう。

では……またな。

この作品は不定期進行です。

更新するかどうかは、私の気分次第であります。

某黒猫さん曰く、自己満足の○○ニー小説を書いてるだけじゃ生きていけませんので。

好きだからやっている、は余裕がある時でないとできないのですw


こんな私の作品を心待ちにしていただける酔狂な方がいらっしゃれば・・・

いらっしゃれば・・・いないよね?w


ではでは・・・アディオ―――ス、アミーゴ!

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