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さて、お転婆娘とコンビ復活しようか。

お読み頂きありがとう御座います!!

冒険者ギルドに連れて行かれたオレは、ギルマスに案内されて応接室に向かった。

ドアを開けるとそこにはくせっ毛の長い髪…良く見知った幼女が居た。


「ア、アレス??本物か??」


「オレの偽者ってのが居たら良い度胸だよなぁ。コイツで風通しの良い穴を開けてやるよ」


と魔銃コルトを見せる。


「あああああ!!!」


何か凄いスピードでオレにタックルをカマしてきた!!頭がみぞおちにブチ当たって物凄い痛いんですけど…。


「ひ、久しぶりだなサテラ。ここまで一人で来たのか?」


サテラはわんわん泣くばかりで一向に要領を得ない。ギルマスに聞こうかと思ったらもう一人知り合いがやって来た。


「ア、アレス君?!何故ここに??」


「トールさん!!そうかサテラを連れて来たのはトールさんですね?オレは船でここまで来たんですよ!」


「おお!!遂に船でここまで来れる様になったのか!!いやあ良かったよ…サテラを連れて来たのはボクだよ…ちょっと困ってね…」


「困った?何かあったの?」


「うむ、実はね…」


トールさんの話ではオレが魔女の国を去ってから1ヶ月程はサテランティスは普通に過ごしていた様だった。しかしその内に部屋に引きこもる事が多くなったらしい。ミネルバさんが異変に気付いてジョルフィーナさんと色々と話をしたりしたが一向に良くならなかった。

流石にマズいとトールさんが魔女の国の外に出て狩りに行ったり、闇竜様との修行につき合わせたりしたが、どうしても心の不安定が解消されなかったらしい。

今回は物は試しと旅行がてら馬でここまで出掛けてきたらしい。


「馬鹿だな、テレビ電話でオレの所に連絡してくれば良かったのに」


「まあ、そう言わないでやってくれ。何を話していいか分からなかったらしいよ」


「全く…よし!サテラ、船を見に行こう。でっかい船だぞ!!」


サテラはコクコクとクシャクシャの顔で返事をした。


「トールさんも来て下さい!『アルゴー』にご案内しますよ」


オレはギルマスに明日領主様の所に挨拶に行くと言うと「そうしてやってくれ」と言ってくれた。ありがたい。


オレはトールさんとサテラを連れて『アルゴー』までやって来た。


「こ、コレは船なのか??」


トールさんは『アルゴー』を見て絶句している。サテラも口を開けたままポカーンとしてる。

すると船の上からタマがサテラの方に走ってきた。


「ニャア!!ニャア!!」


「おお!タマ!!元気じゃったか?」


タマは嬉しそうにサテラの頬に頭を擦り付けていく。そのたまの背中にフクゾウが乗っていた。


「お前は誰じゃ?タマの友だちか?」


「その黒いスライムはフクゾウだよ」


「そうか、フクゾウというのか?我はサテランティスじゃ!よろしくな!」


サテラはフクゾウを撫でようと手を出したので、あっと思ったがフクゾウはバチバチやらなかった。サテラはフクゾウ撫でていた。


「黒いスライムとは珍しいね。昔一度だけ見た事はあるのだけど…何処だったかな…」


「トムテムの遺跡で見つかったらしいですよ。ビリビリさせるんで売れ残ってたんです」


「ほうほう…遺跡ね…」


「さあ、『アルゴー』を案内するから乗った乗った!!」


オレはトールさんとサテラを連れて『アルゴー』に乗船する。


「コレは…凄いな…広いしデカい」


「船はこんなに大きい物なのか?」


「大型船だからね。他には無いと思うよ。後の説明は『アルゴー』にさせよう。『アルゴー』二人をご案内して」


『かしこまりました。私は『アルゴー』この船の管理オートマタてございます』


二人は熱心に聞いてたけどこれからどうするのかな?サテラに関してはこちらで面倒みても構わないのだけどね。


一回りした後で食堂に向かい定食を頼む。オレはB定食のオークカツカレー、二人はA定食の唐揚げ定食である。


「コレは美味いね!!食べた事のない料理だなあ!!」


「美味いのじゃ!!馬車でアレスに作ってもらった事が有ったが、それよりずっと美味いのじゃ!」


「オレのと比べるなって…チャックは料理の天才だからね!」


サテラは定食を食べ終わった後でデザートも注文して食っていた。流石はぶれない幼女だ。


「いやぁ、サテラがあんなにはしゃぐのを久しぶりに見たよ…アレス君に会えたのが本当に嬉しかったのだろうね」


「これからどうしますか?オレはサテラの面倒みても構わないのだけど。ジョルフィーナさんが何というかな…」


「いや、それは大丈夫。彼女もこんな風になってしまうならアレス君に連れて行って貰えばよかったと言っていたよ」


「じゃあ、サテラ次第だね」


「もう決まってると思うけどね…あの笑顔を見れば聞くまでも無いさ」


トールの視線の先にはクリームを口一杯に付けながらデザートを頬張っている笑顔のサテラが居た。


トールさんもデザートを注文して食べ終わった後で腹一杯のサテラの所に戻る。


「サテラ、アレス君に付いていくかい?」


「…姉様が…寂しがるのじゃ…」


「大丈夫だよ。ジョルフィーナは君が元気でいる方が良いのさ。今のサテラみたいにね」


「…アレスに迷惑掛けてしまうのじゃ…」


「オイオイ…サテラに迷惑掛けられるのは今に始まった事じゃないだろう?オレと一緒に来い。また、特待員コンビ復活だな」


「…分かったのじゃ…アレスと行くのじゃ…」


「アレス君、宜しく頼むよ!ジョルフィーナにはボクから話すよ」


「サテラにはテレビ電話させます。その時にでもオレが挨拶します」


サテラはまた泣き出した。こんなに泣く奴じゃなかったのに。心配そうにタマがサテラの側に行く。まあ、そのうち元のサテラに戻るさ。


まあ、そんなこんなでサテランティスをまた預かる事になった。特待員コンビ復活である。チャックにはデザートのメニューを増やしてもらうようになるよな。

トールさんはと言うとこのまま魔女の国に戻ってジョルフィーナさんに話をすると言う。


「じゃあくれぐれもサテラの事宜しく頼むよ。その内にアレス君に会いに行くようになるからさ」


「いつでもどうぞ。今回の航海が終わったらデュミナス辺境領に居ますから」


「トール…ありがとう…我は…」


「大丈夫だよ、サテラ。ボクはよーく分かってるからね」


「うむ…」


トールさんは白馬に跨り手を振りながら魔女の国へと戻って行った。オレ達はトールさんを送り出した後でサテラの部屋を用意した。

明日は領主様に『アルゴー』の案内しなきゃ…。

ブクマやご評価頂きまして感謝しかありません。

また、ご感想や誤字脱字、修正依頼など皆様の応援が高いモチベーションを保っている要因です。本当にありがとう御座います。

これからも楽しい物語を書いていければと思っております。

素人の小説モドキですが、皆様に楽しんで頂けたら嬉しいです。

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