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どうやら魔女の国の旅が終わった様です。

お読み頂きありがとう御座います!!

これにて”魔女の国編”は完結となります。

これからは戻るまでの旅を何話か書いた後で”辺境領風雲編”が始まります。

お楽しみに!!

闇竜様とタマは長い事何か話をしていた様だね。どちらかと言うと闇竜様がタマに相談事を聞いてもらってるって感じ。タマがニャアニャアと闇竜様をたしなめてる場面も見受けられたよ。流石は兄者だ。


オレが料理にがっついて居ると、トールさんがやって来た。


「いやあ、アレス君にしてやられてしまったなあ、参った参った」


「お似合いですよ。もう観念した方が良いですね」


「うむ、覚悟はしたのだけど婚約するならそれ相応の物を贈らないとね」


「なるほど…何かアテはあるんですか?」


「あり過ぎて困ってる感じかな…それでアレス君に頼みが有るのだが…」


「何でしょう?オレに出来る事なら何でもしますよ」


「前に洞窟の前で待ってる時に見せてもらったテントがあったろう?アレをもう一つ作って欲しいんだ」


ああ、【月影の洞窟】が開くのを待ってた時に究極の魔導具テントを使ってたっけ。一人用の大きさで設営も撤去も直ぐに出来て、中は馬車と同じ様に結界の中は広く空間を取ってて、空調完備で2Kのトイレと風呂付きなのよね。


「アレで良かったら上げるよ。何か欲しいのがあれば取り付けるけど」


「ホントかい??ありがとう!!いやあ、アレは完璧なテントだよ。あのままで良いよ」


「じゃあ残りの機能も説明するよ。外側は『ミラー』の術式が展開されるから攻撃にもある程度耐えられるよ。テントの生地は光学迷彩で姿を見えにくくも出来るよ」


オレはテントを消して見せるとトールさんは「おお!!」と声を上げる。


「もちろん結界も自動で張られるからダンジョンでも使えるはずだよ。試してはいないけど」


「これは素晴らしいね。何ヶ月潜っても大丈夫だねぇ〜」


「魔導具の本来の使い方は快適さを求める為だと思ってますからね」


トールさんは一通り試した後で大事そうにバッグに仕舞い込んだ。


「これで準備が出来たし、しばらくゆっくりしてから出掛けるよ」


「無茶しちゃ駄目ですよ。ジョルフィーナさんは五百年も後悔したのですからね」


「うん、分かってるよ。アレス君、本当にありがとう。また、会いに行くよ」


「何年か後にはリュピタルに就航させる交易船を出すのでそれに乗って来て下さい。いつでも歓迎しますよ!」


トールさんとオレはガッチリと握手をした。その後トールさんとは何度も旅に出る事になるのだけど、それはまた違うお話。



さてと、そろそろ戻る事にするかな。早く向こうに戻ってドック型オートマタを造り、早く交易船を就航させなきゃ。ココに船旅で簡単に早く来れる様に…。

馬車の準備を『シュワ』ちゃんとやっていると、サテランティスがやって来た。


「アレス…もう行くのか?」


「うん、早くマイケル兄さんのところに帰っで港と船を作らないと。リュピタルに早く就航させたらココにも来やすくなるからね」


「そうなのか?我1人でもそちらに行けるようになるのか?」


「ああ、交易船なら半分の時間で来れるぞ」


「そうか!それで我は必ず会いに行くぞ!」


「うん、オレもマイケル兄さんも待ってるけど。無茶すんなよ」


「わ、分かったのじゃ…」


相変わらずお転婆幼女だな。いつか魔女の国に連れて行こうと思って今まで旅をして来たけど、色々な事があったなあ〜。でも、いつかは別れが来ると覚悟はして来たからね。まあ寂しくないと言えば嘘になるけど、また会えるからね、その日を楽しみにしようと思ってるよ。

オレはサテランティスの頭を撫でながら「じゃあまたな」と言うと「うむ!またなのじゃ!」と元気に挨拶を返してくれた。



闇竜様から呼ばれて行くと、其処にはジョルフィーナさんも居た。


「ジョルフィーナさんまで…何か御用ですか?」


すると、ジョルフィーナさんが何かを包んで持って来た。


「アレス殿、我らは貴方に感謝をしてもしきれません。闇竜様と御相談してコチラをお持ち頂こうかとご用意致しました」


ジョルフィーナさんが包を開けると中には見た事の無い魔導具が入っている。大きさは懐中時計を一回り大きくしたくらいだ。


「コレはサターンの作った魔導具で闇竜様が保管していた物です」


「サターンの魔導具…」


《我が最後の審判をした折にサターン様より預かりし物だ。何をする物かは分からぬ。サターン様は魔導具を極めし後継者に渡してくれと言っておった。お前ならばサターン様の後継者としては不足あるまいよ》


オレは二人に礼を言いこの魔導具を受け取った。何かはいまはわからない…が、何か挑戦状の様な感じがした。後でじっくりと調べよう。



いよいよ魔女の国を出る時間となった。ジョルフィーナさん、トールさんを始めミネルバさんや他の魔女族の皆さんも見送りに来てくれた。


「皆さん、お見送りありがとう御座います。船が就航したら遊びに来ますね」


「道中のご無事をお祈りしております。本当にありがとう」


「アレス君、またね!!」


「アレス様…ありがとう御座いました…」


「それじゃあ、またね!!」


オレは扉を出ようとすると誰かが後ろから抱きついてきた。


「アレス!!必ずまた会うのじゃ!!」


サテランティスさんや…不意打ちは結構痛いんですけど…。


「おう!またな!”サテラ”!!」


オレはサテランティスの頭をクシャクシャっと撫でた。涙目のサテランティスは少しだけ微笑んだ。



こうしてサテランティスを魔女の国へ帰す長い旅が終わった。また魔女の国に来る事もあるだろう。次は二人の結婚式だな。


オレとタマが馬車に戻ると『シュワ』ちゃんが迎えてくれた。そうか…ここで言うべき良いセリフがあったじゃねえか!オレは洞窟の方に向かって叫んだ!



「アイルビーバック!!」


ブクマや評価を頂きまして感激しております。

つたない小説モドキですが、皆様の応援が大きなモチベーションになっております。

また読みたいと思われた方はブクマと星な評価をお願い申し上げます。


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