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どうやらデギアナ高地で魔物祭りになった様です。

お読み頂きありがとう御座います!!

『ミタリアス』に到着したオレ達は冒険者ギルドに立ち寄った。

ココのギルマスはオレとサテランティスに特待員のギルド証を出してくれた恩人だ。立ち寄ったのに素通りは出来ない。

受付に行くと直ぐにギルマスを呼んでくれた。


「おやおや、特待員が久々に帰って来たのう」


「こんにちは。挨拶がてら赤ドラゴンを狩ったので持って来ました」


「なっ…挨拶がてらに赤ドラゴンを持って来るのもお前達にくらいなものじゃ…裏に行こうかの」


オレは赤ドラゴンと緑色のドラゴン5匹を下ろす。ワイバーンとオークジェネラルは保留である。


「ド、ドラゴン5匹も居るじゃ無いか!」


「いつも通りに魔石だけお願いします。今日はこのまま『チモリヤ』まで急ぐのでこのままお任せしますね。二、三週間後位にココに戻りますので、その時に魔石を引き取りますね。後は素材も含めてお任せします。急がないので終わったら三人均等割でギルド証に入れて置いて下さいね」


「いつも助かるわい…ここの所お前達のおかげでボーナス出てるからのう」


「この位ならいつでも。あっ、こちらはトールさんでB級の冒険者です」


「おお、お主が飛び級の…うむ、今回のでA級にランクアップさせるかのう。ギルド証を貰おうか」


ギルマスはトールさんのギルド証を職員に渡して急ぎ新しいギルド証を持ってくる様に支持した。いつもスミマセンねぇ…。


「よし、コレでトール君もA級冒険者じゃな。まあ、直ぐにでもその上に行くだろうがの」


「ありがとう御座います。ホントに良いのですか?」


「良い良い。また大物を狩って寄ってくれい」


冒険者ギルドを出たオレ達は直ぐに『ミタリアス』を出発した。

ここから先はデギアナ高地である。前回の旅でもここの魔物には手こずらされたからね!


出発して直ぐに色々襲って来たけど振り切れる奴ばかりだった。3日目まではこんな感じだったが、4日目の夜にかなりデカいアースドラゴンと鉢合わせした。

タマはやっぱりやる気満々なので「タマさんや、行っといで」と言うとごっそり魔力を持って行かれた。

マジックポーション飲みながら、そういえばアースドラゴン相手にするの初めてじゃね?とか思ってるオレを尻目に、タマはエグい攻撃をアースドラゴンに与えていくが、アースドラゴンがかなり硬い様で中々致命傷にならない様子。

そろそろやるかと魔銃コルトを強に設定してアースドラゴンにぶち込む…が弾かれた感じだね…硬い!!

仕方無いのでシリンダーをアダマンタイトに換えて一撃で行く!


「タマ!撃つよ!!」


タマが避けると同時に引き金を引く!発射された魔力はアースドラゴンの頭に直撃する!が致命傷までは至らない!しかし、タマはその当たった所を狙って爪を振り下ろした!


「グワアアア!!」


アースドラゴンの断末魔である。タマの最後の一撃が完全な致命傷となってようやく倒したのである。

アースドラゴンを異次元バックマックスに入れ込んで、馬車に戻りそのまま道をひた走る。


「ニャア〜」


タマはアースドラゴンを倒せて上機嫌である。もちろんオレはモフモフを要求されてる訳だが。

モフモフしながら走っていると遠くにキマイラが3匹見えている。


「タマさんや、どうします?」


タマは前方をチラッとみて興味なさそうにしていたので「じゃあオレが…」と言いながら魔銃コルトの強設定で撃ち倒していった。


この日の夜はその後、緑色ドラゴン2匹とレッサーヘビーモスまで出て来て大猟となった。



翌日は昼間が魔物祭りであった。

サテランティスが最初にワイバーンと間違えたでっかい翼竜の魔物を雷魔法で落としたのを皮切りに、緑色ドラゴン1匹とオーガジェネラルの率いる群れとキマイラが5匹を倒した様だね。


「いやぁ〜オーガの群れは意外と厄介だったね」


「うむ、中々狙いを絞れないのじゃ!」


「翼竜は名前が良く分からないから新種かな?」


「う〜ん、見た事はあるんだよね…名前が出て来ない…」


「じゃあ良かった。新種だと横取りされるかもだからね!」


そういう恨みは忘れない。まあ、キッチリ取り返してやったから文句無いけどね!


その夜はドラゴン1匹で大した事無かった。タマも獲物が不発って事でモフモフばかりだった。オレは退屈しなかったな。


その後の2日間は大物が出る事は無かったのだが、その次の日からはオークキングの群れに遭遇したのが呼び水になったのか、青ドラゴンやコカトリス、中々珍しいサラマンダーも出て来たりしてお祭り状態だった。

中でもフェンリルのデカい奴は強敵だったよ。タマがあれほど苦戦したのは見た事が無い。オレが手を出そうとしたらタマが怒ったので任せきりにしたのだ。獣型の魔物だからタマもプライドが有ったんだろうね。

最終的にはもう一回オレの魔力を持って行かせてタマがフェンリルの首根っこを叩き落とした。

やはりフェンリルクラスになると、まだオレの魔力1回分じゃあ魔力が足りないみたいだ…まだまだ魔力を増やす修行が足りないね。


「ニャア〜!ニャア〜!」


タマも良く頑張ったけど魔力が足りない以上どうにもならないもんね。オレはタマを労った。


「タマは良くやったよ。オレの魔力がもう少し有ればもっと楽に倒せてたね」


「ニャア〜」


タマはオレの顔に頭をこすり付けて来る。とても可愛い。


そんなこんなで流石のトールさんもサテランティスもヘトヘトになるくらいの魔物祭りだったが、何とか『ラージアス州』に入るとやはりパタッと魔物が居なくなった。

相変わらずヤバいぜ…デギアナ高地…。


この『ラージアス州』は魔女の国を庇護する闇竜様の縄張りである。つまりこの地に足を踏み入れた魔物は闇竜様の敵になる訳だ。流石にそんな魔物は中々居ないだろうね。何しろ相手は闇の力を無尽蔵に使える怪物なのだから。


魔物が居ない街道なのでスピードも一気に上がり2週間掛からずに『リュセイユ』が見えてきた。もう『チモリヤ』までは後4日も有れば着いてしまう。おれは『シュワ』ちゃんとトールさんに更にスピードを上げるよと言った。トールさんも頷いて白馬のスピードを上げる。


もう。後1日という夕食では馬車の中でパーティーを開いた。4人と1匹の旅の最後の晩餐である。


「ん〜!このワイバーンステーキのソースはまた違うのう!!」


「それは刺身醤油だけで焼いたんだ。美味いだろう?」


「いつものも美味いけど、こっちも中々良いね!醤油の香ばしさがたまらないね!」


「ホントに美味しいです…コレも貰って来れば良かったわ…」


「ああ、それならこれ置いてくよ。帰りはリュピタルに寄るからさ、製造元も訪ねたいしね」


「アレス様…ありがとう御座います…」


「このくらいは全然平気ですよ。もし無くなったらリュピタルに買いに行くも良し、魔導具で連絡くれたら『ターディス』までカルタス商会に持って行かせるよ」


「アレス君は帰りはどうするんだい?リュピタルに寄ると遠回りじゃあ無いかな?」


「流石にデギアナ高地をタマと二人はキツいからね。それにリュピタルには交易船での就航をしたいと考えてるんで、それの下見も兼ねるんですよ。後、ちょっと気になる場所があるので、そこにも寄って『タツナミ』に行く予定です」


「なるほど、調査優先って事だね。交易船が就航したら直接マイケルさんの辺境領に行けるようになるのかな?」


「船の数が増えたら直行便も出るかもです。ただし当面は王都の最寄り港から『コックスナル』の最寄り港を経由する事になると思います」


「そうかあ〜じゃあ船が就航始めたら一度船に乗ってアレス君とマイケルさんの顔を見に行くよ」


「我も必ず行くのじゃ!!」


「いつでも大歓迎!就航始めたら必ず連絡しますね」


そう、海路なら家の方まで1ヶ月くらいで着いてしまうだろう。そうすれば旅もしやすいって訳だね。いずれは帝国との交易も実現させるつもりだ。そうなればマイケル兄さんの辺境領は交易と造船の中心地になれるかもしれないね。


パーティーが終わったその翌日、遂に長い旅も終わりを告げる。

目の前にそびえるは霊峰チモリヤ山である。

ブクマや評価を頂きまして感激しております。

つたない小説モドキですが、皆様の応援が大きなモチベーションになっております。

また読みたいと思われた方はブクマと星な評価をお願い申し上げます。


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