どうやら貴重な醤油を手に入れた様です。
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〖コックスナル冒険者ギルド本部にて〗
「アレックス!早いな!オークの大軍勢は??」
「いやぁ〜それがオレ達が到着した時にはもう終わっていやがった!」
「はあ?終わってたって…一体何があったんだい?」
「アレスだよ…あの連中がオークの大軍勢を始末しちまったんだよ!!」
ミラは口を開けたまま持っていたペンを落とし、アッシュは絶句していた。
「しかもあの野郎!急ぐんでとか言って逃げやがって!!」
「に、逃げた??だと??」
「とりあえず討伐隊の連中はオークの後始末をさせてる。オークロードはアレスの新兵器とやらで跡形もなく吹き飛んだらしいぜ…あの銃の改良型なのか知らねえが一直線に地面がえぐられた跡があった」
「トールの魔法って事は無いかい?彼は『エクリプス』が使えるわよ」
「ん〜、殲滅魔法の類いじゃ無さそうだったな。地面の一直線にえぐれたのを見た感じだとだか…」
「…はぁ…全く手の掛かる”後輩”だよ…」
「急いでると言ったな?何を急いでるんだ?」
「恐らくはサテランティスの姉の為に【エリクサー】の素材を探してて、それが全部集まったと言ってたから、それを持って行くんだろうね…例のヘビーモスの討伐もそれ絡みらしいよ」
「え、エリクサーって…実在するのか??…しかし…アレスはヘビーモスと言い今回のオーク大軍勢の討伐といい…話題に事欠かないな」
「とにかくオークの件はココの自治会のジジイ共に知られてるからよ…仕方ねえからオークロードじゃ無くてオークジェネラルだった事にでもするか?死体もねえしな」
「う〜ん…まあ押し通すのは無理だろうな…何せ情報源が向こうの斥候だからな。正直に話すさ」
「まあ最悪は名前出しても良いさね。本人達は急ぎの案件で飛び回ってるとでも言えば良いさ」
「うむ。それしかねぇか!全く人騒がせだぜ!フハハハ!」
「しかし気になるね…新兵器か…しかもオークロードが消滅するほどとは…」
「おう、秘密だと抜かしやがったがありゃあヤバいぜ。えぐられた幅が10m以上で長さは数キロだな。先は見えなかったぜ」
「アタシの魔法と変わらない威力ね…どんなオモチャを作ったのかしらね」
「いずれ教えてくれるかもね…さて、報告に行くか…頭痛いよ」
ガックリと肩を落としたアッシュが報告に出掛けていった。その後3時間戻らなかったという。
◇◇◇◇◇◇◇
オレ達は『コックスナル』を出て『タツナミ』に向かう最中である。
オーク大軍勢をやっつけた後始末を、アレックス本部長に丸投げしちまったけど大丈夫だったかなあ…まあ、オークジェネラルも他のオーク達の残がいも拾えば良い金になるから何とかなるでしょ。
ここからは魔物が多くなるので引き締めて行かないと…とか思っていたらワイバーンのお出ましで呼び出されちまった。
「アレス!沢山肉が…いや、ワイバーンがきたのじゃ!」
「もう肉で良いよ…タマは遠慮なくやってくれ」
「ニャア〜!!」
タマもサテランティスもご機嫌でワイバーンを落としている。トールさんとオレは二人が逃しそうなのを落とす役割である。
さほど時間を掛けずにワイバーン17匹討ち取ったのでまあまあの成果である。
ホントはバーベキューでもやりたかったが馬車の中で魔導具コンロを使ってステーキを焼く事にした。
「美味いのう!!やはりワイバーン肉はステーキじゃのう!」
「ん〜〜!!この醤油のソース美味いね!後で教えてよ」
「ああ、良いですよ!そうだ!次の『タツナミ』で醤油とか買いましょう。魔女の国でも食べれますよ!」
「魔女の国でもこの味が…姫様!私達も買いましょう!!」
「お、おう、分かったのじゃ」
ミネルバさんはこの味がお気に入りの様だね。後でレシピも渡しておこう。
それからも昼夜問わずに色々な魔物が出て来たが、振り切れる奴とは基本戦わなかったので特に時間は取られなかった。
オレ達は『タツナミ』にやって来た。この懐かしい感じは他の街では味わえないね。
早速、いつもの調味料のお店に行くと、番頭さんが手揉みして出て来たのにはビックリしたよ。
「これはこれはアレス様!毎度ご贔屓にありがとう御座います!!」
「ど、どうしたんですか?番頭さん?」
「この度、カルタス商会さんとの取り引きが成立しましてねぇ〜、そしたらアレス様の御推薦だそうじゃないですか!いやぁ〜ホントにありがとう御座います!!」
「そ、そうですか!良かったですね!」
何かオレが推薦した事になってるけど、オレの誕生日パーティーで食べた醤油や味噌が美味かったと、カルタスさんはオレが頼む前に注文してたんだよね…。
「今日も醤油と味噌を樽で欲しいのだけど。あっ、こっちも同じのをお願い」
「こちら様も!ありがとう御座います!!少々お待ち下さい!」
番頭さんは奥から醤油樽と味噌樽を持って来させる。番頭さんはもう一つ樽を持ってきた。
「アレス様、こちらは刺身専用の醤油なのです。こちらは差し上げますので是非ともご賞味下さい」
「えっ!刺身醤油??もしかしてあの甘いやつかい??」
「よ、良くご存知で!!こちらはリュピタルの『タメーナ』という小さな村で作られてる刺身専用の醤油です」
「番頭さん!オレの名前でコレもカルタス商会に卸して!コレで刺身も美味いけど、肉もこれつけて炭火で焼きながら食べると美味いんだよ!!」
「ほう!肉をですか??」
「うん、ひと口大に薄めに切ってさ…あと内蔵の脂っぽいのも焼くと美味」
「ほうほう!!コレはちょっと興味深いですなあ!!」
前世で大好きだったホルモン焼きで、シロを九州の甘い刺身醤油で焼くと美味かったんだよね!ステーキにもバリバリ合うんだよな!
後は酒屋に行って料理用に酒とみりんを買って『タツナミ』を後にした。次の目的地は『ミタリアス』あのデギアナ高地の玄関口の街である。
『ミタリアス』を目指した2日目の昼間に、やっぱりドラゴンが現れた。緑色の奴だけど5匹もまとめて出て来るとかどんだけぇ~だよ。だけどトールさんとサテランティスの二人で簡単に倒したらしく、交代の時に話を聞いた。う〜ん、この二人は強い。
その次の日は夜に赤いドラゴンが出た。オレはシャッ!シャッ!と猫パンチのシャドーをしてるタマに「分かってるよ!任せるから!」と言うと魔力をぶんどって赤ドラゴンを狩りに行った。
まあ、とにかくタマの動きが速い。赤ドラゴンは最初から最後まで翻弄されっぱなしだった。赤ドラゴンが鈍い訳じゃ無い、動きはむしろ速い部類だね。
タマは赤ドラゴンの尻尾の物凄い速さの一撃を軽くかわして、その尻尾の上を走りながら攻撃するんだからドラゴンもたまったものでは無い。
最後はドラゴンブレスを避けてそのまま猫パンチを右顎にヒットさせてから喉元を爪でかき切った。
コレでも半分…いやほとんど遊びながら殺ってるからね…恐ろしいわ。
タマは満足したのかオレの元に帰るとモフモフを要求した。とても可愛い。
モフモフ中のオレは『シュワ』ちゃんに赤ドラゴンを異次元バックマックスに入れてもらい、そのまま『ミタリアス』に向かって爆走する。
それからは戦闘はほとんど無かった。全速力で逃げるってのも有るが、魔物の出現率が明らかに減っていた。結局は『ミタリアス』にそのまま到着してしまったのである。
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