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どうやら冥王に感謝された様です。

お読み頂きありがとう御座います!!

『蜂影』先生が帰って来た翌日が満月…やっと【月影の洞窟】が開くこの日を迎えたね。今回もトールさんとオレとサテランティスとタマでパーティーを組む。『シュワ』ちゃんと『蜂影』先生はいざという時の為の要員で『シュワ』ちゃんは洞窟の外で、『蜂影』先生はオレ達と一緒に入るが隠密行動をさせて置く。

トールさんもサテランティスも武具を装着済である。オレは普通の服装だけどミスリルの鋼糸を全身に纏う様にしている。


屋敷を出て半日も有れば【月影の洞窟】の近くに来れる。オレ達はまだ夜になる前に洞窟の手前でキャンプを構えることにした。もちろんオレ様特製の魔導具テントである。空調完備、トイレ、風呂、キッチン、部屋まで完備した究極のテントである。


「快適だなあ。こんなテントなら毎日使えるねぇ〜」


トールさんはご機嫌である。サテランティスは馬車で経験済みなので普通の反応。


「アレス、お菓子は無いのか?」


「ありませんよ、お嬢様」


ホントにブレないな…サテランティスは…まあ、お茶でも飲んでマッタリしたらいいよ。


くっきりとした満月が樹海に光を照らしていく深夜0時…その【月影の洞窟】が開き出した…と開いた洞窟の前に大勢の人々が居たのでビックリしたよ!彼等が【月影の洞窟】の住人かな??


「おお、あなた方がこの洞窟を開けて下さった方達ですね?我々はこの洞窟の住人『月影の民』、私がこの村の長でルームスと申します。あのヘビーモスを倒して下さり誠にありがとうございました」


「え〜っと…ルームスさんはヘビーモスの存在を知って居たのですね?」


「ええ、この洞窟が開かなくなった時からずっと…しかしながら開けるすべもなく、開いても我々はこの洞窟の外には出られない…途方に暮れていたところ貴方方が現れた。正に奇跡です…」


「この洞窟の外には出られない?」


「ええ、我々『月影の民』は冥界の民ゆえにこの洞窟の外には出られないのです。こうして満月の晩にここから月の光が洞窟の中に差し込み冥極樹を照らす事で実がなるのです。それを邪魔されていたので歯がゆい思いをしておりました」


「そうですか!実は我々は『冥極樹の実』を探してコチラまで来たのです。大変恐縮ですが分けて頂けないでしょうか?」


「ええ、もちろんそのつもりでしたから。そちらの方は遥か昔にもいらっしゃいましたね?」


「え〜!私が来たのをご存知なのですか?」


「ええ、新月の頃にいらっしゃって…『しくじった』とガッカリされてましたね」


「いやぁ〜面目無い。満月まで開かないと知らずに来てしまったのですよ」


「とにかくお入り下さい。我が王には許可を頂いておりますので。王も大変感謝していると伝えて欲しいとの事でした」


「お、王様って…まさか冥王ハーデス??」


「はい。ハーデス様もあのヘビーモスの対処には頭を痛めていたのです。冥界の王は盟約により現世には出れませんので…」


「とにかく良かった。コチラもあれ以上放っておいたらどうなっていたか分かりませんからね」


「ささ、どうぞこちらに…」


ルームスさんに洞窟の中に案内されたオレ達は月影の民から歓待を受けた。そして山の様に置いてある『冥極樹の実』を貰ったのである。


「もう少しゆっくりされては?宜しけれは次の満月まででも構いませんよ」


「いやいや、充分過ぎるほどの歓待を受けて恐縮です。本当にありがとうございました」


「礼を言いたいのはコチラですよ。本当にありがとう」


「コレで大切な人のキズをやっと治せます」


「それは…なるほど【エリクサー】ですね?そうでしたか…」


「なんと!ご存知でしたか!」


「もちろん。後の材料は…揃ってるようですね」


「はい!コレで最後でしたからね!でも良かった…手に入らなかったらどうしようかと」


「本来であればお渡しは出来ないのですが、今回は特別に…感謝を込めましての贈呈です」


「本当にありがとうございました。冥王様にも感謝してたとお伝え下さい…見られてるかも知れませんが…」


「ほう、勘の良い御方だ。ハーデス様は見られておいでです。おっと、忘れる所でした…ハーデス様より感謝の品が有るのです」


ルームスさんは後ろに居た人から包みを受け取り、オレに手渡す。何だろう?凄く軽いなあ…。


「コレは『月影のローブ』です。皆様への災いをこのローブが防いでくれるでしょう」


「これは…貴重な品をわざわさ…ありがとうございました。感謝しかありません」


「いえいえ、コチラこそ。お名残惜しいですがそろそろ…」


もうすぐ夜明けか…洞窟が閉まる。オレ達は洞窟を出て閉まるまで少ししゃべっていた。そして洞窟が閉まった…彼らに会う事はもう無いかも知れないね…。この地は聖地として出入り禁止にしよう。マイケル兄さんにはそう進言するつもりだ。彼等が安心して満月を楽しめる様に…。


朝日を浴びながらの帰りに『月影のローブ』を鑑定してたトールさんはその性能にビックリしてた。


「コレは凄いよ…即死性の呪いや魔法、毒の完全無効化と魔法防御、それに魔力回復が付加されてる…それに加えて物理攻撃をかわす『交わし身』のスキルが発動するよ」

チート過ぎるほどの付帯効果。しかも軽くて薄い膜のようなローブなので一切の動きの邪魔をしない。流石は冥王ハーデス様が直々に褒美として渡すだけある。本当に感謝しかない。


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