どうやら超巨大オートマタを作り始めた様です。
お読み頂きありがとう御座います!!
昨晩の喧騒も嘘のように晴れ渡る空。
誕生日パーティーが終わった次の日の朝も忙しい。
ミラさんはトールさんとサテランティスの修行を付けに樹海に向かったようだ。ミラさんは仕事をぶん投げて来た様なんだけど大丈夫なのかな?
エリオット兄さんとミレーナ姉さんは向こうの屋敷に帰って行った。今日は父が帰って来るらしいので仕方無く帰ったのだ。
エルフ村のテラーさんを見送ったマイケル兄さんとオレは早速ヘビーモスの魔石の使い道をドックのオートマタ製造の方針で動く事を確認した。もうすでに材料はカルタス商会にお願いしてあるので有る材料でやれるだけやっておく。
先ずは魔導炉の製造だ。巨大な物になるのでミスリルを大量に使う。採掘して倉庫兼精製魔導炉に置いてある鉱石と精製済のミスリルを10トン程度使用して製造する。
先ずは魔法陣の中に魔石を固定して魔力量を均等に放出させる。そしてその魔力を圧縮しては次の炉に排出しその炉でもまた圧縮…と繰り返しながら魔力を”練って”ゆく。これにより最終的に練れた魔力を圧縮して貯める事で魔力が増幅してゆくのである。
その魔力を使ってオートマタを動かすのだが、現在は材料が足りないので魔導炉本体と、ドック全部を移動可能とする脚の製造までが限度である。
とりあえず今日は半分程度、魔導炉の製造まで行い、異次元バッグマックスに入れ込む。
かなりの魔力量を使ったので身体がヤバい。
今日はコレでしばらくお休み。
狩りから帰ったタマをモフモフした。とても可愛い。
さて、トールさんから貰ったヒュードラーの魔石を何に使おうかな…魔力はまさかの魔人超えなんだよね…。まあ、何かのオートマタに使うのが一番なのだけど…。
大した用事も無いのでカルタス商会に行く事にした。鉄馬の調子やワイバーンの件、ドック用の材料の件等々…ある為だ。決して暇つぶしで来てる訳ではない。
途中で町の人に見つかり握手してくれの昨日は良かったのちょっとした騒ぎになってしまった。
「アレス様、エラい人気者ですねぇ」
「歌でも歌ったら金稼げそうだがなあ」
「ところで何か入り用ですかね?材料はまだまだ先になりますが…」
「鉄馬の様子を聞きに来たよ。不具合とかは大丈夫?」
「まだ納品して直ぐじゃないですか!そんな直ぐ出ませんよ!」
「分かってないなあ〜、このような精密オートマタは納入ひと月位で不具合が出るのが多いの。だから最初ほどキチンと見ないとね」
「そ、そうなんですか?それはお気遣いありがとう御座います。特に不具合は聞いてませんのでご安心を」
「何かあれば直ぐ言ってね。まあ基本はオレの鉄馬と同じだから不具合あった場所は強化済みなのだけどね」
「鉄馬はかなりフル回転で乗られてましたよね?やはり交代しながらですか?」
「そ、そだね。ウチの『シュワ』ちゃんタフだから長めに乗ってくれたよ」
「ああ!ガタイも良いからタフそうですよね!彼みたいな人をスカウトして来なきゃ…」
カルタスさんに『シュワ』ちゃんもオートマタですとは言えない…。まあ、商人さんは何人か乗るし、冒険者も一緒に載せないと一日中走ってられないからね。
「カルタスとこの鉄馬で引っ張ってる馬車はどの位連結してるの?」
「馬車ですか?とりあえず5台ですね!」
「目立ちませんか?それ?」
「声を掛けてきた人に品物を売るので…」
「…結構エグい商売してるね…それでなんて誤魔化してるの?」
「実は馬では無く竜なんです。と言わせてます」
「ま、マジか!そんなサギみたいな事してるの??」
「まあ、この位言えば馬鹿馬鹿しいからと相手にされなくなりますよ」
凄えなカルタスさん…それって大きな板に血のりを塗って「コレがホントのオオイタチ!!」って言ってた見世物小屋のと変わらないくらいにひどいね。
しかし5連結はヘビー過ぎかと思われがちだが鉄馬なら余裕である。カルタスさんには5連結まで平気と言ったが、計算的には20連結でもまだ余裕はあるはずなので5連結なら二本足で走っても平気だよ。
「カルタスさん、海が見えたら海洋交易を考えてるんだけど最初は何処がいいかな?【ナバダット連邦国】のリュピタルかね?」
「おお、流石はアレス様だ。リュピタルが先に出るのは凄いですよ。確かにリュピタルは候補の一つですが、先に王都への交易を通してからが良いかと」
「王都?と言うと…『ナガースフ』かな?」
「その通り。”王都の港町”こと『ナガースフ』と交易を結べば王都への足掛かりが出来ます。その後に【トルキュトス=レーム連合王国】の『コックスナル』への足掛かりの為に港町『ダーラムス』と交易を結ぶのです」
「なるほど商業自治の『コックスナル』か!これは面白そうだな」
「この航路での交易が成功すればこの辺境領の交易は安泰でしょうね」
「オレは帝国との交易を考えてるのだけど」
「直接は難しいかと…現在は王国との直接交易は行われてません。話によると許可が中々取れないとの事ですね」
「なるほどね…まあ、そっちはオレが直接やるわ。あの大臣の首根っこをひっ捕まえてやるよ」
「な、なんか凄い事言ってますけど…」
「じゃあ交易船は2隻は先に必要だね」
「そうですが…海洋には大きな魔物が居ますけど…」
「それは大丈夫なので安心して。船も大きめのを造るからさ、船乗りの手配がいるかなぁ〜」
「船乗りの心当たりはございますので任せてください」
「後、造船業にも手を出す事になると思うよ」
「は?造船業…ですか??」
「造船用のドック式の巨大オートマタを造るからね、交易船から漁船まで何でも造るよ」
「そ、それは凄い…船は貴重なので凄く高い値段で売れますよ…」
「必要なら軍艦も造るから。ウチの船は木製じゃ無くて鋼鉄製だからね。ちなみに交易船も鋼鉄製の予定だよ」
「こ、鋼鉄製って…沈むのでは??」
「大丈夫だよ〜浮力を使えば。そこは問題ない。問題は港に貨物船が入れるかだよ。大き過ぎて入らないのでは仕方ないしね」
カルタスさんはもうイッパイイッパイだな。オレの考えてる船との考え方が極端に違い過ぎるんだな。
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