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どうやら沢山の人々が誕生日を祝った様です。

お読み頂きありがとう御座います!!

誕生日にやって来たお客人の挨拶も終わろうかと言う時に、エリオット兄さんとミレーナ姉さんがやって来た。


「エリオット兄さん!ミレーナ姉さん!まさか来てくれるなんて…」


とオレが泣き真似をすると、エリオット兄さんが飽きれた様な顔で、


「アレス…いつからそんな小芝居をするようになったんだ?」


ミレーナ姉さんは早速オレのところに来てほっぺたをプニ〜ってやる。ホントにやめて欲しい。ムカついたのでオレもミレーナ姉さんほっぺたをプニ〜ってやる。


「二人ともやめなさい…何やってるの…」


マイケル兄さんの目が冷ややか過ぎて辛い…。ミレーナ姉さんはエリオット兄さんに羽交い締めで引き剥がされた。


「ううう…アレスの分際で良くもやったわね…」


「先にやったミレーナ姉さんが悪いの。てか会う度にほっぺたやるのやめなさい」


「だってさ、アレスのほっぺたは柔らかいからプニ〜ってやりやすいんだもの」


「全く理由になってないね。ミレーナ姉さんのほっぺた柔らかいから自分のでやれば良いのに」


「自分のほっぺたじゃ痛いし赤くなるじゃないの!」


「何て理不尽な…エリオット兄さん!何か言ってやってくださいよ!」


「お前達いい加減にしなさい!」


オレまで怒られた。自分の誕生日にこんな理不尽な事で叱られるとは…おのれミレーナ姉さんめ…。

ふと気づいてみると、ドアの向こうでコッソリとコチラを見ながらサテランティスとミネルバさんがニヤニヤ笑っている。


「おや?氷菓子でお腹ユルユルのサテランティスさんとお転婆ミネルバさんじゃないですか」


「な、なんて事を言うのじゃ!!」


「そ、その呼び方はお止めください!」


「人の不幸を笑ったりするからですよ」


オレは冷ややかな目で二人を見ていると、マイケル兄さんが呆れた様子で


「アレス…もう止めなさいよ。二人は飛んだとばっちりだ」


「アーレースー…そろそろホントに止めようか?」


あっ、エリオット兄さんの目がヤバい…オレは不本意だが大人しくする事にした。ミレーナ姉さんはエリオット兄さんの雰囲気を察してもう部屋から逃げていた。素早過ぎる…まさに野生の勘だな。


そろそろ夕方になりパーティーが始まる頃にギッデ親方とリッカさんがやって来た。二人とも忙しいのに来てくれたんだね…嬉しいよ。


「アレス!誕生日だってな!もうお前がいくつなのかは詮索しねえから安心しろよ!ガハハハ!」


「アレス君おめでとう。私も歳がいくつとかそういうのは気にしない方だから」


ん〜〜?二人してケンカを売りに来たのかな?さっきの感動を返してくれ給えよ。オレが唖然としていると二人は「じゃあ後でな。オレ達は酒を飲んでるからよ」と控室から居なくなった…オマエラただ酒飲みに来ただけかよ!


控室から屋敷の2階のバルコニーに出てみると、バルコニーにはオレの兄姉と来賓の人達がおり、外は庭の中どころか門の外にも大勢の人達であふれ返っている。あれ?こないだの肉祭りより人多くね?オレは打ち合わせ通りに自分で作った魔導具の拡声器で挨拶をする。


『ぼく、アレスです!8歳になりました!誰も信じてくれないけどね!』


するとドッカンドッカンの大爆笑である。心が折れそうになったが最後までやり切るのが貴族の役目だ。


『これからも8歳なりに頑張りますので、そこんトコ、ヨロシク!!』


これまたヤンヤヤンヤの大喝采でしばらく拍手が鳴り止まなかったよ。アンコールが来そうな感じだったわ。こりゃあ歌手もライブなんて辞められないわな。結局、拍手も歓声も止まなくて10分近く手を振っていたよ。


バルコニーから皆んなと一緒に中に入って行くとマイケル兄さんが


「アレス、君は領内の人気者だね」


と耳打ちして来たので、オレは兄さんにこう言った。


「皆は食い物と飲み物目当てですよ!」


「それならココに集まらないで広場で集まってるよ。料理はそっちだからね」


そうか、肉祭りと同じで広場でやってるのか…。て事は皆わざわざオレを見に来てくれたのか…。それならサービスしなくちゃね。


「おーい『シュワ」ちゃん。馬車出して」


オレは急いで下に降りて、『シュワ」ちゃんと馬車に乗る。そして拡声器を持ってパレードをした。広場まで行って皆に「今日はありがとう!沢山食べてね!」と言うと大歓声が起こった。

そのまま屋敷まで皆に手を振りながら戻り、屋敷内の広間でのパーティーに突入した。


「皆様、お待たせしました!人気者はつらいよ!」


会場は大爆笑の渦となり、皆が寄って来る。そして歓談タイムに突入である。

エルフ村のテラーさんからはヘビーモスの件で何度もお礼を言われた。あのまま知らずに放置してたら村に危険を及ぼして居ただろうと、それに素材まで貰い感謝しかないと言われた。こちらとすればタマタマなのだけどね。

ウチの領内の村長さんからは魔導具が非常に役に立っており感謝しかないと言われた。こないだの『ファイヤーアキラ』は皆の人気者らしい。可愛がってもらえて良かったよ。


「アレス!誕生日おめでとうなのじゃ!」


サテランティスが持って来たのはひどい出来のケーキだ。恐らくはサテランティスが一人で作ったのだろうね。


「ありがとう、サテランティス。食べていいかな?」


「もちろん!沢山食べるのじゃ!」


ミネルバさんが切り分けてくれたそのケーキはスゲえ甘かったが、とても美味いケーキだった。


「うん、サテランティスはお菓子屋になれるな」


サテランティスはその不格好なケーキの前で誇らしげにしていた。


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