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どうやらギッデ親方は伝説の職人の末裔だった様です。

お読み頂きありがとう御座います!!


勇者の剣の名前が間違ってましたので訂正しております…。

「魔物?魔物が魔素の流れを変えた??」


「正確には魔物が魔素を取り込んでいるという感じかな」


「でも、魔素を取り込めば魔力が増えて分かるはずじゃない?エルフ村もある訳だし」


「そこが不思議なのだよ。まあアレス君の蜂先生が調べてくれるさ」


「ああ、エルフの結界を素通りした、あの蜂君ね…」


『蜂影』先生には魔素の流れを調べて貰っている。先生なら仮に魔物が何かしらの結界を使って魔力感知を阻害しているなら『ウォールスルー』で結界を素通りして調査できる筈だ。


「やはり樹海にはオレとサテランティス、トールさんとタマのチームで行きましょう」


「うん、それが良いと思う。サテラ君の魔法力は中々だし、アレス君のアレは破壊力抜群だしね。タマちゃんは”兄者”だからね」


「とにかく油断は禁物よ。樹海の魔物は正体不明なのも多いからね」


「うん、気を付けるよ」


リッカさんのお店を出た後、ギッデ親方の工房に立ち寄った。パーティーの時は旅の話と土産の事ばかりだったし、工房に必要な物を何かしら作れたらと思ったのだ。


「よう!アレス!おっ、そっちは勇者の兄ちゃんじゃねぇか!どうした?」


「マイケル兄さんから仕事量増えてるって聞いてさ、何か魔導具かオートマタでも作ったら仕事量減るかなと思ってね」


「そうか…ちょっと考えとくぜ。弟子達も頑張ってるからな。今は何とか大丈夫だが、この先も考えると設備の事も考えなきゃだしな」


「親方の考えがまとまったらで良いよ」


「いやぁ…良い剣だなぁ…コッチの盾も…」


「お、そうだ、勇者の兄ちゃんの剣を見せてくれよ。どんなもんか見たいんだ」


「あっ、どうぞ」


ギッデ親方にトールさんは鞘ごと手渡す。ギッデ親方は剣を抜いて真剣な眼差しで舐める様に剣先から根本まで見ている。


「ほう…出鱈目な魔力の込められ方だけじゃ無い。こりゃあ物凄い業物だな…オリハルコンとミスリルを重ねる様に一体化させてる。俺の師匠が得意にしてた技だが師匠の逸品じゃないな。しかもこの綺麗な紋様は打ち方が恐ろしく均等に打たねぇと出ねぇんだ。こりゃあ飛んでもねぇ職人だな…」


「この剣は極北の『リマイル』の工房にザッハと言う伝説の職人が打ったと言う【ハルナシオン】と言う精霊剣ですよ」


「なっ!!ザッハだと?!『リマイル』の工房に間違い無いか??」


「ええ、間違い有りません。何でも『月の精霊に頼まれて月食の満月の夜に一気に作った』と言い伝えられていました」


「そうか!!間違いねぇ!!こりゃあ俺の御先祖様の作った剣だ!!」


「ギッデ親方の御先祖様って伝説の職人なの?」


「俺らドワーフでは『鍛冶聖』と呼ばれてる。『森に落ちてた石で即興に打ち直した銅の剣であのクソ硬いシールドボアを真っ二つに斬った』とか伝説には事欠かない人だな」


「僕の知ってるのは『ザッハの打った鉄の剣がオリハルコンの盾を貫いた』ってヤツですね」


「何、そのチートの職人…」


「いやぁ、良い物を見させて貰ったぜ。ありがとよ…あ〜師匠にも見せてやりてえ…自分の御先祖様のを見たら感激するだろうぜ」


「ん?ギッデ親方の師匠も御先祖様なの?」


「おう!俺の師匠は俺のオヤジの弟だからな!」


「チート一族ですやん!」


「なんだよそのチートって?」


「いやいや、ギッデ親方も素晴らしい職人ですよ。此処に有るものは素晴らしいけど『真打』じゃ無いですよね?」


「おっ!流石は勇者のお兄ちゃんだぜ。だが俺はまだ『目一』が限度さ。とても『真打』はまだまだ無理だぜ」


「ねぇ、『真打』って何?落語家さん?」


「何だ?落語家って?あのな、アレスは俺の『目一』は見てるだろ?アレの完成形が『真打』だよ」


「ええええ!!あの『目一』より凄いの??ウソでしょ…」


「だからまだ無理なんだよ!もっともっと修業が必要って事よ!」


職人の世界の道は険しい…良かった職人じゃ無くて…。


ギッデ親方の工房を出たオレとトールさんは一旦屋敷に戻った。

トールさんは馬に乗りたいと鉄馬に乗って出掛けた。馬が好きなんだなぁ。

オレはカルタス商会に3頭の鉄馬を連れて納品に向った。


「カルタスさ〜ん、馬持って来たよ〜」


「アレス様!!まさかもう持って来たのですか??」


「うん。仕事は早い方なんだ。早速馬車に取り付けて試験走行し給えよ」


「はい!只今!!」


カルタスさんと従業員が鉄馬に馬車をドッキングさせてる。もちろん鉄馬は大人しいので簡単に出来るのである。


「じゃあ出発!」


試験走行はカルタス商会の倉庫迄の道程なので大した事は無い。最初は空荷で倉庫まで行き、帰りは荷物満載で走る。空荷だと流石に跳ねてしまうが、帰りは荷物満載だったので安定して走れた。空荷での移動は無理だな…。


「いやぁ、これは凄い。まだ余裕有りますよね!」


「止めても連結するんだろうけど自己責任でどうぞ」


「も、もちろんです!アレス様にご迷惑はお掛けしませんから!」


「後、そっちの色違いの芦毛がリオールさんに渡す方だからね、間違えないでね」


「はい!ありがとう御座います。それで…リオールの鉄馬の支払いなのですが…」


「分割払いで良いよ。金利手数料はジャパネッ…じゃ無い、こちら負担で」


「う、ウチも分割払いで…」


「良いよ。何年払いでもそちらに任せるわ。10年でも20年でも…」


「ありがとう御座います!!後で書類はお屋敷にお持ちします!!」


「宜しくね〜」


カルタス商会を出て屋敷に戻る途中で、待ちかねた『蜂影』先生からの連絡が来たのである。


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