どうやらリッカさんが帰って来た様です。
お読み頂き有難う御座います!!
本日は更新遅くなりました…申し訳ありません。
鞍を鉄馬に装着させるとトールさんは「ちょっと試し乗りをして来る!」と走って行ってしまった。
オレはカルタスさんに依頼されてたマジックバックを取り出して渡した。
「…アレス様…2倍は有る様な気がするのですが…」
「そうだね、オレにもそう見えるね」
そう、作った予備分も持って来てしまったのだ。
「カルタスさんは優秀な商人さんだから、直ぐに売り切ってしまうと思ってね。支払いは売ってからで構わないからね」
「くっ…結構なプレッシャーを掛けますね…」
「アハハハ、マイケル兄さん程では無いよ」
「いやいや、良い勝負です…」
「マイケル兄さんの辺境領はカルタス商会さん有っての発展だからねぇ。フハハハ!」
「またまた御冗談を…これからも励みます」
「それはそうと、カルタスさんに頼みが有ってね…実は『タツナミ』で醤油と味噌、お酒をこちらに仕入れて貰えないかな?」
「ああ、あのパーティーの時の調味料ですね!それはパーティーの後直ぐに手配しました。美味しかったですからね!お酒は直ぐに手配掛けますよ。そんなに美味しいのかな?」
「流石はカルタスさんだわ…お酒はギッデ親方とリッカさんに樽で。すぐ飲み終わっちゃうだろうけど…」
「なるほど…じゃあ樽で手配掛けますね。ところで…あの鉄馬はいつ頃にウチに届くのでしょう?」
「何頭要るんだっけ?」
「そうですね…取り敢えずは2頭ですかね」
「じゃあリオールさんに1頭頼まれてるから全部で3頭だね。ホントにアルミと鋼だけで良いの?ミスリル使わなくて?」
「いやいや!ミスリルを使ったら値段が…是非ともアルミと鋼でお願いします!」
「値段ね…いくらで売ろうかな…結構お高くなると思うのだけど…」
「今は馬1頭の値段が1万金貨位ですから100万金貨…と言いたい所ですが300万金貨が最低ラインでしょうね」
「結構な値段だね?300頭分の価値はあるかしら?」
「充分に有るでしょうね。馬には維持費が必要ですよ食事や水ですね、それが必要無くなる。更に昼夜問わずに走り続ける訳ですから倍の速さで到着出来ます。この時間の短縮のメリットは計り知れません」
なるほどね。時は金なりって言うからね〜。やはり昼夜問わずに走る訳だから商人のメリットは多いかな。
「じゃあ300万金貨で良いよ。但し、鉄馬は一般には売りには出さない。それとこの鉄馬の事は一応機密事項なので他言無用に願います」
「分かりました。ウチの者にはキチンと守らせます」
カルタスさんのトコだと馬車なのでウチのと同じ大きさで良いだろう。ウチのはあのマンガに出てきた馬のモデルと呼ばれるばんえい馬をイメージしている。本来はスピード馬では無い木材を運搬する馬だが、ウチの鉄馬は馬力だけで無くスピードも速いからね。
「馬車は如何するんだい?普通のだと壊れちゃうかもよ」
「それは特別なのを用意してますから。御覧になりますか?」
「見てみようかな。ウチのは急拵えだったからね」
カルタス商会の裏手にある仕入れ口に馬房が設けられており、そこの横に馬車が置いてあった。結構大き目の4輪の幌馬車は板バネ式で車軸が繋がってるリジッドアクスルサスペンション式だね。コレだと乗り心地は最悪ながら荷物は沢山運べて頑丈だ。悪路にも強いので4WD車などにも搭載されている。こんな技術も有ったのか…過去の転生者が関与しているかもなあ。
「コレは荷物を沢山運べそうだね。これだと悪路にも強いから良いと思うよ」
「仰る通りですよ!流石はアレス様、的確な分析です」
「だけど重いから馬が何頭も必要ってか?」
「そうなんですよ!今だと4頭で走らせてますからね。でも鉄馬なら1頭で行けますよね?」
「この位なら荷物満載で5台くらい連結しても大丈夫かな。まあ、それだとあの馬おかしいぞとか言われるだろうけどねぇ」
「5台も行けますか?そいつは凄い!」
こりゃあ連結やりそうだな…まあイイけどね…どちらにしろ昼夜ぶっ通しで走るとなると冒険者を乗せてないといけないし、連結はやらないとダメかもなぁ。
カルタス商会を出て屋敷に戻るとリッカさんがエルフ村から戻って来ていた。サテランティスとミネルバさんと話をしてたみたいだ
「アレスが帰ってきたのじゃ!」
「アレス君!久しぶりねぇ〜!」
「リッカさん!お久しぶりです。エルフ村は如何でしたか?」
「今回も貴重な品を揃えてきたわ。ウチの薬品が思ってた以上に売れるから、今度は何時来るんだ?って大変なのよ」
「あ〜、それは何よりですよ。リッカさんのお土産がこれに入ってるんで、後で取り出して下さいね。バックも使って下さい」
と、お土産を入れたマジックバックを手渡す。リッカさんのお土産には酒樽が入ってるのでマジックバックに入れて置いたのだよね。
「えっ?良いの?バックまで?」
「良いですよ。すぐ作れるし…ってかバックよりもお土産に喜びましょうよ…」
「ウフフッ、もちろん後でゆっくり見るわよ。さて、そろそろ報告良い?」
「何か良い情報ありました??」
「うん、直接関係が有るのか分からないのだけど…ここ何年か前に魔素の流れが変わったと。その頃から洞窟に異変が起きた…つまり閉まりっぱなしになったと」
「なるほどね…って事はトールさんの読みが当たってたのは間違い無い」
「トールさんって噂の勇者様?」
「そうですよ。今は俺の作ったトールさん専用の鉄馬で乗馬に出てます」
「あら、お会い出来ると思ってたのに…残念…」
「そのうち帰るとは思うんだけどなぁ。明日にでも連れていきましょうか?」
「そうね〜、アレス君の旅の話も聞きたいしね」
「了解です。今日は三人でどうぞ。オレはちょっとやる事あるんで…」
「分かったわ。明日楽しみにしてるわよ…あっ!お酒入ってるうう!!」
リッカさんはマジックバックの中を覗いてた。お酒であんなに喜んでくれて良かった。念の為に樽にしておいて正解だな。
オレは裏庭で鉄馬のカルタス商会用のを作る。鋼とアルミを使い、骨格は鋼で外皮をアルミで覆う感じ。魔物や盗賊の保護用の【ミラー】の魔法陣と認識阻害で普通の馬に見える様に調整。融雪魔導具はリオールさん用のだけに取り付けた。
コレで依頼の品は作り終わったな。明日はトールさんとリッカさんのお店に行くとしよう。
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