どうやらパーティーが開かれた様です。
お読み頂き有難う御座います!!
ご評価頂けたら嬉しいです!!
「あああぁぁぁあ!…」
オレはデカい風呂に入っている。とても良い気持ち…オッサンの様な声が出ても仕方の無いレベルだ。この風呂に毎日入れるってだけでここに居る価値が有る。
風呂から出ると冷たい牛乳をキューッと飲みたくなるよな。冷蔵庫を置いて中に入れとくかな…。
風呂から上がって部屋に帰るとトールさんが待っていた。
「トールさんどうしたの?もうすぐパーティーだよ」
「うん、今調査に向かってるのって、こないだの蜂先生だよね?」
「そうですよ、それが何か?」
「もし、洞窟が閉まったままだとすると…魔素の具合を調べて貰うのも有りかなと」
「魔素の具合??」
「確か、あの洞窟…月の満ち欠けで開閉するのだけど、何故かと言うと月の満ち欠けで魔素の噴き出し方が変わる事で開く筈なんだよ
」
「ほう、と言う事は魔素の流れが変わる何かが有って魔素の噴き出しが無くなったと言う事ですかね?」
「うん、その可能性も考えに入れた方が良いかもと思ったんだ」
「了解です。『蜂影』先生には今の会話が聞こえてるので、既に魔素の流れも調査している筈なので待てば報告があると思います」
「何と!アレス君のオートマタは凄いな!」
ホントにはウチ優秀なオートマタが多い。それだけ魔導具の書が素晴らしかったと言う事だろう。サターン様様だよな。
オレの帰還パーティーが始まった。
出席はオレとサテランティス、ミネルバさんとトールさん。マイケル兄さんとカノー、ギッデ親方と弟子、カルタスさんと商会の幹部数人、村の村長と役所数人、等々…。
パーティー料理の主役はオレが提供したワイバーンの肉料理である。後はカルタス商会が持ち寄った魚や果物、デザート類。村で収穫した野菜も料理で出ていた。
「ワイバーンの肉は美味いな!」
と、ギッデ親方がカルタスさんと酒を飲みながら楽しそうに話している。
オレは村長と役所の人達の挨拶や紹介など顔を余り良く知らない面子の自己紹介がメインだね。
サテランティスとミネルバさん、トールさんの三人は料理もソコソコにデザート類に取り掛かっていた。ブレない三人である。
ギッデ親方とカルタスさんが俺の所にやってきた。
「アレス!無事に帰ってきて何よりだぜ!」
「親方、有難う。明日には工房にお土産持って行くからね」
「おう!楽しみにしてるぜ!ガハハハ!」
「カルタスさんにもお土産あるから。後で相談事も有るんで…」
「私にまでお土産なんて…お気遣い感謝です…で、相談事とは??」
「うん、実は馬車用と歩行用の融雪装置を作ったんだ。今、『ターディス』で実証実験しててね、雪解けの頃に『ターディス』の村で実験結果や要望などを聞いて来て欲しいの」
「融雪装置ですか?どんな感じなんですかね?炎で融雪とか??」
「いや、魔法陣照射で雪を水に変えるだけ。炎を使うより魔力も掛からないし速度も早いからね」
「なるほど!!それは凄いですね!それを雪深い地域で販売する訳ですね?」
「馬車用のは今のでも行けると思うけど、歩行用のは恐らく屋根にも使うからソコの実験結果や要望が重要かと思う。後はどの位で売れるかかな…。そこら辺もお願いしたいの」
「分かりました。生産の方は大丈夫ですか?」
「そっちはオートマタによる生産を考えてるから安心して。もう頭の中には部品と組み立て方は有るから」
「では雪解けの頃に『ターディス』に向かわせます。向こうにはリオールと言う男が居るので彼にやらせますよ」
「あっ、リオールさんなら何度か会ったよ。あの人なら安心だな」
「おや、リオールに会いましたか?彼には『コックスナル』を中心に連合王国や連邦国の一帯を任せてます」
「じゃあお願いします。あっ、リオールさんに鉄馬をお願いされてたから持って行って貰おうかな」
「鉄馬?あのオートマタですか?」
「リオールさんが是非売ってくれって食いつき気味に言われたのでね」
「なるほど。ウチも欲しいですね、いくら位ですかね?」
「まだ考えてないけど材料次第ってとこもあるね。ミスリル使えば高くなるし、鋼だと錆や重量の問題が出てくる。アルミを使うにしても強度との兼ね合いが出るからね」
「アルミと鋼で行きましょう。錆は経年劣化として考えれば良いですから。値段大事」
「分かったよ。何頭か作っておくよ」
「アレス!ウチも欲しいぞ!」
「親方のトコで必要なの??」
「材料運んだり色々とな。ミスリルはカルタスのトコで運んでくれるが、他の素材は街で売ったり王都に運んだりも有るからな」
「それなら専用の馬車作るか…ちょっと考えとくよ」
「おう!頼むぜ!」
まあ、こんな感じで要望なども聞きながら料理を食べてパーティーを楽しんだ。
翌日はギッデ親方のトコにお土産を持って行った。主に酒なのだけど量が多いから、専用のマジックバックを作って持って行ったよ。
「コレが『タツナミ』で仕入れたお米で作ったんだ酒だよ。コッチが純米酒でコッチが吟醸酒。それぞれ樽ごと買ってあるから先ずは一升瓶ので試し飲みしてね」
「何?米の酒ってのは珍しいな!ちょっと飲んでみるかな!」
親方…もう飲むのかよ…。まあドワーフは酒で生きてるからな。
「こ、コリャあ美味い!!こんなに良い香りがするのか!」
「コッチも飲んでみてよ。香りはこっちの方が良いはず」
「おお!確かにコッチは香りが凄い!甘さもこっちの方が強いな!飲みやすいぞ」
「ツマミも色々と買ってあるからそれで飲みなよ」
「おう!ワリィな!」
「気に入ったのが有ればカルタスさんに言って帰る途中させるよ」
「分かった!そんときゃあカルタスに頼むわ」
親方だと樽も直ぐ飲んじゃうだろうからなぁ…。
親方の工房から帰る途中にカノーと会ったので向こうの屋敷にお土産持って行きたいと言うと、しばらくの間父と母は王都に居るとの事で屋敷に行く事にした。
向こうで早速コックのチャックに香辛料や『タツナミ』で買った醤油や味噌も持って行くとエラい喜んでいたよ。他の皆にも小物入れやらを持って行った。
いよいよミレーナ姉さんにお土産を持っていく。沢山有るからマジックバック用意して行ったからね。
「ミレーナ姉さん!お久しぶりふぇ…」
「お久しぶりじゃ無いわよ!!向こうに行ったら梨の礫じゃないのよ!!」
姉さん…ほっぺたをぷに〜ってやるのは本当にやめて欲しい。
「悪かったよ…でもあの父と母に見つかると五月蝿いからね。姉さんにお土産沢山買ってきたから」
オレはミレーナ姉さんに『タツナミ』で買って来た反物と和小物の簪や櫛を見せるとエラい喜んでいたよ。
「ホントに綺麗ね!反物?っていうの?コレは今度行きつけの店でドレスに仕立てて貰うわ!」
「それが良いよ。振り袖って手もあったけど着付けが大変だからさ」
「アレスが私の事を忘れずにお土産を買って来た事は評価するわよ!でもね〜…向こうに行ってからの分よ」
ミレーナ姉さん…だからぷに〜ってやるのは本当にやめて下さい…マジで!
応援して頂けると中の人は喜びます。
感想やブクマ、ご評価頂けると更に喜びます。
必着!運び屋稼業!ダンジョンの荷物運びます
も連載中です。宜しくお願いします。
https://ncode.syosetu.com/n6437gb/




