どうやら防寒服を買った様です。
お読み頂き有難う御座います!!
ご質問頂きました、ご返信しております。
宜しくお願い申し上げます。
「え~コレで?おお〜!!アレス君映ってる〜!!」
リッカさんテンション高いな…そか、リッカさんカメラ電話初めてか。
「リッカさん、久しぶり〜エルフの村は如何ですか?」
「うわっ!し、喋ってるう〜!!アレス君はどうやってこの中に入ったの?」
前のギッデ親方と同じ反応だね…。
「入ってないよ〜『ロモラモ湖』から画像を送ってるんだよ〜」
「あら!凄い便利ね!エルフの村と繋げて貰おうかしら…」
「あっ、それいいですね!戻ったらやりましょう」
「うん、宜しくね〜。ところでサテラちゃんは元気?」
「うん、元気だよ。おーい!サテランティス!!リッカさんだぞ!!」
ミネルバさんとお菓子を食べていたサテランティスがダッシュでやって来た。
「リッカお姉様!我は元気なのじゃ!!」
「あら、サテラちゃんは髪が伸びたみたいね!元気そうで良かったわ。病気とかしてない?無理しちゃ駄目よ」
「大丈夫なのじゃ!!リッカお姉様、我の同胞達共会えたし、我の姉様にも会えたのじゃ!」
「ホントに?!、良かった〜肉親に会えて本当に良かったわ…」
リッカさんは涙目で喜んでいた。サテランティスを魔女族と再会させられたのもリッカさんの手助けが有ってこそだからね。
「それで会えたサテランティスのお姉さんが大怪我をしててね、それで【エリクサー】を作る為の素材を探してる訳ですよ」
「うん、【エリクサー】って聞いた時は流石にビックリしたけど…それでね、エルフ村のテラー村長がね、月の満ち欠けで開いたり閉まったりする不思議な洞窟の話をしてくれたのよ」
「おお!それ超有力情報ですよ!!」
「ホントに?不思議な洞窟って情報だけで聞き出したから…役に立つなら良かったわ!」
「それで場所は何処ですか?樹海の北側の山ならビンゴですけど!」
「ビ、ビンゴ??…うん、北側の山よ。村長の話だと昔は『ロキサリー山』と呼ばれていたらしいけど。その麓に【月影の洞窟】と言う不思議な洞窟が有るらしいのよ」
有力情報キタコレ!!間違いなくその洞窟だな。【月影の洞窟】か…取り敢えず其処ならオレ達のホームだからね!何とでも出来るさ!
「リッカさん!ありがとう!!其処で間違い無いよ!」
「そう、そうだとするとちょっと問題も有るのよね…」
「ん?問題??」
「実はここ何年か前から、閉まったまま開かなくなったらしいのよ。原因は分かってないらしいわ」
「むむむ…そうか…それはそっちに行ってからだなあ〜。まあ、開かなきゃ開ければ良いだけですよ!」
「ウフフフッ、そう言うトコはアレス君らしいわね。取り敢えず情報はまた集めとくわ」
「無理しない程度に。行ったりしては駄目ですよ!」
「うん。無理だから大丈夫よ。魔物のレベルは知ってるでしょ?」
「了解です。リッカさん、本当にありがとう。テラー村長にもお礼言っといて下さい。此方の素材を手に入れたら直ぐに行きますから」
「分かったわ。因みに次は何処行くの?」
「次は『リギロハス山』の火口に有る【次元の竜穴】に向かいます」
「そっかあ〜ちょっと遠いわね。気を付けてね」
「は〜い。マイケル兄さんに宜しく言って置いて下さい」
「分かった、帰ったら行っておくわ」
さて…閉まりっぱなしになってるのは想定外だけど、場所は掴めたので丁寧に調べるしかないだろう。
こうして有力な情報を手に入れたオレ達は、次の目的地である『リギロハス山』に向かったのである。
『リギロハス山』は【トルキュトス=レーム連合王国】の北側にある【レアム神教皇国】の北方に位置する。【レアム神教皇国】はレアム神を唯一神とした『レアム神教』の国である。遠い昔にこの国の民を救ったと言われている”光の聖獣神レアム”を信仰している彼等は、朗らかな国民性であり意外にも他の信仰に対して寛容である。だが敵として現れた者に対しては命を惜しまずに玉砕覚悟で闘う勇敢な戦士と化す事から”光の狂戦士”と呼ばれている。
積雪も多く、人が住むには厳しい土地だが、この土地にしか生息しない『雪毛羊』の牧畜が盛んで、『雪毛羊』から取れる”雪毛糸”を使った織物はかなり高価で取引される。
この地の教皇は代々優秀な『光の子』と呼ばれる光属性魔法の優秀な使い手で、神に認められた者が引継ぐとされている。
ウチのミレーナ姉さんは超優秀な光属性魔法の使い手だから『光の子』になれるチャンスは有るかもね…まあ、神に選ばれたらの話だが…ただし、選んだら神様もあのお転婆ぶりには手を焼くだろうなぁ…。
【レアム神教皇国】には北ルートの街『アズベル』から北の街道を通り、国境の街『ラヴァンナ』へ向かうのが一般的だ。『アズベル』は小さな街なのでパスして『ラヴァンナ』に直接向かう事にする。此処からは1週間くらいで着く。
『ラヴァンナ』に行く途中から急に空気が冷たくなって来た。
「こりゃあ街に着いたら服を買わなきゃだなぁ〜」
「服を買うのか!!綺麗な服が欲しいのじゃ!!」
「う〜ん…防寒服だから如何なのかな?まあ、街に着いたら探しなよ」
「分かったのじゃ!楽しみじゃのう!」
「アレス様、目的地は此処より寒いのでしょうか?」
「寒いよ〜下手すると雪も降るかもね〜」
「雪ですか…それでは姫様が風邪を引かぬようにしなければ…」
…ミネルバさん、”何とかは風邪引かない”って言うから、サテランティスは間違っても引かないと思うのだけど…。
「ミネルバ、雪とは何じゃ?」
「えっ?サテランティスは雪見た事無いの?」
「雪??知らぬのじゃ!美味しいのか?」
うん、絶対に風邪は引かないな。まあ、そのうち雪は見れるからね。
3日後に国境の街『ラヴァンナ』に到着した頃には結構な寒さになって来ていた。
「う〜ん、やっぱり寒いな〜」
「本当に冷えますね。姫様は大丈夫ですか?」
「我は大丈夫なのじゃ!それより氷菓子はないかのう?」
ミネルバさん…心配するだけ損だと思うの…この姫様は…。
取り敢えず菓子の事は放っておいて先ずは衣服だね。衛兵さんに聞くと良い店が有ると教えてくれた。
「いらっしゃいませ!何をお探しですか?」
「防寒服を探してまして…『リギロハス山』に行くので…」
「えっ?『リギロハス山』てすか?今の時期は積雪が酷くて麓に行くのも大変ですよ!」
「う〜ん、やっぱりかあ…でも行かないと駄目なので良さそうな防寒服下さい。お金は大丈夫ですから…」
と、オレはさり気なく冒険者ギルド証を見せる。
「こ、コレは失礼致しました!それでは当店自慢の防寒服を持って参ります!」
店員さんは奥の方に行ってしまった。ちょっと薬が効き過ぎたかと思ったが、店員さんはとんでも無い防寒服を持って来た。
「コチラが当店自慢の防寒服で御座います。外側の革は”極寒の王者”イエティタイラントの革を極限まで薄くなめしており、動き易く耐久性が高くなっております。また表面の毛は保温、防水、通気、切り裂き、衝撃に強くなっております。内側は『雪毛糸』をふんだんに使った伝統の『レアム織』で動き易く保温性に優れ吸湿と透水性を持っておりますので動き回っても汗やムレを防いでくれます。この究極の二重構造は当店独自の技術で御座います!!」
「買った。上下人数分揃えて」
「かしこまりました!少々お待ち下さいませ!!」
オレってチョロいな…そういえばTV通販とかでジャパ○ットのタカタ社長が現役の頃良く買ったもんな…。掃除機や髭剃りシェイバーとか2つもあったよ…。
後はこの店でアウターとかインナー、帽子と手袋、靴下まで買った。
「有難う御座いました。今後ともご贔屓賜りますように…」
最後にはご店主まで出て来てたよ。そのご店主から靴の店を紹介して貰った。
靴を買ったらいよいよ冒険者ギルドでルートを聞かないとな。情報は大事なのだ。
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